- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796401531
感想・レビュー・書評
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年の差にもヤクザにも抵抗なく、私は面白く読めた。
黒崎医師のキャラも好きだ。
ただ、イラストが初期のほうが上手かった気がする。。
画風変わった云々じゃなく、ヘタになってしまったのかな? -
あーっ、もう本当に次郎ちゃんのバカバカバカ、阿呆たれ!!
颯太の最初は次郎ちゃんがもらうんじゃなかったの?!
うーっ!!!
何でもカラダでケリつけようとしないでよ次郎ちゃんのバカたれーっ!!
大人の問題に子供は太刀打ちできないけどさっ。
もう今更しょうがないけどね。
これからは颯太を大事にしてよね、次郎ちゃん!!
って一応ヤクザものだからな… -
次郎と颯太の一途愛です。この二人、年の差もありすぎだし、そもそも颯太は愛され甘やかされてきたお子ちゃまだったんですよね。
大人の、それも次郎のような893の親分であるオヤジの生き様を理解するには、相当の覚悟が必要だというのは一目瞭然。
そんな次郎を独占したくて、愛されたくて、小悪魔ぶりも発揮したり一生懸命だった颯太ですが、ある日黒崎との濡れ場を目撃してしまいます。
ショックを受けた颯太は、ここからとても投げやりで自暴自棄になってしまうんです。ちょっと反抗期も入っているかも。
もともと、相手が次郎というのは歓迎できないなと思っていました。愛がないから大丈夫とか、ビジネスだからという理由で、絶対に平気で他の相手も抱いてしまいそうです。インテリ893っぽい龍一郎とは違って、まさしくザ・893という感じの次郎です。しかも下品www
そんな次郎ですが、颯太への愛情は彼なりに深く揺るぎないものがあるんですよね。ほんとにかわいがっているからこそ、大人になるまで手を出さないと決意してたところは認めます。
しかし、颯太には手を出さないけど、Hそのものは我慢してないんだな。
そんなオヤジのサガが、未熟な甘えっ子の颯太には理解できなくて、悩んだまま5年も抱え込んでて、ちょっと切なかったですね。かわいそうでした。
でも、そんな颯太に的確なフォローをする龍一郎と竜城に安心できました。いいファミリーです。
年頃の子供の扱いを、龍一郎と竜城夫婦?が893なりにきちんと向き合って乗り切っているのに、なんだか温かい気持ちになってしまいました。
まあ、黒崎と逢引きしていた次郎を褒められはしないけど、大人の男のそれもコワモテ893に浮気はないだろうと思うのがおかしいですよね。龍一郎だってギリギリの線をいってるし。
そこの諦めがついて、それでも愛されているという自信とプライドが持てた時、立派な姐さんになれたということでしょう…
そこをきわめているのが、竜城なんだなとあらためて感じました。
生々しい感情や情交がてんこ盛りで、かと思えば笑わせるシーンもあって、思わずのめり込んで読んでしまいました。 -
13歳の頃に気持ちを打ち明けてから5年間、身体を繋げる事はなかったけれどずっと次郎を愛してきた颯太はある日、同級生で颯太に想いを寄せる真藤と偶然にも次郎が組の医者である黒崎を抱いている現場を目撃してしまう。「裏切られたんだ、騙されたんだよ。」という真藤の甘言に乗ってしまった颯太は愛する次郎ではなくて真藤に身を任せてしまい。。。
ずっと好きでその想いを抱えて信じてきた気持ちが砕けてしまって、自暴自棄になる颯太です。それを我が儘だと言われればそれまでですが、18歳になったらと信じてきたのに、好きな人が別な人を抱いている現場に遭遇すれば捨て鉢にもなるってものです。
颯太が居なくなって、危ないところを皆に助けられた時の竜城の
きっぱりとした叱り方が心に沁みました。
終わりよければすべて良し、ですがしかしこのカップルの年の差は50−18。。。愛は強し♪〜 -
ショタがダメなので颯太の次郎に対する甘ったるい媚に嫌悪感が捨てきれずこのまま続いたらどうしようかと思っていたら、颯太が大人の現実を知ってしまって以降はじっくり読ませてくれました。5年間ずっと苦しみ、自分を傷つけ真藤を傷つけ、でもそれは逃げているだけに過ぎず、どこまでも甘ったれの颯太。それをバッサリと切った竜城のセリフがとても胸に響きました。やっぱ竜城はいいなぁ~!それにしても、攻めが他の男を抱くというエピが他作家含めて先月と今月の新刊で3作目。地雷の人も多いというのに何故なんでしょうね~