龍と竜 ~虹の鱗~ (ガッシュ文庫)

著者 :
  • 海王社
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本棚登録 : 103
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796401531

感想・レビュー・書評

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  • 桑原水菜みたいな作家さんかな・・
    アクが強くて、ふるくさいエロと手あかのついた
    フェティシズム。新鮮味も何もないやくざと美男の
    カップル。50間近の超悪極道といたいけ中学生っていうのがインモラルだけど、萌えない。
    マクロビオティクス講釈と外食産業の闇の話が延々
    続くのには閉口。

  • 年の差にもヤクザにも抵抗なく、私は面白く読めた。
    黒崎医師のキャラも好きだ。

    ただ、イラストが初期のほうが上手かった気がする。。
    画風変わった云々じゃなく、ヘタになってしまったのかな?

  • あーっ、もう本当に次郎ちゃんのバカバカバカ、阿呆たれ!!
    颯太の最初は次郎ちゃんがもらうんじゃなかったの?!
    うーっ!!!
    何でもカラダでケリつけようとしないでよ次郎ちゃんのバカたれーっ!!
    大人の問題に子供は太刀打ちできないけどさっ。
    もう今更しょうがないけどね。
    これからは颯太を大事にしてよね、次郎ちゃん!!
    って一応ヤクザものだからな…

  • 次郎と颯太の一途愛です。この二人、年の差もありすぎだし、そもそも颯太は愛され甘やかされてきたお子ちゃまだったんですよね。
    大人の、それも次郎のような893の親分であるオヤジの生き様を理解するには、相当の覚悟が必要だというのは一目瞭然。
    そんな次郎を独占したくて、愛されたくて、小悪魔ぶりも発揮したり一生懸命だった颯太ですが、ある日黒崎との濡れ場を目撃してしまいます。
    ショックを受けた颯太は、ここからとても投げやりで自暴自棄になってしまうんです。ちょっと反抗期も入っているかも。

    もともと、相手が次郎というのは歓迎できないなと思っていました。愛がないから大丈夫とか、ビジネスだからという理由で、絶対に平気で他の相手も抱いてしまいそうです。インテリ893っぽい龍一郎とは違って、まさしくザ・893という感じの次郎です。しかも下品www
    そんな次郎ですが、颯太への愛情は彼なりに深く揺るぎないものがあるんですよね。ほんとにかわいがっているからこそ、大人になるまで手を出さないと決意してたところは認めます。
    しかし、颯太には手を出さないけど、Hそのものは我慢してないんだな。
    そんなオヤジのサガが、未熟な甘えっ子の颯太には理解できなくて、悩んだまま5年も抱え込んでて、ちょっと切なかったですね。かわいそうでした。

    でも、そんな颯太に的確なフォローをする龍一郎と竜城に安心できました。いいファミリーです。
    年頃の子供の扱いを、龍一郎と竜城夫婦?が893なりにきちんと向き合って乗り切っているのに、なんだか温かい気持ちになってしまいました。
    まあ、黒崎と逢引きしていた次郎を褒められはしないけど、大人の男のそれもコワモテ893に浮気はないだろうと思うのがおかしいですよね。龍一郎だってギリギリの線をいってるし。
    そこの諦めがついて、それでも愛されているという自信とプライドが持てた時、立派な姐さんになれたということでしょう…
    そこをきわめているのが、竜城なんだなとあらためて感じました。

    生々しい感情や情交がてんこ盛りで、かと思えば笑わせるシーンもあって、思わずのめり込んで読んでしまいました。

  • 背徳のマリアのセルフ手術シーンがフラッシュバックのように襲ってくるため、綺月さんを敬遠しておりました。登場人物がリンクしてますが大丈夫でした。
    出来あがったカップルの話だからこうなるのも仕方ないよね。
    事前にもっとひどい話を想像し過ぎたので読後はホッとしました。

