- Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796404525
感想・レビュー・書評
-
2007年の作品と知らずに読みました。初めは少し読み辛かったですが、中盤からは一気でした。三角関係ものって今ひとつ好きになれなかったのに、この作品は別。三人それぞれの重い過去がもつれあって、でも、受けはきちんと答えを出して新たな一歩を踏み出していく姿をみてほっとしたり。冷たい当馬くんにもラストで惹かれてしまった!ドロドロではありますが、私は好きでした^^
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ラピス文庫同タイトル作品の新装版です。政界もので、お気に入りの作品。内容は殆ど同じなんですが、なんと、イラストが大注目の笠井あゆみセンセなんです。もう、エロスがあふれ出まくっております…表紙もすごく淫らで、危険水域。もしかしての使用後ティッシュまであるし!ただ、口絵がなかったのが残念すぎる…ガン見です。
目玉は、超ラブラブ書き下ろしと笠井センセのあとがきラブラブイラスト。
そして、小冊子全サです。
あらすじと読みどころポイントは、旧作品で熱入れまくりでレビューしていましたwww
「とても臨場感にあふれていて、代議士同士のかけひきも見応えがあります。いつも思うのですが、センセの作品は五感を隈なく刺激してくる気がします。音とか、匂いとか、鮮明に感じてしまう。」と書きましたが、ほんとこれに尽きます。
キャラにすごく存在感があって、生々しい立体感があるんです。
ひたすら彰良を想い続け、忠誠を尽くす椋一の姿が切なく痛々しいな…と思ってしまうんですが、そんな椋一に四堂がかけた言葉がすごかった。
「己を投げ打って、とことん尽くす。それは政治家の秘書として最高の美点だ」と前向きな評価するんです。すごい。さらには、「だからこそ、仕える人間を間違えるな」と戒めることも忘れません。何度読み返しても、いいセリフ。
彰良も昔は椋一の味方だった時期もあったのに、どこで間違えて汚い大人になってしまったのか、切なくなります。でも、いくら彰良に望まれてくっついたとしても、絶対にこの先ずっとかけ引きの道具扱いされますよね。
料亭濡れ場の襖を開けたら、緋毛氈、絹の寝具がドーンみたいなの、常套でお約束なのに、あっといわせるチャレンジャーなプレイで一味も二味も違っているところがすてきです。
書き下ろし「sign」は、またものすごいラブラブプレイが登場しています。身体の内側にサインって…腰砕けになりました。