アイスブレイク

著者 :
  • 晶文社
3.28
  • (4)
  • (14)
  • (21)
  • (7)
  • (1)
本棚登録 : 243
感想 : 29
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794968500

作品紹介・あらすじ

「出会いを仕掛けることで本当の自分に出会う」

ロングセラー『アイスブレイク入門』の本編が登場! 選りすぐりのマニュアルを50収録。
写真、イラスト、図も多数収録。マニュアルでは得ることのできない出会いの技術を奥義として伝授する。アイスブレイク決定版!

アイスブレイクとはワークショップの前段階で見知らぬ者同士を出会わせるレクリエーションや活動を指す。文字通り「氷を打ち破る」すなわち緊張した固い雰囲気を壊すという意味を持つ。

本著はアイスブレイクの技術を習得することによって「出会いの仕掛け人」、アイスブレイカーとなり、社会全体の出会いを豊かにし、社会をよりよい方向に変えていく(デザインする)ことの可能性を模索する。

教育、保育関係者、ビジネス、研修、まちづくり、ワークショップ、街コン、お見合いパーティー、内向型人間等々、出会いについて真剣に考え、出会いを求めるすべての人に贈る。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 仕事柄、ワークショップのファシリテーションをすることが多いので、仕事の参考になるかと思い読んでみた。具体的なアイスブレイクの手法だけでなく、アイスブレイクを行う側の心構えやアイスブレイクそのものの考え方(目的)などについても触れられていて、入門書としてなかなか良質。

    扱われているアイスブレイクのうち、グループで行うものについては参加者同士で手を繋いだり、軽いボディタッチをしたりするものが多い。つまり、コロナ後の今(2020年)においてはやりにくい、あるいはできないものばかりということになる。
    今後、コロナが完全に消失するとは思えず、アイスブレイクも必然的に相手の体に触れずに、もっと言えばPCの画面を介してでもできるようなものが新たに作られていく必要がある。この本に書かれている「アイスブレイクの心構え」をふまえれば、新たな仕掛けを作り出すこともできるだろう。

  • アイスブレイクがなぜ必要か、畏まる必要はなく、日常にもアイスブレイクはある。
    自分でも買いたい本。

  • 完了のコミュニケーション、「いま、ここ」など、人とのつながりに大切な原則がわかる。

    今度、車座でアイスブレイクしてみたい。ネームチェーンや人間ビンコはすぐに取り入れられそう。

    からだをほぐすワークは、物理的接触のハードルが高いかもしれない。また、例にあがっているお題がちょっと古い(今の感覚ではグレーゾーン)ものもあるので、そこは注意したい。(性別や子供の有無を聞くものなど)

  • アイスブレイクの本質について考えられた

    基礎知識と心得が身につけば、目的に応じて自分でも考えられるのかもしれない

    具体的な事例、特に社内会議や研修などで使えるような物を求めて読んでいたから、少しイメージと違った

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99699033

  • どうやってつながるか、つながらせるかの技術。人の本能をどう蘇らせるか。

  • 保護者会とかで使いたくて読んだ。
    具体的なやり方も載っているけど、そればかりではなくて、考え方がわかったのが良かった。

    森のようちえんの人だと思わなくてびっくりした。(森のようちえんは読んでていらいらしたけどこちらは大丈夫でよかった)

  • アイスブレイクのテクニックだけじゃなく、そのウラにある「魂」の部分にひかれました。人の出会いが社会を明るくできたら素敵ですね。そんな出会いを演出できる人に、私はなりたい。

  • グループのアイスブレイクの話がメインで、1対1はあまり想定されてなくて残念。

  • 近年普及してきてきた「アイスブレイク」。
    その中でアイスブレイカー(司会者)をする際のポイントには、以下のようなものがある。


    # アイスブレイカーから積極的に自己開示していく
    参加者の自己開示の量は、アイスブレイカーの自己開示の程度に比例する。

    # アイスブレイカーもゲームに参加する
    アイスブレイカーが率先して自らをさらけ出すことで、他の人もついてきてくれる。

    # 参加者が自ら発言するように促していく
    人は他人から聞いた話よりも、自分の発言の方が記憶に残りやすい。
    アイスブレイカーから説明をしていくのではなく、参加者に「どう思いますか?」と話を振っていくようにする。

    # 参加者のありのままを受け入れる
    意図通りに動かなかったり、協力的ではない人がいても、怒ったりしてはいけない。
    そういう人には、そういう人なりの事情があるもの。


    本書は、アイスブレイカーの心得について解説した本である。
    今度アイスブレイカーをやる機会があるので、参考になればと思い読んでみた。

    が、残念ながら期待はずれに終わった。

    ・すぐ脇道にそれる
    ・目新しい内容がない(当たり前のことばかり)
    ・ゲームも(今となっては)見慣れたものばかり

    と、内容が薄いように感じる。
    ためになった部分も、無いわけではないが…。

    正直、あまりオススメは出来る本ではない。

全29件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1965年生まれ。京都大学教育学部卒業 京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了(教育学専攻)。博士(学術)。現在 岐阜大学教育学部教授 岐阜大学教育学部附属小中学校統括長(併任)。単著に『環境教育という〈壁〉:社会変革と再生産のダブルバインドを超えて』(昭和堂 2009 年)、『アイスブレイク:出会いの仕掛け人になる』(晶文社 2014 年)ほか。編著に、『環境教育学』(法律文化社 2012年)、『環境教育学の基礎理論』(法律文化社 2016年)ほか。

「2023年 『環境教育学のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

今村光章の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×