いま、殺りにゆきます

著者 :
  • 情報センター出版局
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本棚登録 : 179
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784795801462

作品紹介・あらすじ

『このミステリーがすごい!2007年版』第1位受賞作家が贈るホラー小説の金字塔。見知らぬ相手から突然、殺害予告を受けた女性の恐怖を描く表題作。 愛犬の足が何者かにより一本ずつ折られていく「だんだん少なくなっていく」。電車内で理由もなく乗客を殴り続ける暴漢が現れる「おら男」。深夜の山中で 立ち往生したカップルに凶徒が襲いかかる「峠で壊れて」。著者が綿密な取材をもとに悲劇に巻き込まれていく人びとを描いた36話を収録。修羅が支配す る、地獄と化した現代を描写する実話恐怖短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 文字数少なめで、ぐちょぐちょの血肉の割合も小さい。意味不明な行動を受けた人の実話を元にしてるらしいけど、本当に犯人の思考が読めなすぎて、人間であるはずなのに宇宙人のような読めなさで、だけど確かに人間が明確な意思を持って、悪意を持って行っている行動で、うーん、怖いなぁ。

  • グロさにも種類があるが、平山夢明のグロさはスカッとグロ、後に引かないグロだと感じるので読みやすい。グロ苦手な私でもいける。

  • とにかく気持ち悪い話をたくさん読みたい人にお勧めです。
    ミステリー的な面白さはありません。
    とにかく、イヤーな気持ちになります。

  • 触診 幻肢痛 一升瓶 静かに狂いながら暮らしていた 串打ち 凍った断末魔の蠅がたまに卵を産み付けやがるんだよ 体液に塗れた小さな蛆 ブリーダーから犬を薬殺する薬を譲り受け 青龍刀 線香花火 火玉が滴のように膨らんでいた マヨネーズの成分が傷ついた子宮を腐らせる事があると告げた ピアノ線 もう一歩遅ければ切断されないまでも筋肉や神経組織が破壊され機能を失っていたか動脈が切断され失血死していたかもしれないと言われた パグは足が構造的に他の犬より弱いらしいんですよね 腹巻き 本能的に死を感じている ココロは三ケ月後に死んでしまった ミキサーの刃が指輪に当たった 一皮剥けば中身は石器時代のサバイバルと変わらない うさ憂さ 取材費の精算 既に瓦解状態 手練手管てれんてくだ 鉈なた 実話恐怖短編集

  • スルスルと読了。お化け、幽霊とか全く関係無いところがメチャ不気味。こんなことあるわけないと思うよりも、「あるかも」を前提に生きようと思わせられた。で、実際どれだけ実話に根付くのか興味深々。というか怖すぎ。

  • ・・・とにかくキモくて不快・・・。
    いやだーーー。。
    でも2も読む・・・。orz

  • よくここまでの悪意、と言うか、殺意を想像出来るものだと。

    レビュー見て、興味出たので借りて読んだが、
    隙間時間に読む様な楽しさもなく、後味悪いし、メッセージ性も無いので、読むの中断。
    買わなくてよかった

  • あぁ、読まなきゃよかった…怖いよ!
    怖くてしょうがない。
    どうしよう。もう一冊買っちゃってるんだよなぁ

  • 怖くて迂闊に出掛けられなくなりましたよ。人間の狂気は街中至る所に隠れていて、他人を傷つけるチャンスを窺っているのです。うっかり狂人の餌食にでもなった日にゃあ……(汗)私、階段も後ろから突き飛ばされるんじゃないかと本気で怯え、手すりに掴まらないと降りれないですもん。

  • 平山夢明さんのインタビュー形式のホラーはもう読まないって思ってたのに、図書館で気づかずに借りてしまった。
    読んでみたら、この前読んだのより面白い。というかグロい。他短編の原案かもと類推できる話もあった。
    インタビュー形式、読まず嫌いせずに読もう。

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著者プロフィール

1961(昭和36)年、神奈川県川崎市生まれ。法政大学中退。デルモンテ平山名義でZ級ホラー映画のビデオ評論を手がけた後、1993年より本格的に執筆活動を開始。実話怪談のシリーズおよび、短編小説も多数発表。短編『独白するユニバーサル横メルカトル』(光文社文庫)により、2006年日本推理作家協会賞を受賞。2010年『ダイナー』(ポプラ文庫)で日本冒険小説協会大賞を受賞。最新刊は『俺が公園でペリカンにした話』(光文社)。

「2023年 『「狂い」の調教 違和感を捨てない勇気が正気を保つ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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