秘恋は咎に濡れ (ガッシュ文庫)

著者 :
  • 海王社
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本棚登録 : 147
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796404525

作品紹介・あらすじ

「お堅そうなくせに、ずいぶんと情の深い孔をしている」与党議員・藤末彰良の政策秘書を務める椋一。彼にとって従兄の彰良は絶対的存在で、かつては性の道具にもなっていた。その彰良の汚職ネタを政敵の野党議員・四堂匡鷹に握られる。四堂の新聞記者時代の弱味を探り当てて交渉に赴いた椋一は、彼の逆鱗に触れ、身体を蹂躙されてしまう。以来、たびたび四堂に抱かれることになるが、荒々しくも彼の愛撫は甘やかで、いつしか男の熱を心地よく感じるようになり-。

感想・レビュー・書評

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  • 2016/09/24
    政界、与党議員・藤末彰良と政策秘書を務める椋一。
    彰良は自分の目的のために、秘書を使う。
    秘書の椋一は育った環境があまり良くなく、また彰良に恩義もあり、彰良こそ絶対的な存在となっており、彰良に良いように使われている事を見ようとしない…

    そんな秘書を開放し、外の世界を教えてようとする、野党議員・四堂匡鷹。

    結構ベタなストーリー展開。
    そしてハッピーエンドな結末。

  • 旧版未読。政界もの、彰良への盲目的な愛に縛られていた椋一、そんな彼の前に現れた敵政党の四堂。四堂に近づけば近づくほど、自分の中で気持ちが動き出すのを止める事が出来なくなっていく… 彰良の歪んだ愛と四堂のまっすぐな愛、対照的な2人の間にいる椋一の気持ちの変化が自然で、四堂を選ぶシーンはキュンとした。そして濃厚な練乳のようなエチシーンはさすが!! 書き下ろしのサインプレイといい、沙野さんだな…と 最後まで楽しめました

  • こういう話大好きなんだと、改めて思った。
    政治絡みだけど読みやすいし、涼一(受)の生い立ちが辛いしいいように使ってた彰良は酷いけど、対峙した会話から彰良は彰良で苦しんでた昔から政治の波に飲まれ人が変わったんだろうなぁって、全てが嫌に思えなかったし。
    何より、四堂(攻)!!強引で俺様で手酷く追い込むのに、その実丁寧な気遣いだったり仕事の面で認めてたり。
    ものっそい良い男!!出来る男で強引で優しいとかホント大好き!

  • いやぁ~心の鬼畜くん小躍りの1冊。
    笠井絵師万歳!口絵ないですが、この表紙絵だけでも鼻血止まりません(´ノi`)

  • 最初は読むの疲れるけど(政治関連用語が多くて^^;)途中からは一気読みでした。

    野党議員・四堂匡鷹×与党議員の政策秘書・椋一。
    政治の話が色々と難しかったけど要は椋一が自分の仕える議員、藤末彰良と匡鷹の間でよろめく話^^;
    正直、椋一にイラっとするところもあったけど過去の事を思うと仕方が無いのかなーと。四堂が優しかったり鬼畜だったりと緩急つけて椋一の心を動かし手に入れてからも同じようにして椋一を幸せにするんだろうな〜と思う。
    ラストのある物で書くサインプレイ((´艸`*)) ほ〜これはこのように使うことも出来るのね、と((´艸`*))
    挿絵の笠井先生は変わらず色気のあるステキな絵で描き下ろしのラブラブなふたり♡イイ!www

  • 2007年の作品と知らずに読みました。初めは少し読み辛かったですが、中盤からは一気でした。三角関係ものって今ひとつ好きになれなかったのに、この作品は別。三人それぞれの重い過去がもつれあって、でも、受けはきちんと答えを出して新たな一歩を踏み出していく姿をみてほっとしたり。冷たい当馬くんにもラストで惹かれてしまった!ドロドロではありますが、私は好きでした^^

  • なにか、どこかで読んだようなストーリーでした。
    笠井さんの挿絵とねっとりエロシーンで読み切った感じ。ちょっと読み疲れました。 
    最後の最後にお揃いのアレでお名前ぷれいってwwww
    そこだけは新鮮だった!wwww

  • さすが沙野さんの作品。
    濃厚さが違いますよね~ごちそうさまでした。

    秘恋で咎ってのがじわじわ来る愛のある作品。さて、秘恋だったのは結局誰だったのでしょう。

  • 前のも持っていますが好きな話だったので今回も買いました。
    攻めが受けを大好きな所が相変わらずいいです。爺さんとの場面は絵で見なくともよろしいかと。

  • ラピス文庫同タイトル作品の新装版です。政界もので、お気に入りの作品。内容は殆ど同じなんですが、なんと、イラストが大注目の笠井あゆみセンセなんです。もう、エロスがあふれ出まくっております…表紙もすごく淫らで、危険水域。もしかしての使用後ティッシュまであるし!ただ、口絵がなかったのが残念すぎる…ガン見です。

    目玉は、超ラブラブ書き下ろしと笠井センセのあとがきラブラブイラスト。
    そして、小冊子全サです。

    あらすじと読みどころポイントは、旧作品で熱入れまくりでレビューしていましたwww
    「とても臨場感にあふれていて、代議士同士のかけひきも見応えがあります。いつも思うのですが、センセの作品は五感を隈なく刺激してくる気がします。音とか、匂いとか、鮮明に感じてしまう。」と書きましたが、ほんとこれに尽きます。
    キャラにすごく存在感があって、生々しい立体感があるんです。

    ひたすら彰良を想い続け、忠誠を尽くす椋一の姿が切なく痛々しいな…と思ってしまうんですが、そんな椋一に四堂がかけた言葉がすごかった。
    「己を投げ打って、とことん尽くす。それは政治家の秘書として最高の美点だ」と前向きな評価するんです。すごい。さらには、「だからこそ、仕える人間を間違えるな」と戒めることも忘れません。何度読み返しても、いいセリフ。
    彰良も昔は椋一の味方だった時期もあったのに、どこで間違えて汚い大人になってしまったのか、切なくなります。でも、いくら彰良に望まれてくっついたとしても、絶対にこの先ずっとかけ引きの道具扱いされますよね。

    料亭濡れ場の襖を開けたら、緋毛氈、絹の寝具がドーンみたいなの、常套でお約束なのに、あっといわせるチャレンジャーなプレイで一味も二味も違っているところがすてきです。
    書き下ろし「sign」は、またものすごいラブラブプレイが登場しています。身体の内側にサインって…腰砕けになりました。

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