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この作品からのみんなの引用
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見つめることだ。そして考えることだ。自分たちが今何を考えていないかを
― 140ページ -
拉致被害者の家族や遺族たちは、外務省や官邸の冷淡さをしきりに詰り、メディアもこれを攻撃する。そんなニュースや記事に触れるたびに、国家や外交のシステムに、どうして皆これほどに期待するのだろうと不思議になる。冷淡で当り前じゃないか。システムなのだから。
― 252ページ -
ディスカッション終了後、ロビーで地元の映画ファンだという老夫婦に握手を求められた。勇気づけられたわよと彼女は言った。夫は頷いた。彼女は大仰なジェスチャーで天を仰いだ。このクソったれだらけの世界で、クソったれではない意見をしばらくぶりに聞いたような気がするわ。
― 55ページ
みんなの感想・レビュー・書評
タイトルたる所以。
・「表現」とは自分の「フィルター」で世の中を再解釈して、再び場に戻すことと知る。
・世の中の無意識の「憎悪」に気づかず、フィルターを通した世界で思考停止していることに気がつく。言わば「客観」
友達にファン会に参加するほどの森達也ファンがおり、彼女にすすめられて読んでみました。 とにかく「A」「A2」を観てみたくなりました。 野田秀樹の「ザ・キャラクター」は私にとって本当に世界との関わり方として転換点になった作品だったけれど、きっとこの映画も同じように自分が持たねばならない、まさしく「自覚」を教えてくれるのだろうと思った。 でもね、森さん。 森さんは「被写体はオウムだけど... 続きを読む »
ドキュメンタリー映画『A』は様々な見方が出来る映画である。オウムの内部、当局の不正、理不尽な妨害活動…。ともあれ、そこで一貫して描かれているのは、「オウムの内部から見たら日本の社会はこんなにヘンなんだよ」という単純な事実だ。 『A』を監督した森達也も様々な側面を持つ人物である。TVディレクター、作家、映画監督…。そんな森達也による本書は、『A』公開後から『A2』公開に至る彼の心情を綴った... 続きを読む »
「思考の停止は非常に危険」一面だけを見て判断するのは、想像力に欠け、危険。常に頭に入れておきたい。
2010.10.8 図書館。
想像力の欠如、憎悪の蔓延、思考の停止。マスメディアからの情報だけだと全く気づかないよね。いや、マスメディアによってそうなるように仕向けられてるのか。自覚しましょう。
あらがいがたい力を持ったタイトルだ。ちょっとガツンと来る本を読もうかなというくらいの気持ちで読み始めたのだが、すぐにバシバシと往復びんたをくらった気分になり、背筋を伸ばして読んでいった。本当に気がつくと私たちはざらざらした景色の中にいる。テレビをつければ、決まって誰かが誰かを攻撃している。賛美とバッシングはいつも背中合わせでどちらも過剰だ。いったいいつから日本はこんな国になってしまったのだろう。オ... 続きを読む »
いい本だった。同じことを言っている。同じスタンスで、同じ目線で。それを筆者は幾分不満なようだけど、それこそがこの人の特質で、周りが停止している中で自分だけが動けるのはこういう部分が多大にあるんじゃなかろうか、と。この人はとてもとても人間らしくて、それが文章に溢れていて、いい。(08/3/15)
今読んでる。
ここで印象的だった一文を。
「『これは白だよ』とあっさりと断言されたとき、でもよく見ると黒も少しだけ混じっているよと首をかしげながら思うだけで、大げさを承知で書けば、憎悪や殺戮が蔓延する今の世界も、ほんの少しだけ変わるはずだと思っている。」
考えさせられる事 沢山あります。
私達はコレでいいのでしょうか?本当に?
もっと見ることを、知ることをしないといけないのではないでしょうか?
『長いまえがき』と3章と『長くもないが短くもないあとがき』からなってます。
森氏の視点は今の日本に、世界に問題を提起してくれる。
会ってもないのに、知りもしないのに『知ったかぶる』のは如何なものか?
表面だけの上っ面だけで、論理を振りかざしていないか。
なにか に踊らされてないか。
なにか に上手に騙されてはいないだろうか?
とても とても 判りやすく 自分で判断する事 を願っているように思える本。
一度お会いしたことのあるドキュメンタリー作家の森達也さんの本。戦争、殺戮の耐えない現代世界に対して、彼独特の視点から希望の光を当てた作品。
森達也のエッセイ集。『世界が完全に思考停止する前に』に比べるとインパクトが小さいかな。しかし、彼の思想が端的に現れていると思います。
2007.1
この人の本はいつも教えられることが多いと思う。でも読み進めてくと大抵痛くなってくる。ペースが落ちて集中するのが辛くなる。何でかって、そういうことなんだろうな。
自分が漠然と考えていたけれどうまく整理できなかったことを、的確に言語化してくれた人。本書で指摘されている憎悪の構図は今現在も増幅され続けている。恐怖、です。
相変わらずいろんな知識を与えてくれる。知らなかった事実がまたも。(家の近所で昔、関東大震災時に起きた事件について)
<Br><Br> いろんな部分で共感した。自覚的に生きなければならない。誇れる国になるには、国辱史観をなくせばいいんじゃない。とか。<Br><Br>それから、裏部分もいろいろ見れる。メディアの駄目さ加減とかね。






