神官と王の切なき日々―神官シリーズ番外編集 (ガッシュ文庫)

著者 :
  • 海王社
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本棚登録 : 82
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796402316

作品紹介・あらすじ

男らしく猛々しい王・羅剛と、神官でありながら羅剛の妃となった冴紗-二人が、切なくお互いを渇望した過去の日々…。羅剛と冴紗の出逢いや、引き離される前の幸せな少年の頃、また、冴紗を大神殿に上げねばならぬ羅剛の苦しみ等々、本編では語られていない、それぞれの時間。細やかな感情に彩られた珠玉の短編集。雑誌掲載短編や、商業誌未発表作を収録。書き下ろしもあり!羅剛と冴紗の苦しくも甘やかな日々はここから始まる-。王と神官のファンタジックラブロマン、シリーズ番外編。

感想・レビュー・書評

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  • (感想)

    番外編だけど泣きっぱなしの1冊!!

    神官シリーズ短編集なんですが、
    本編のストーリーを別目線からとか後日談とか、
    とにかくこれも満足な1冊。

    特に羅剛王の母親のお話は泣けた~っ!!
    今まで自分の母親が自害した理由は
    自分のせいだと思っていた羅剛ですからね。
    確かに羅剛の「せい」というか「ため」の自害だったのですが
    どれだけ前王は最低の人間だったのかと腹が立ってしょうがない。
    永均に対しての切ない想いとかも胸が痛いです。

    あとは冴紗の1代前の聖虹使のお話。
    今の冴紗は現王と遠回りしたけれど結ばれた関係ですが
    この時代は結ばれなかったお話。
    王にはすでに妃のある身。
    本当に本当にあと少しだけ出会うのが早ければ…

    冴紗の両親のお墓のお話もとにかく泣けるのいっぱいでした。

    この本が出てからそろそろ2年?
    新シリーズ読みたいですーっ!!
    あの暑苦しい羅剛王に会いたーい!!

  • 番外短編集です。
    挿絵は一切無しなので、挿絵目当ての方は要注意。
    とはいえ、シリーズものなので、ずっと買ってきてる人が買うんだろうけども。

    個人的には永均の話が一番せつなかった。
    BLじゃないし、とツッコミいれられそうですけども、非常によくできたお話になってました。
    その他にも、やきもきやきもきと、相変わらず導火線の短い攻様と、相変わらず御麗しい受様も十分堪能出来、満腹。
    短編て難しいですけども、この本は非常に読み応えあると思います。

  • 尊いお腰の剣でお馴染みの神官シリーズ番外編です。

    カプ( 王×神官 )
    ストーリー(ファンタジー)
    オススメ度 (★★★★)このシリーズの購読者であれば。
    ハッピー?( YES )
    肌 色 度 (★★★)

    あとがきにもありましたが、このシリーズは、続刊のようです。

  • 番外編いいですね。裸エプロンも可愛いです。書き下ろしも好きです

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著者プロフィール

初単行本は1993年『天にとどく樹』(白泉社・花丸ノベルズ)。
(同書は海王社・ガッシュ文庫で復刊されている)
代表作は『石黒和臣氏』シリーズ(白泉社・花丸文庫)、
『神官』シリーズ(海王社・ガッシュ文庫)など。
シリアスからダークエロス、ギャグなど、その作風は幅広い。
個性豊かで印象的なキャラクターと、ドラマチックな物語展開が魅力。
シリーズ化した作品多数。

「2013年 『アイラ ~許されぬ想い~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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