花束を抱く女

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著者 : 莫言
制作 : 莫 言  Mo Yan  藤井 省三 
  • JICC出版局 (1992年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796604710

花束を抱く女の感想・レビュー・書評

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  • ときおり、ふと思う…はたして文学は、
    絵画や音楽のように芸術的な表現であるのだろうか…?と、
    有限の言葉から選び、並べているだけではないのか…?と、
    もちろん絵画表現は、新たな色を創ることとは違うのだろうけど…

    ならば、これまでに、数知れず使われた言葉を並べながらも、
    誰も見たことのない地平が拓けたとしたなら、
    やはり文学も充分に芸術的な表現となるのだろう。
    本作を読みながら…そんなことを、つらつら考えていた。

    ノーベル賞受賞の知らせを聞き、手にした本書…
    莫言(モーイエン)の短編集だ。
    「透明な人参」「蠅・前歯」「花束を抱く女」の3編を収録。
    これまで出逢ったことのない表現が、確かにあった!

    たとえば…口づけする男の心情…

    ―長雨のときの生産隊飼育小屋のあのグラグラと沸き立つオンドル、
     竈のそばで鳴くコオロギの歌、石の桶のそばで飼料を咀嚼する
     カサカサという音、ラバがブルルと鼻を鳴らす音、鉄の鎖が
     石桶にガチャリと当たる音…
     すべてが彼の感覚の内に響きわたっていた。

    ボクは、こうした風景の中で暮らしたことはないのだけれど、
    でも、どこかで出逢ったような感じがする…おそらく、
    そうした未知の世界を既視に変えてくれるような、
    世界中の人に響く表現なのだろう…じっくりと味わいたい本だ。

  • 確かに、ガルシア・マルケス的

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花束を抱く女はこんな本です

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