うたかたの愛は、海の彼方へ (ガッシュ文庫)

著者 :
  • 海王社
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本棚登録 : 75
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796400640

感想・レビュー・書評

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  • 日本史は大好きだけれど中世の歴史には弱い私には、どうやってもファンタジーにしか読めなくて、後で検索する羽目となりました。いろいろ勉強不足ですね。
    調教と言いながら愛を語るアンドレア。嫌いじゃないけれど、甘くないか?歴史だから結構優しくしてあるのかな。
    それと、二人が離れた後のレオーネの人生についても興味あり。わくわくしますが、番外編とかでちょっとほしいかも♪

  • 元従者×海軍の勇将(伯爵家)

    ベネツィア貴族の主人公は、秘密裏に招いた敵国オスマントルコの死者と対面して驚く。
    自分と兄弟のように慕った、そして4年前に戦死したはずのかつての従者だった。
    敵国の死者である元従者は、ベネツィアの不手際を盾に「スルタンへの捧げものにする」と身体を要求してくる。

    誤解が憎しみをうみ、またお互いの立場がそれを容易にはとけないようにがんじがらめにして…というまあ、いわゆる「愛憎劇」ですね。
    とはいえ、きれいな街並みの描写や、エロ描写にはもう感服です。
    欲を言えばお兄さんの描写が少ないこと(仕方ないけど)、そして想いが通じてからの描写がもうちょっと欲しかった!!
    ページ数多いんで仕方がないんですけどね・・・。

    アラブものとはちょっと違うんですが、なかなかにいい作品でした。
    海外貴族ものとアラブものの中間といった感じですね。

  • 軍の指示にしたがってかつて兄のように慕っていた従者を見殺しにした美貌のべネツイア貴族のレオーネ。戦死した筈のアンドレアが何故か敵国の使者となりレオーネの前に姿を現す。
    数々と起こる不運な出来事に、美貌の軍人レオーネはその身体をアンドレアに差し出さなければならなくなり。
    「ずっと夢みていた。おまえに最高の屈辱を与える日を」
    そういってアンドレアはレオーネを蹂躙する。
    二人の壮絶な過去に切っても切れない血の重さを感じました。
    高階先生のべネツイアンブルーの表紙の二人が印象的です☆

  • カプの愛憎がじっくりと掘り下げられていて読み応えがありました。当初は、受けに酷い仕打ちをする攻めの姿に、どこかに伏線はないのかと救いを求めてましたが、一切なかったですね。見事なほど。そこまでの憎しみを受け、それでも自分は愛のために生きようとする受けが潔かったです。華籐さんの美しい文章と高階さんの美麗イラストがベストマッチングで作品の世界をさらに盛り上げてくれてます。綺麗な顔して策士な兄もなかなか面白そうな人物なので、彼で続編希望。そこにカプのその後もあれば!

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