二十歳だった頃

著者 :
  • 晶文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794965509

作品紹介・あらすじ

1970年、私は二十歳だった。高校を卒業し、町の役場で働いていた。職場の人はいい人ばかり。月賦で靴や洋服が買えることも覚えた。地元、岩国は基地の町。アメリカ兵が大勢いる。ベトナム戦争から帰還した者、あす、戦場に行くという者、みんな同じ年ごろだ。-私は、こんなに穏やかで、退屈で、いいんだろうか。ある日、出会ったフィリパ・ピアス『トムは真夜中の庭で』。胸が熱くなってくる。こんなことは今までなかった。母を置いて家を出よう。京都に住んでみよう。今日と違う、何かが始まる-児童文学者が書き下ろす青春グラフティ。

感想・レビュー・書評

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  • ぽつぽつと語られるエッセイ。擬音語や空気感が好き。

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著者プロフィール

1950年、山口県生まれ。
『朝はだんだん見えてくる』で日本児童文学者協会新人賞、『「うそじゃないよ」と谷川くんはいった』で小学館文学賞と産経児童出版文化賞、『ステゴザウルス』と『迷い鳥とぶ』の2作で路傍の石文学賞、『そのぬくもりはきえない』で日本児童文学者協会賞、『あたらしい子がきて』で野間児童文芸賞、『きみは知らないほうがいい』で産経児童出版文化賞大賞、『もうひとつの曲がり角』で坪田譲治文学賞を受賞。そのほかの作品に、『まつりちゃん』『ピース・ヴィレッジ』『地図を広げて』『わたしのあのこあのこのわたし』『ひみつの犬』などがある。

「2023年 『真昼のユウレイたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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