ブラッドベリ、自作を語る

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制作 : 小川高義 
  • 晶文社 (2012年6月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794967817

ブラッドベリ、自作を語るの感想・レビュー・書評

  • 亡くなったとき購入したものの、そのまま読んでいなかった。作品はもちろん好きだが、読んでいないものも多かったし、作者像にあまり関心がなかったので。

  • はじめまして、ブラッドベリおじさん。といいたくなるような、目の前でしゃべってくれているような気がしてきて、どんどん読み進んでしまいました。私はあなたに夢中でした。翻訳された本をたくさん読みました。
    でも、あなたはそれだけでなく、なんてたくさんの映画のお仕事や、映画の人たちと関わっていたのでしょう。この本には、アメリカのカルチャーや芸術、文化に関わった多くの人が現れます。みんなあなたのお知り合いだったのですね。
    あなたの人生もはじめて知りましたが、それは小説を楽しむためにはあまり重要ではないかもしれません。ちょっとしたプライベートなことですから。
    ただ、あなたがアイディアを得てSFを書くことに、火がついたように夢中になったことを、そして、それは生涯変わることがなかったことを知って、私はとても嬉しくなりました。あなたの作品は、永遠に人の心を動かし続け、あらゆる芸術の願動力になってゆくことでしょう。

  • 高校時代の私は、文豪の作品は授業の中でだけ、若きウェルテルも赤と黒もカラマーゾフも罪と罰もサルトルもボーヴォワールもみな数ページでとっとと挫折する軟弱ものだった。しかし本を読むのは好きで、学校帰りに国立駅前の東西書店に寄るのが日課であった。

    当時夢中になっていたのがレイ・ブラッドベリである。夢みる万華鏡のようなSF作品と、海の霧がかかったようなファンタジーが10代の不安定でスカスカな心にしっくりはまった。

    こんな作品を書くのだから、ブラッドベリ氏はワイエスの絵が似合うような孤高の人、非現実的な人と勝手に思い込んでいたのだが、あらま!なんて普通のおじさんなの。熱狂的な映画フリークだったり、有名人が大好きだったり、不倫していたり。。。むしろディズニーアニメが似合いそうな、お茶目で俗っぽいおっさんだったのである。

    でも彼はやはり天才、生まれながらの作家で、飽くなき好奇心と様々な経験が彼の豊富な引き出しとなり、あれだけの作品を生むことができたのだ。映像的と言えば、ジョン・ヒューストン監督の「白鯨」の脚本も書いていた。子供の頃、テレビで見て印象に残っているが、映像作品そのものにも関わっていたとは驚きだ。

    しかし高校時代、あれだけ夢中になっていたくせに、どんな作品だったかあまり思い出せなくなっているのはなぜなのだろう。大学時代にテニスばかりしていて頭がリセットされたに違いない。なので、改めて読み始めている。もしかしたら10代の自分にも会えるかもしれない。

    彼が話し好きだったことに感謝する人、しない人、両方いると思うが、私は100%感謝する。Thank you!Mr. Bradbury!!

  • <閲覧スタッフより>
    【SF文学諸作品】
    国内外のSF小説黎明期から現代まで、定番を中心に様々な作品を集めました。中には映画化されたものもあります!お気に入りの一冊を探してみてください。

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    所在記号:930.278||フラ
    資料番号:10214276
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  • ブラッドベリの著作をまだ読んだことはないが、有名なSF作家であり、3大SF作家ABC(アシモフ、ブラッドベリ、クラーク)の一人である。代表作は、「火星年代記
    」「華氏451度」「たんぽぽのお酒」など。映画、劇、建築にも造詣があり、ヒッチコックとも仕事をしている。高校卒業後、図書館通いにて自らの作家人生の糧を得た。大学にいっても作家の素養はできないと。将来の教育は、6歳までに読み書きをしっかり教えること。今度は、彼の著作を読もう。

