謎床: 思考が発酵する編集術

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制作 : Dominique Chen 
  • 晶文社 (2017年7月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794969651

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謎床: 思考が発酵する編集術の感想・レビュー・書評

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  • 現代社会の情報の渦の中でよりよく生きるためには、情報をつなぎ合わせ物語を紡ぎ出す編集力が必要だ。本書も莫大な情報量を読者に投げつけているという意味で、情報社会の縮図となっているが、異なるのはすでに二人の大いなる知性によって「編集」されているということだ。歴史上提唱された重要概念と議論を(おそらく卓球くらいの速さで)対談という時間軸に投射することで、現代に適合した議論へと変容させ、時には創発を起こしている。このような「編集」は、どのように生み出されるのだろうか?AIに彼らのような会話が可能なのか?この「謎」を解くために本書の中でもっとも重要と感じられたのは、ホロンのような相反した二面性/異スケール性/物語抽出可能なネットワーク構造を備えた“東洋的な“思考というものをどういった具体的技術に落とし込めるかという議論であろう。著者らは解決方法への希望を、タイトル「謎床」に込めている。腐ると発酵するは糠床しだい、「謎床」しだい。「謎床システム」とは対照的であるのがフィルターバブルという二極化を生み出すシステムであるのだが、これは現代の情報メディアの大多数にすでにビルトインされている。我々は、日々利用するツールによって偏った思考をもつ人間として家畜化されているという自覚を持たねばならない。本書は、より人間らしく、自由な思考力を手に入れるために「謎床」を持ちましょうという問題提起である。そして謎床のGUIはまだ発明を待っている。

  • とてつもなく大きな知の塊に全力でぶつかっていく、そんな感じ

  • ドミニクさんに話を聞いてから、発売を心待ちにしていた一冊を読んだ。情報の書が世に溢れるなか、思考の書は貴重。発酵と腐敗の"あわい"で、学際的に知を有機化すること。最適化ではなく、思考そのものを目的にする思考をもっとしていかなくては。

    フラジリティ、発酵と腐敗のあわい。
    オントロジック・サイエンス。
    学際性、有機化、
    情報ではなく、思考の書。

  • 二人の奇才のインタラクションが発酵し
    読み手の思考が刺激される。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784794969651

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謎床: 思考が発酵する編集術の作品紹介

300年、眠っていた聖書、
86400秒、眠らないネット。

門外不出、他言無用。
直伝で継承される編集術とは。

情報はどう育まれ、多様な変化を起こしていけるか?
ITと編集力が融合すると何が生まれるか?
日本文化にはどのような「謎を生み育てる床」があったのか?
連想と発想の応酬から切り開かれる、
「ジャパン・プロセス」を巡る究極のヒント集。

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