こんなまちに住みたいナ: 絵本が育む暮らし・まちづくりの発想

著者 :
  • 晶文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794968753

感想・レビュー・書評

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  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99772406

  • 書名が示すような雰囲気で「おばぁちゃんのきおく」講談社など 絵本の書評集の体裁を整えている。前書きなどとても哲学的な文章になっている。絵本だからこそ、イメージで伝わるメッセージがあり、著者の好みはそこにあるらしい。「真面目・勤勉・管理」という日本社会の病的習慣を離れて、台湾風(筆者は台湾大学講師でもあった)な感受性で生きていこうと薦めている。
     陳耀昌著作など台湾を舞台にした小説を読んだ夜の夢見が楽しかった経験からすると、こういう生き方が長生きの秘訣という気がする。金ぴかの貴族趣味の政治家が「科学技術立国」を舵取りして、単なる銭勘定政治だったことが露呈した時期を経験すれば、右脳重視のリベラルアーツ志向を絵本という具体的方法で打ち出しているのは敬服に値する。1冊、2冊と少なくても良い。本書を下敷きにした大人の読み方で絵本を紐解くことが大切。農地争族物語ばかりのまちが違って見えること請け合いだ。

  • コミュニティデザイン論というよりは、絵本論です。
    違うタイトルの方が、読み手のマッチングがうまく行くような。。。
    (生意気をごめんなさい

  • コミュニティデザイン論というよりは、絵本論です。
    違うタイトルの方が、読み手のマッチングがうまく行くような。。。
    (生意気をごめんなさい...)

    絵本愛がすごいです!

  • ・コミュニティビタミンが、潤沢に詰まっている表現媒体が絵本。
    ・Laughは、快の笑いであるのに対して、Smileは社交的なほほえみ。
    ・「子ども時代を持つ権利」
    ・心が柔軟になるための絵本。絵本は子供のためのものというのは、絵本の力を見くびっている。

  • ちょっと何言っているかわからない。

  • 前作は、もっと建築や都市計画を視点にしていたように思うのですが、今作は絵本論になっていて、ちょっとガッカリ。
    普通の絵本論になってまーす。

  • 本書は、「笑い」、「楽しみ」、「あいだ」という視点の3章建てで、最初の「笑い」の生き方編は、触れ合う、そして分かち合う楽しさが主題。この章の絵本たちの多くは貸し出し中。2章の「楽しさ」の住まい・まち育て編は暮らすこととまちのかかわりが主題。そして3章の「あいだ」のコミュニティ編は、まちの中で出来事を通じた人と人の触れ合いが主題。2章と3章は、ほほえましくも考えさせられる大きい子供たち(に加えて大人向け)の絵本たち。
     絵本という、限られた枚数の絵と、最小限の文章、でもじっくり絵を見ていると、いろいろ発見がある。そして最後には笑みが。

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著者プロフィール

1940年、大阪生まれ。工学博士。日本におけるコーポラティブ住宅や住民参加型のまちづくり研究・実践の第一人者。専攻は生活空間計画学。
みずから撮ったスライド写真と名調子による「幻燈会」が各地で大好評。またの名を「まち育ての語り部」。千葉大学教授をへて、2003年4月よりNPO法人「まちの縁側育くみ隊」代表理事。05年より愛知産業大学大学院教授。
意味ある小さな出来事の連続と人びとのゆるやかな変容が、やがて構造を再編成していくという「まち育て」の仮説のもとに、人間・環境相互浸透論、ハウジング、コミュニティ・デザインを中心とした研究と実践をかさねている。受賞多数。

「2006年 『【びじゅある講談】おもろい町人(まちんちゅ)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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