  • 13歳の頃に気持ちを打ち明けてから5年間、身体を繋げる事はなかったけれどずっと次郎を愛してきた颯太はある日、同級生で颯太に想いを寄せる真藤と偶然にも次郎が組の医者である黒崎を抱いている現場を目撃してしまう。「裏切られたんだ、騙されたんだよ。」という真藤の甘言に乗ってしまった颯太は愛する次郎ではなくて真藤に身を任せてしまい。。。
    ずっと好きでその想いを抱えて信じてきた気持ちが砕けてしまって、自暴自棄になる颯太です。それを我が儘だと言われればそれまでですが、18歳になったらと信じてきたのに、好きな人が別な人を抱いている現場に遭遇すれば捨て鉢にもなるってものです。
    颯太が居なくなって、危ないところを皆に助けられた時の竜城の
    きっぱりとした叱り方が心に沁みました。
    終わりよければすべて良し、ですがしかしこのカップルの年の差は50−18。。。愛は強し♪〜

  • ショタがダメなので颯太の次郎に対する甘ったるい媚に嫌悪感が捨てきれずこのまま続いたらどうしようかと思っていたら、颯太が大人の現実を知ってしまって以降はじっくり読ませてくれました。5年間ずっと苦しみ、自分を傷つけ真藤を傷つけ、でもそれは逃げているだけに過ぎず、どこまでも甘ったれの颯太。それをバッサリと切った竜城のセリフがとても胸に響きました。やっぱ竜城はいいなぁ~!それにしても、攻めが他の男を抱くというエピが他作家含めて先月と今月の新刊で3作目。地雷の人も多いというのに何故なんでしょうね~

  • BL小説を探していた時に出会った龍と竜シリーズ・・
    次はいつかいつかと待ちわびていた作品でした・・・・
    あと少しでラストのとこまで来ているけど・・・・・・・・・・

    以外にこんな展開なんだ・・・・・・って感じ。

    第2作目の幼稚園ソウタにメロメロにされた私は
    どんな大人のソウタに出会えるか・・・期待と不安で・・いっぱいでした。

    うん・・・・・・・やっぱりジローちゃんは・・
    ソウタにメロメロ・・評価4はストーリーの内容が少し・・--

  • (あらすじ)
    兄に育てられた寂しがりやの颯太は
    凛々しく美しい青年へと成長した。
    子供の頃から可愛がってくれる
    市ノ瀬組組長の高科次郎が大好きで、
    次郎もまた恋人として颯太を愛してくれた。
    しかしある日、次郎が別の男と抱き合うシーンを目撃してしまう。
    「Hは大人になってから。それまで絶対浮気しない」
    と約束していたのに。次郎に裏切られたと悲嘆にくれた颯太は…?

    (感想)
    コレは読む人の意見が分かれるな~
    私は、やっと颯太とくっついたから、
    もう少しラブラブ多めで読みたい感じだったので
    余計に次郎に腹立ってるかも~っ。


    確かに、確かに次郎と颯太がくっついてラブラブで終了~
    なんて思ってもいないですよ(一応ヤクザものですし)
    だけど颯太、颯太の初めてが~っ!!
    すべて、じろちゃんが悪いんだんーっ(><)

    そりゃね、まだ13歳のコドモを相手にしてるんだから
    他に体だけの関係があるのも分かるさ。
    特にこの世界はある意味特殊。
    セックスも仕事(コミュニケーション)のうちだろうさ。

    でもね~黒崎は、なんか違うだろうと私は思うんだ。
    確かに組おかかえ医師かもしれないけど
    次郎おまえ流されてるだろう!!
    最後黒崎を抱いたとき、ちょっと自分に浸ってないか?!

    確かに颯太にしてみたら黒崎相手でなくても浮気されて
    傷ついたかもしれないけど…
    (私は黒崎以外ならここまで次郎にイライラしなかったな…)

    なんだかんだで颯太が18になるまで次郎からのアクションはなく
    颯太がみんなを巻き込んで、自分の甘えを確認し
    1歩オトナになったところで次郎と結ばれたって感じかな。
    次郎も一応組長だからね、きれいな事ばかりじゃないさ
    これからその全てを颯太が受け入れて、また大人になるのかな。
    (でないと次郎と一緒にはいられないだろうし)

    一番割りにあわないのは、やはり真藤?!
    かわいそうだけど、これからいい男に成長すること間違いなし!!

    あ~っ、もう少し次郎×颯太のラブラブが足りないので
    同人誌でもいから次郎が颯太にデレデレになってる話が読みたいですっ!!

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