  • 「華氏451度」「火星年代記」「たんぽぽのお酒」などの傑作を生み出し、SFを文学の領域にまで高めた巨匠レイ・ブラッドベリ。政治家のゴルバチョフから映画監督のヒッチコック、ミュージシャンのデビッド・ボウイまで、愛読者は幅広く、現代の文化・社会に与えた影響ははかりしれない。
    本書は、ブラッドベリとその研究の第一人者サム・ウェラーの、10年以上にわたる対話から生まれた。創作秘話、著名人との交遊、愛、信仰、未来予測……、ときに愉快で、熱くて、頑固で、人を驚かせ、愛にあふれる、ブラッドベリの生の姿が記録されている

  • レイ・ブラッドベリへのインタビューをまとめた本。これまでの人生や自著について語る。
    ブラッドベリの名前は以前から知っていたが、小説を読んだことは無い。
    このインタビューを読んでみて、彼の生き方や出会った人々、作品に興味を持った。彼は小説家で詩人でもあり、映画の脚本も手掛け幅広く創作活動を行ってきた。抜群の記憶力の持ち主で、様々な人たちとの出会いの年代、場面、その時に発した言葉、その後の経過など、数十年前の事もつい最近の出来事のように語る。好奇心が旺盛で、友人との関係も良くなったり悪くなったり、とにかく語られるエピソードがとても面白い。時代的には50年代~80年代頃までの出来事が多いので、知らない人物ばかりだが、彼の話を読んで興味をそそられた。
    小説の書き方については、とにかく量を書くことが必要と説く。それとSFというジャンルにはアイデアが必要で、日々のアイデアをストーリーにまとめて毎週一篇、年間52作品も書けば文章修行になるし、自分はそういうスタイルで書いたと言う。1日で仕上げた短編もあるらしい。まあ凡人にはなかなか真似できないけれど、そういう意気込みを持つことが小説家には必要なのだろう。
    インタビューは本と違って、インタビュアーの力量で面白くもなるし、つまらなくもなる。このインタビュアーは長年の付き合いがあるせいか、よくポイントを押えていると思った。芸術を愛するブラッドベリに共感したのは、印象派スーラの「グランドジャッド島の日曜の午後」という絵についての感想である。自分もロンドンのナショナルギャラリーで初めてこの絵を見た時、まるでその絵に吸い込まれるような不思議な感覚を味わったことがある。ブラッドベリもこの絵を見た時にその絵の中に居るような気分を味わったらしく、その部分を読んだ時に共感して嬉しくなった。
    この本をきっかけにブラッドベリをいくつか読んでみたいと思う。

  • もう会えないなんて、まだ信じられない。

  • JR神戸線で芦屋に行く社内で読み終えました。
    昨年だったか忘れましたが、ブラッドベリが逝去されたというニュースを聞いた覚えがあり丸善のサイトでオススメされていたので読みたくなった本です。
    ブラッドベリといえば、昔子どもの頃、中学か高校の頃にSFを何冊か読んだ覚えがあり、タイトルは忘れてしまったのですが、すごくかっこよかったということだけ覚えていました。
    この本はインタビューの内容が書かれてあるのですが、やっぱりかっこいい人だと思います。

  • レイ・ブラッドベリ、『ブラッドベリ、自作を語る』晶文社、読了。6月に死去したSF作家への最後のインタビュー集。名作『火星年代記』、『たんぽぽのお酒』など自作のことから、少年時代の思い出や日常生活まで縦横に語る。五〇年代、赤狩りに抗議する全面意見広告を雑誌に掲載したこともあるとか。

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ブラッドベリ、自作を語るの作品紹介

人生について、愛するものについて、それまでの浮き沈みや冒険の数々、宇宙、執筆、映画、戦争、愛、死、恐怖…20世紀アメリカ文学を代表する作家から光線のように放たれた言葉。「華氏451度」「火星年代記」「たんぽぽのお酒」etc.型破りな創作の力に迫る。

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