九十九 (GUSH COMICS)

著者 :
  • 海王社
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本棚登録 : 72
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796409315

感想・レビュー・書評

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  • 民族ちっくな衣装がたまらん…!!しかも半獣とか。お箸の話、もっとじっくり読みたい…っ。三つ巴と思わせといて…憎い演出だな~

  • 虎さんはネコだから顎をコスコスしてあげればこっちのもんだな、と思いつつ読んでた。少しダークファンタジー感のあるものもありつつ、でも距離感の近いカップルたちにほっこりします。

  • いや、正にグッと来た。文句なしで五つ星。もし、評価が星表記でなく、点数表記なら、間違いなく、90点台だ
    琥狗ハヤテ先生のストーリーは、マヂに私好みでありがたい
    ここで書く感想の表現として適切なのかは自信ないけど、端的に良さを語るなら、「ヌける」だろう
    全体的に、くどすぎない、けばすぎない、それでいて、しっかり自己主張をしてくる妖艶さが漂っており、胸が苦しくなる
    ノンケの男性でも、興奮云々は抜きにして、一種の恋愛漫画として没頭して読めるだけの質が確かにあるな、と私は感じた
    そんな正道なラブストーリーを支えているのが、絵柄だろう。エロさの半分以上を、この濃いめの絵が生んでいる、と言っても過言じゃない
    線は割かし細めに引かれているのに、脆さを感じず、弾力性がある。その軟らかい絵柄が、ストーリーの起承転結に弾みをつけており、読みやすさが増している
    ストーリーの基軸は、ファンタジーだ。ヒトと九十九神の種族の差を何ら気にしない、正統派の両想い系。
    ジャンルこそ違うが、浜田よしかづ先生の『つぐもも』の友情面に胸が熱くなる人は、こちらの甘い空気も受け入れられるんじゃないかな
    どれもエロさと清純さのバランスが、よく取れており、甲乙は付けがたい。恋愛の要素に濃淡はあるにしても、基本的にはハッピーエンドで終わっている。個人的な好みでなく、作品としての完成度で選ぶのであれば、前後編の「それでもいいの」だ。タイトルの九十九からは、やや逸れている内容ではあったが、主人公のナジャが、自分の異能から生じる苦しみを受け入れ、自分のキモチから逃げなかった点は涙ぐみそうになる
    この台詞を引用に選んだのは、ナジャの背を押してくれたものなので。人が強くなるには、まず、自分の中にある「弱さ」を知らねばならない。ちょっとした事でブレてしまう、自分の迷いやすい点を認めてこそ、不動心は得られる。揺らいでこそ、悩んでこその人。自分との対話の末に得た答えは、正に人生の中で価値あるモノになる

  • 九十九の年を超える頃「命」を宿したという九十九神たちのシリーズ。ひとの御魂を食べる「たまのくら」のお話とモバイルデバイスのソウのお話が良かったです。今の御時世、壊れたら、飽きたらと直ぐに買い換えてしまうけど、直しながら大切に使っていく事も大事な事だよなぁと思いました。もうひとつの作品、育ての兄のような存在・ヒドラ×精霊の目となるシャーマン・ナジャのお話も好き。ナジャが可愛く、ヘタレなんだけど格好いいヒドラと楽しく読みました。

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著者プロフィール

9月14日生まれ、大阪在住。「あやしの君の恋煩い」(リブレ出版)にてデビュー。
力強い画力と繊細な心理描写で人気の漫画家。現在、数社にわたり作品を連載中。

「2016年 『左遷も悪くない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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