獣・壊滅 (ガッシュ文庫)

著者 : 綺月陣

• 海王社 (2016年5月28日発売)

感想・レビュー・書評

[まきりんこさんの感想 · 2023年12月31日]

「獣」2巻目。

久堂の過去の話『覚醒』、そして廉との壮絶な『破滅』がもう凄すぎて絶叫すらも出来なかったです。
廉がまさに言葉通り「獣」と交わってしまう事で気も狂う程の究極の「愛」に目覚め、それを読みただただ呑まれてしまいました。

恐ろしく恐怖の中にありながらも久堂を愛することの出来る廉もやはり「獣」であったと。

『破滅』での一矢では満足出来なかった久堂が少し分かるかも。

『破滅』のこの後の2人がどうなったのかが気になります。
次巻を早く読みたいと。

残り2編はなんかもうバカップルな2人で楽しかった。

では次巻「獣・煉獄」へ行きます。

[じゃねこさんの感想 · 2021年2月25日]

久堂さんが鬼畜、獣として降臨すりお話から始まるわけですが、とにかく怖いぃぃー！！！のに、堪らないぃぃー！！とアタクシの性癖ズキュンズキュン刺激されまくりましたっ！
智司くんへの想いが暴かれ、獣になった久堂さんを人に戻せるのは廉さんだけなのねー
昔の恋人、雅也から裏切られ闘犬に犯される廉さんなのですが、どうしてこうも辛い思いをしなきゃならないのかと・・・
18歳の遊びたい自由になりたい欲求に耐えられなかった罰にしては酷いぃぃーと思いつつも、興奮はマックスなアタクシは変態さん
最後のシーンが本当に神々しくて。
禍々しい神々しさを想像してしまいまして、涙しましたの。
こんなに暴力的で思いやりの欠片さえなさそうな描写なのに、とにかく愛なのです、二人からは愛しか感じ取れないんですのよ。
この表現力は本当に感嘆なのですわ。無茶苦茶なのに、清らかなのです
二人にしかわからない、二人の間においても理解できないお互いの恋情が魅力なのですわ。

そして、なんと以外にも久堂さんがお料理上手で、実は平常時は物凄く甲斐甲斐しくスパダリさんなのが発覚して益々惚れちゃうのですが、スイッチはいると暴走しちゃうのがたまに傷ですねぇ

[henoheno893さんの感想 · 2016年6月6日]

ピアス版既読。シリーズ第二弾。三人称になったから？文体が読みやすくなった！痛いエロ・流血表現とかほぼフィスト、ダメじゃない人どんと来いな人にはおすすめです。
大型ワンコ竜神丸も健在、そして装い新たにタコ参戦！鮪にタコ、このシリーズも飯ウマグループでした。…雅也はワンコ以下だな…。おまけのサービスショット、眼福でした〜。全サも申し込んだし、お楽しみはまだ続く、あと２巻あるよ！楽しみ！
…イモタコ南京ってなんだろ？

[ayan2014さんの感想 · 2016年5月29日]

痛いはずが（いや、痛いですが）、それほど衝撃を受けなかった。ピアスを読んでたから？
でも土佐犬はないわ〜〜。