カウンセラーが語るモラルハラスメント―人生を自分の手に取りもどすためにできること
- 晶文社 (2012年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794967824
感想・レビュー・書評
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ハラスメント講習で選んだ課題図書。
加害者はピーターパン。被害者はウェンディ。
非常にしっくりくる例えです。
繰り返しが多く非常に冗長な文章だが
何かに偏ることもなくフェアな立ち位置が良い。
事例も多岐にわたるが
実被害者の方がこれを読むと「私も同じ!」
と感じるのではないだろうか。
会社でパワハラ、家でモラハラ。
この本を読み終えた後に思い浮かぶ人が
周りに一人ぐらいは間違いなくいるでしょう。
内容が内容だけに読後感は良くないので★3つ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とてもフェアで、心を取り戻し人生を取り戻すこと、という目的からそれないのがすごい。
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配偶者からモラハラを受けている友人から「読んで」と勧められて(2015年)図書館で借りて途中(71ページ)まで読んで気付いた。
あくまでも個人的感想としてだが、モラハラもパーソナル障害と同じではないか?と。
なぜなら本書の途中(57ページあたり)から、私が知っているパーソナル障害の人間(実家の人間)のやっていることに匹敵するからだ。
友人はモラハラの被害者、私はパーソナル障害の被害者なので途中(71ページ)まで頑張って読んだが、期間内に読みきれず図書館に返却した。
後日また借りて続きを読むつもりで、ずっと「積読」に入れておいたが、もう改めて読む気が無くなったため「未設定」へ変更。
追記:「未設定」があまりに増えてきてしまったので、読み終わってないけど「読み終わった」に登録変更。
2020/12/20 -
やばい。
全部当てはまり過ぎて。。。
以前モラハラの本を借りた時には、誰に見られる訳でもないのに、この本棚に登録も出来なかった私は、間違いなくモラハラ被害者だな…と。
もしかしたら、自分を守るつもりが、私がモラハラ加害者?と思ったり…したーーーっ!
思春期の子供に、遺伝を疑ったり…したーーーっ!!
そうか。これは、子どもが似たんじゃなくって、夫が大人になっていないんだとホッとしたり。
あぁ、やっぱり、自分は自分の人生を取り戻そう。と、強く思った。
これは、一般の人にも広く読んでもらいたいな。モラハラ被害をカミングアウトされた時、対応が違うだろうな…。 -
女性の被害者向け内容。彼氏とケンカして、理不尽なのにいつも自分が謝って、納得いかない、自分ばっかり損をしている気分、変なことが多くあるようなら、もしかしたらモラハラかもしれないよ、読んでみてください。
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モラハラの加害者側と被害者側の行動や心理状態の特徴を把握でき、且つ被害を受けている方にとって励みになる一冊。モラハラ≒ピーターパン(理想の自分世界から抜け出せない)
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お付き合いをしていてとても辛いと感じ続けていた人と決別した際に、心の穴を埋めるように手に取った本でした。
周囲からは「その人ってモラハラ気質じゃない?」と言われ気になり読み進めましたが、該当していた点が散見されました。
本の内容としてはとても優しく、繰り返し被害者に対して気付かせようと一生懸命に言葉を紡いでくれていることが感じ取られました。
モラハラを受けている際に自分の中で感じていた「自分らしくない」という違和感も、この本を読むことで腑に落ちました。
自分の人生を生きて良い、なんて当たり前のことを思い出させていただきありがとうございました。 -
モラオと離れ、その後どのように回復していけばよいか知りたかったので手に取った。分かりやすい一冊。
結局は「自分の人生を生きること」に尽きるのだが、読んだ当初はその結論が物足りなく思えるものの、やっぱりそれが一番だよなと思う。
全編通して「あなたは〇〇になっていきます」というような言い回しが並び、脅されているような気持ちになるので星マイナス1。
モラハラの渦中にいる人にとっては目を覚まさせる内容かもしれないが、離れた人間にとっては昔を思い出して具合が悪くなるおそれあり。 -
モラハラの実態がよく分かる。この本を読んで、一概にモラハラと判断はできないことを知った。一見して被害者に見える人が加害者だったりするとのこと。モラハラかどうかは、簡単に判断できなく、当事者の間の関係性で判断するしかないとのこと。