いのちはどこからきたの?: 9歳までに伝える「誕生」のしくみ

著者 :
  • ゆびさし
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本棚登録 : 73
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784795843721

作品紹介・あらすじ

「性」が商品化され中絶・性感染症の危険が多い今、どうやって子どもたちに性教育をすればいいのか? バース(出産)コーディネーターが、人格や自尊心、命の尊厳を子どもたちに伝える「正しくロマンチックな」いのちの教科書。巻末には親子で読める絵本つき。

感想・レビュー・書評

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  • 子どもにいのちの事をどう伝えればいいか、普段からどうコミュニケーションをとればいいのか等、色々勉強になりました。

  • 三葛館一般 367.9||OB

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=41203

  • 性教育への見方が変わった。子どもとも共有していきたいと思った。

  • 性に関心を持ち始めたり、生理など体の変化が起き始める前に、事前に自然に伝えておくことが必要。学ぶ環境を整えることの重要性を感じる。
    国の方針とは異なるが、現実は不必要に誤解をまねく情報のシャワーをあびている子供。正しい知識を伝えていくカリキュラムに修正されていくべきという意見に賛成。もしくは家庭など学校外に場所を設けていくことにも賛成。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    児童への性犯罪・中絶・性感染症から守るだけでなく「自分が大好き!」な自尊感情あふれる子を育む著者独自開発の「伝え方」メソッド。「話さなくていい」から「話したい!」へ変わる新時代の性教育。巻末に、親子で楽しめる絵本付。

  •  長男は小学校2年生で、学校で性教育をうけているらしい。なるほど、そこでいろいろな言葉を知ってきているのだ。私が小学生の頃には、学校では一切なかった事である。そんなこともありつつ、この本を読んでいった。

     読みすすめていくと、どうもバースエデゥケーションというのは、もちろんながら単なる性教育ではなく、食育や、夫婦関係、人間関係などを含め、生命教育ということだ。
     ここ近年、初めての性的経験は、ますます若年化してきており、性感染病や、望まない妊娠も、大幅に増えているのだそうだ。エイズは、私が十代の頃から話題になりだしたものの、感染率から考えると、ほぼ関係のない病気だと思っていたが、現在ではAC公共広告機構が「見えない連鎖」として、アピールするようになってきているほど楽観視できない状況になりつつある。
     性的経験の若年化は致し方ないとしても、それにより若い命が危険な病気におかされ、子供を産めない体になったり、命を落とすような事になることは、絶対体に避ける必要があると思う。
     少し以前の、男が外で働いて、女は家で家事と、子育てに専念するという家族構成は、高度経済成長における政府の政策だったのだということが書かれていた。男は外の仕事に特化し、家では何もせず休み、また外で高度経済成長のために惜しみなく働くという構造になっていたのだそうだ。
     現代の若者について、社会状況などを把握するため、そして何より命の大切さを伝える手法を学ぶためにも、一読頂きたい本である。

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著者プロフィール

バースコーディネーター。1987年の初産時から出産準備教育を学び、03年、妊娠出産知識を学ぶバースセンス研究所を、05年、日本誕生学協会を設立。10年、開発した「誕生学(R)」が『現代用語の基礎知識』に載る。

「2016年 『キャリアと出産』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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