民主主義を直感するために (犀の教室)

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著者 : 國分功一郎
  • 晶文社 (2016年4月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794968234

民主主義を直感するために (犀の教室)の感想・レビュー・書評

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  • 心優しき哲学者、國分功一郎。
    残念ながら、これまで雑誌に掲載された文章や対談をまとめたものなので「民主主義を直感するために」というテーマに沿って書かれた本ではない。

    デモについて
      柄谷行人「民主主義は代表制だけでは機能しないのであって、デモのような直接行動がなければ死んでしまう」
    デモとは「いつまでも従っていると思うなよ」というメッセージ。だから、デモに参加する人が高い意識を持っている必要などない。ホットドックやサンドイッチを食べながらお喋りしながら単に歩けばいい。お祭り騒ぎでいい。
    単に群衆が現れることこそが重要。


    民主主義にはバグがある(山崎亮氏と対談)
     コミュニティ・デザイナーという職業があることを知った。
    市民運動のノウハウ、行政と正面衝突しない知恵はとても面白い。勉強になった。
    ウィリアム・モリスを読んでみたい。


    変革の可能性としての市民政治(村上稔氏と対談)
     吉野川と小平の住民投票運動を振り返りながらの対談。
    こちらも市民運動の具体的な方法論と地方議会の実態が面白い。

    教員は働きたいのであって、働くフリをしたいのではない(白井聡氏と対談)
     大学運営の実情。愚痴の言い合いになってる。

    辺野古を直感するために
    キャンプ・シュワブゲート前での抗議運動をレポート。
    初めて沖縄に行ったという著者の素直な感激、興奮、怒りが伝わってくる。



    民主主義の基本のおさらいができる本。
    卓越した何かが得られる訳ではないが、ちょっと元気が出る。

  • 民主主義をキーワードにした,様々な論文,書評,対談などをまとめたもの.

  • 「辺野古を直感するために」では思わず胸にぐっと来た。ほんと世の中には理不尽なことが多すぎる。腹をえぐられるような怒りが沖縄の人たちに湧き上がってるのが良く解る。

    辺野古のきれいな海を見に行きたい。

  • 今 こんな時代だから考えずにはいられない
    今 こんな時代だから話さずにはいられない
    今 こんな時代だから話しかけずにはいられない

    今 なにもしないということは
    そのまま加担してしまうことになってしまう

    自らは知らず、自らは考えず、自らは決断せず
    すべて人に委ねてしまい、その指導者が失敗すると
    、ここを先途と非難する。それも、自らは決してその
    責任をとることはない。
    そんな輩にならぬように
    心がけたいものである

  • 2016年08月21日読了。

  • 著者は、デリダ、ドゥルーズの翻訳や『スピノザの方法』等で知られる哲学研究者だが、道路建設の見直しを求める東京都小平市の住民運動に関わるなど、政治的にアクティブな面もあり、その発言は常に注目されている。
    この本は、新聞、雑誌、ウェブサイト等のメディアに掲載された著者の政治的発言を集めたもので、哲学分野のトップランナーであることを忘れさせるほどに素朴な、粗削りの見解を呈する件も少なくなく、親しみやすい。
    ひとりの市民として怒りや違和感を覚える政治課題があるとして、その「直感」を肯定することから思考が始まる。但し、哲学において「市民」とはきわめて論争的な概念だ。すぐに近代哲学史が召喚される。人間社会を理解するための膨大な蓄積と、今ここの「直感」の接続テスト。エラーが出たら、哲学者の出番だ。
    この「直感」の記録を準備作業とした、次なる哲学的探究に期待が高まる。

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民主主義を直感するために (犀の教室)の作品紹介

「何かおかしい」という直感から、政治へのコミットメントははじまる。パリの街で出会ったデモ、小平市都市計画道路反対の住民運動、辺野古の基地建設反対運動……哲学研究者が、さまざまな政治の現場を歩き、対話し、考えた思索の軌跡。民主主義を直感し、一歩踏み出すための、アクチュアルな評論集。

民主主義を直感するために (犀の教室)はこんな本です

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