フランクル心理学入門: どんな時も人生には意味がある

著者 :
  • コスモス・ライブラリー
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本棚登録 : 111
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784795223639

作品紹介・あらすじ

フランクル心理学の全体像をはじめて正しくかつわかりやすく説くと共に、自己発見や癒しにどう使い、学校現場や企業でどう使えるかを説いた恰好の入門書。

感想・レビュー・書評

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  • p113 自分の人生には、どんな意味が潜んでいて実現されるのを待っているんだろう。私は自分の人生から、何をなすことを求められているんだろう。
    p113 三つの価値領域を念頭に置き、それを指標として、自分の「実現すべき意味」、自分の「なすべきこと」を探してみて欲しいと思うのです。
    創造価値 あなたの人生では、何があなたになされるのを待っているでしょうか。
    体験価値 あなたの人生では、誰があなたを必要としているでしょうか。
    態度価値
    p121 人生のルールも、どんなことをしてでも勝つことは求めていないけれど、戦いを決して放棄しないということは求めているはずだ
    p207 フランクル心理学での問い 【とても大切!!!】
    p288 滝沢克己、八木誠一、久松真一

  • ナチスのユダヤ人収容施設での体験を描き、絶望のなかでも人間の尊厳を貫く姿勢を示して多くの人びとに感動を与えた『夜と霧』の著者ヴィクトール・フランクルの実存分析を、わかりやすく解説している本です。

    著者は本書のほかに『知の教科書 フランクル』(講談社選書メチエ)を刊行しており、そちらでも本書同様、フランクルの生涯や主要著書についての解説をおこなっています。ただし実存分析の解説は、本書のほうがまとまった記述になっているように思います。

    「付論」には、フランクルに対する批判とそれに対する著者自身の考えが述べられています。とくに滝沢克己のフランクル批判に立ち入ってその意義を説き明かし、同時に「人生の意味」と宗教性をめぐる問題について考察をおこなっている箇所は興味深く読みました。

    文章も平易で読みやすく、「フランクル心理学入門」として優れた内容の本だと思います。

  • 途中 専門的なことが書いてあり難しかったが、とてもいい本だと思います。

  • この本のおかげで心理学に興味をもてた!

  • 2005

  • 本当に自分を生きるということは自己実現では全く無いということを教えてくれます。
    アウシュビッツをすごしたフランクルの言葉は重いです。

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著者プロフィール

筑波大学人間学類卒業、同大学院博士課程修了。英国イーストアングリア大学、米国トランスパーソナル心理学研究所客員研究員、千葉大学教育学部講師、助教授を経て、明治大学文学部教授。教育学博士。日本トランスパーソナル学会会長、日本カウンセリング学会認定カウンセラー会理事、日本生徒指導学会理事。臨床心理士、上級教育カウンセラー、学会認定カウンセラーなどの資格を保有。テレビ、ラジオ出演多数。著書に『カール・ロジャーズ カウンセリングの原点』(角川選書)、『フランクル心理学入門 どんな時も人生には意味がある』(角川ソフィア文庫)、『はじめてのカウンセリング入門 上 カウンセリングとは何か』『下 ほんものの傾聴を学ぶ』(ともに誠心書房)、『思春期のこの育て方』(WAVE出版)、『50代からは3年単位で生きなさい』(KAWADE夢新書)など多数。

「2022年 『プロカウンセラーが教える 1on1コミュニケーション入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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