Cの福音

著者 :
  • 宝島社
3.42
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本棚登録 : 216
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796610643

作品紹介・あらすじ

コカイン密輸の鮮やかな手口、コンピュータ・ネットワークを駆使した完全犯罪-。超弩級新人、衝撃のデビュー。

感想・レビュー・書評

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  • 著書のスタイル確立前なのか珍しく序盤が怠い展開

  • 航空機事故で両親を失い、異郷アメリカで天涯孤独となった朝倉恭介は、おのれの全知力と肉体を賭けて「悪」の世界に生きることを決心する。NYマフィアのボスの後ろ盾を得て恭介が作り上げたのは、日本の関税法の盲点をつき、コンピュータ・ネットワークを駆使したコカイン密輸の完璧なシステムだった。驚くべき完全犯罪…しかし…。

  • 暴力

  • 個人的にクライムアクション作品が好きな為か
    早く読み進めたいって気持ちがはやってしまった。

    主人公は正義の人間でない。

    壮絶な生い立ちと、育つ環境から犯罪に染まる
    でも、決して馬鹿な犯罪者ではなく
    クレバーで緻密なミッションを独自に敢行し
    コカイン密輸・販売で巨大な利益を生み出す。

    主人公「朝倉恭介」が格好良くて
    その魅力に引き込まれていった作品でした。

    ただ、今読むと当時の技術が古いので
    想像しにくい部分があった事は否めないが
    それで、この一冊が色あせる事はない。

  • 朝倉シリーズ第一弾。

    朝倉が悪役なのにカッコ良すぎて困る。
    「犯罪者じゃん」と言ってしまえばそれまでなのだが。
    「ワル」好きにはおすすめ。

  • たいへんに、おもしろかったです。
    楡さんの作品は、いつも周到なリサーチと綿密なプロットで、知らない世界を鮮やかに見せてくれます。
    ★5個、とならなかったのは、やはり朝倉恭介という人物に感情移入できなかった(=好きになれなかった)からです。 ヒーローは、やはり優しい心を持ち、「善」でなければならないです。
    それとあと、あまりに残虐なシーンが多かったため、ちょっと気分が悪くなったからでしょうか。
    同じ楡さんの作品では、さわやかな読後感と感動のあるものの方が好きです。 今回の作品では、まったく泣けませんでしたから。
    でも、「完結編」も読みたいです。 その後が着になります。

  • 2010年1月8日読了。2010年5冊目

  • 麻薬中毒の恐ろしさを実感。カナダでマリファナやってる人を沢山見たからそこまで怖くないものと思ったけど絶対やらんと思った。少々非現実的なところもあったが実社会でも裏では誰が何やってるかわからんね。

  • ニフティーサーブを利用した完全犯罪。に、に、ニフティーサーブって…。10年以上前の小説でした。

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著者プロフィール

1957年生まれ。米国系企業に勤務中の96年、30万部を超えるベストセラーになった『Cの福音』で衝撃のデビューを飾る。翌年から作家業に専念、日本の地方創生の在り方を描き、政財界に多大な影響を及ぼした『プラチナタウン』をはじめ、経済小説、法廷ミステリーなど、綿密な取材に基づく作品で読者を魅了し続ける。著書に『介護退職』『国士』『和僑』『食王』(以上、祥伝社刊)他多数。

「2023年 『日本ゲートウェイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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