ゼロの獣 (ガッシュ文庫)

著者 :
  • 海王社
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本棚登録 : 101
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796401005

感想・レビュー・書評

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  • ヤンデレ鑑識×鬼畜刑事
    すごく面白かったです。

    警察内部という特殊な環境下でのお話で、サスペンス要素も含まれててすごく好みピッタリ
    警察用語(?)とかも細かく散りばめられてて。

    徐々に受けがおちていく感じがたまりません。
    あと攻めの言葉攻めも見どころだと思います(笑)

    何より攻めが鑑識官っていうのが素晴らしかったです。

    ただ2人ともがたいがいい系なので、ガッチリした感じが苦手な人は最初にパラパラッと読んでからじっくり読み始めるといいかも。

    カバー下は読み終わってから忘れずに読もうね!

  • フェア買い。天才鑑識官・飛高×捜査一課刑事・浅海。華藤さんを一冊読むのは初めてかな。腐敗された警察、キャリアな兄、殉職した親友への想い… と面白そうな設定だったんですが、淡々と読めてしまったのが残念です。イマイチ主人公2人に魅力を感じられなかったのもあるな。お兄さんの方が気になった

  • ここでカバー下というタグを見つけなければSSを見つけることができなかったでしょう。まずは、こんなタグをつけてくださった方に感謝です。ありがとうございました。
    さてさてこの小説なのですが、シリアスサスペンスラブ?というカテゴリーなのでしょうか。面白かったのですが、恋愛小説を楽しむというよりも、警察官として犯人逮捕への道のりをドキドキしながら読むというのが、この作品への私の読み方でした。なんといいますか、あまりラブというものは感じませんでした。
    というのも、ここでこうした方が萌えるのに…というのはありましたが、そういう方向にはいかず。ただ、だからこそリアリティというか、生々しさがあってよかったのだと思います。
    あとは、朝海兄のサブストーリーはにやにやしてしまいました。これをサブに持ってきたところがなんとも拍手な一冊。もしかしてリンク作品あるのかもと思いながらも、これ一冊で完結されてたらそれはそれでおいしいなぁと思いました。

  • 面白かった!なかなか色々複雑な関係も入っていて気になってどんどん入り込んでいきましたね。 元鑑識が今じゃ捜査一課ってのもいいし、キャリアを蹴ってのっていう設定もすごく面白いですよね。

  • 天才的鑑識×毒舌敏腕刑事、疵を負う男たちのあやうい駆け引き

    麻薬に絡んだ連続殺人事件の捜査を続ける内に
    暴力団と警察官僚がどうも怪しいと気づいた朝海。
    朝海の兄もまた警察官僚で鑑識、飛高は兄の情報屋らしい…
    兄は飛高を使って何を探ってるのか?
    4年前の親友の死は!!
    真相を知った時、朝海の身に危険が!!←お約束(笑)

    これはイラストの高階先生が好きだから買った本
    イラスト萌え♪

    でも捜査一課の鬼…って言われても鬼って気がしなかったし
    毒舌っても無理してしゃべってる様な印象が…そこら辺は違和感 (;^◇^;)ゝ

    目つきの悪い受けって言っても
    美形なのでそんな風にはとても見えないよ(〃艸〃)ムフッ

  • 大作!!
    作者さんの気迫や、意気込みが、読んでいて伝わってきた!(気がした…)

    BLラノベというよりも、一般の小説のような文体・雰囲気。
    BLというジャンルだから面白いのではなく、ひとつの物語として面白い。しっかりとした重厚なストーリー。受の心に残っていた親友へのわだかまりに対してのどんでん返しも良かったし、最後すべてが腑に落ちる。
    巧みな構成で、伏線の張り方もとてもうまく、感激した。

    キャラクターメイキングもうまい。
    鬼畜と怖れられている攻っぽい受も良いし、攻もかなり変わった性格と経歴の持ち主で良いキャラしてる。セリフまわしもいい。セリフのひとつひとつにいちいち萌えさせられたり、笑えたりする。

    絵も合ってるしうまいし、とてもレベルの高い一冊。

    男女間の恋愛の延長線上でも、少女漫画の延長線上でもない。
    男同士のオリジナルな関係が示されているこういう作品が好きだ。

  • 変態ドS鑑識×鬼畜刑事、すごく好みのカップル!!
    口が悪い、素直じゃない、獣な受って良いねぇ。笑
    恋愛と事件の配分や流れも自然でバランスが良く、テンポよく読めた。
    この二人のやりとりは読んでいて微笑ましい。(特にカバー下のSS!)

    次はぜひ、受(朝海)のお兄さんに幸せになってほしいです。

  • 結構時間をかけて読みました。読み応えのある作品。捜査一課の鬼といわれている朝見は親友だった同僚を事件で亡くしていて、彼への想いを胸に仕事に没頭していたがそんな時、天才的な鑑識、飛高が現れる。彼は友達にそっくりなばかりか、ある事で脅されて身体を許してしまう。
    俺様で目つきも悪い朝見の方が受けだったので面白かった。
    家族とも折り合いが悪く、失った親友への想いを抱えている朝見は愛に飢えていたのでしょう。不器用な彼が最後に飛高に大好きだった祖母とよく行った公園でご馳走しようとしたカフェのお汁粉屋が閉まっていて、雪が舞う中「ああ、元気でな。」と別れを告げた後のシーンが切なくてたまりませんでした。
    こういう作品は、誰にも邪魔されない冬の夜にじっくり読みたいです♪

  • 獣×獣というか攻×攻というか個人的ツボにハマるカプでした。攻めが年下で敬語、受けが凶暴ってのもポイントで♪警察が舞台のお話も、一連の事件を追う過程で、警察内部の闇や刑事・朝海の親友の死の真相へと繋がっていくサスペンスな展開で面白かった。クールな攻めに見える飛高の執着が美味しいと思っていたら、意外な本質が見えてきてさらに美味しく!カバー下SSでその本質が全開モードでニヨニヨ。ただ、ヤンデレといった印象はなかったですが(笑)終盤、朝海の兄も魅力的だったので、彼のスピンオフが読みたい!

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