プログラミングバカ一代 (就職しないで生きるには21)

  • 晶文社
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本棚登録 : 215
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794968869

作品紹介・あらすじ

プログラミングの力で世界を変えようとしている男の波瀾万丈、抱腹絶倒の記録! 5歳のときのコンピュータとの出会い、天才プログラマーの称号、パーソナルコンピュータの父=アラン・ケイとの邂逅、そして「人類総プログラマー化計画」の野望! ユビキタスエンターテインメントCEOが描く、プログラミングと人類の未来をめぐっての壮大な物語。

感想・レビュー・書評

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  • 一気に読んだ。最後の章、A.K.との邂逅から、あとがきまで、あつかった

  • 面白かった!ある一面の日本のIT発展史を垣間見せてくれるような。いまはなくなってしまったブログ「shi3zの長文日記」ファンだった身にはたまらない一冊でした。学校では理解者を得られず、塾の先生に「これから先の人生はあなたは自分自身のためではなく、あなた以外の大勢の人を幸せにして、みんなの未来をつくるのよ」と言葉をかけてもらい、コンピューターにのめりこみ、3Dプログラミングを極め、パソコン雑誌に連載を持ち、マイクロソフトに入り、森栄樹という最大の理解者を得て、デザイナーとエンジニアとリーダーをかけあわせたアーキテクトとなり、"ゲームを遊ぶ人々は、決してOSを触っているのではない。ゲームソフトを触っているのだ。ということは、人間の真理があるのは、むしろOSではなく、ゲームを通じて動かされる人間の心の方なのだ"とゲームに大きな関心を寄せ、”ゲームはなぜ、ひとの心を掴むことが出来るのか。それを僕は、携帯電話でゲームを作って確かめてみたいんです”とのめりこんでいく。そこから会社をつくり、enchantMOON、enchantJS、moonblockと立て続けに発表したあたりは目の当たりにし、ついにはあのアラン・ケイにも会いにいき、と。"同じ道を往く者に対してできるのは愛情を向け、励ますことだけなのだ。実際にその道を歩くのは、自分自身でなくてはいけない。それが未踏領域、本当の意味のフロンティアである。"◆血沸き肉踊る半生記。実話をもとにしたフィクションと思ってくれればとのことだったけど。

  • 清水さんの本は何冊か読んだことがあって、普通の方かと思っていたが、本書でとんでもないものすごい人だということが認識できた。初期のドワンゴ社内で作ったという「デキタX」というアプリはとても面白い発想。経歴の生年を見ると、清水さんと同時期に同じ大学に通っていたのかも。

  • 天才プログラマーと呼ばれた著者の半生記
    日本のPCやゲームの発展の歴史も並行して読み取ることができる
    著者の考えでは、PCの可能性であるGUI、ネットワーク、プログラミングの内で
    iPadなどでは最後のププログラミング可能性だけは完全に無視されている
    ビジュアルプログラミング言語を用いて全てのユーザーが自分で欲しい機能をプログラミングできることが、次の発展への大きな一歩となるだろう

  • 初期衝動と同じ感覚のまま
    大人になるなんてことはできないし、
    生き続けられない。

    そういう意味で清水亮氏は流れを読むのが上手い。
    自己評価は社長としての能力はないが
    口のうまさ、大ボラを吹いて信じさせる能力は
    ピカイチだと。

    それこそITやAIという未踏のジャンルでは
    必要な素質なんだろう。

    ただドワンゴがつくられるまでや
    bio_100%という自主制作ゲームを作っていた人々が
    のちに‥‥‥など
    有史のこぼれ話としては大変興味深いし参考になるが

    一般的といっていいのか
    誰しもが知りうるものまでを彼はつくりえてない。

    i mode時代の釣りスタや
    ドワンゴとしての形跡(ニコニコ動画の方ではなくゲームや企業案件)なので評価がしにくい。


    彼が経営者として謳っていることと
    プログラマーとしてアーキテクトとして語ることに
    どうしても齟齬が生まれてしまっていて
    どちらの正しさもあるからこそ
    そこが何とも口惜しい。

  • 20180204読了。

  • 天才と言われた(というか天才だと思う)プログラマーの回顧録。
    子供のころから現在までが書かれていて、読みやすかった
    これからAIとかコンピュータというものがさらに社会、生活に入ってくるうえで、人がコンピュータを理解、使っていくにはやはり知らないとだめだなと感じた。

  • 元から清水さんのブログを読んでいたから、ある程度知っているつもりだったけど、この本を読んで圧倒された。同じく「人類を進歩される」という目標に向かっているつもりでも、そこまでに積み上げた努力や実績の差に圧倒されて、自分の小ささを思い知った。
    ぼくは今から清水さんのようにも、最終章で出てきた高校一年生の未踏プログラマーにもなれないけど、人類を進歩させる一つの役割を見つけて、演じきりたい

  • 激動のIT時代を生きてきた著者の生き様はとても面白かったです。天才と言われることでその呪縛から逃れられなくなるが、しかしそこから這い上がる様はとてもエネルギッシュで、プログラミング云々は別としても、著者の人間性はとても魅力的でした。

  • 著者の本は読んだことがあるが、どのような人かこの本を読むまでは知らなかった。プログラミングの持つ魅力、可能性が痛烈に伝わってくる。読み物としても面白い。

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著者プロフィール

日本学術振興会特別研究員

「2022年 『「予科練」戦友会の社会学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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