- Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796615662
作品紹介・あらすじ
地下鉄サリン事件の現場にはなぜ幽霊が出ないのか…怪奇物件はいかにして現実社会で洗われてゆくのか…四肢切断された「だるま女」の伝承の真偽は…サイコパス系都市伝説から、バラバラ死体遺棄、呪いのビデオ、奇病、心霊事件、電脳怪異譚の深層まで、世紀末ニッポンを跳梁する「ぶきみな話」「怖い話」の正体を追った怪作ホラーノンフィクション。
感想・レビュー・書評
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心霊系はやっぱりあまり好みじゃないけど、事件をルポルタージュ視点で掘り下げていくのはおもしろかった。書き手によってムラがあるかな。
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恐怖の分析。面白いのもあったけど、後半だれてしまった。
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心霊スポットや都市伝説に纏わるレポートや、
様々なジャンルの専門家による所感。
この本で初めて春日武彦先生の名を知り、
しかも、内容が「望月峯太郎『座敷女』評」だったので、
俄然注目することとなった。
読んでいて一番薄気味悪かったのは、
林巧氏による「実録!怪奇物件を追え!!」。
悲惨な事故や陰惨な犯罪の舞台となった土地・建物は、
その後、買い手・借り手がつかなくなってしまうので、
どうしたらいいか……という話。
この場合も、
周囲の人々の記憶が薄れて生々しさがなくなると、
「そういえば●●って■■らしいよ……」という、
曖昧な噂話だけが残って、
都市伝説化していくというワケですね。 -
井の頭公園のバラバラ猟奇事件のお話。バラバラ死体で発見されたK氏が自宅を新築するとき、設計上、敷地内にあるイチョウの木を伐らなければいけなくなった。イチョウの木は用材としては使い物にはならず、「バラバラ」に刻んで捨てられた。K氏の災難はこのイチョウの木の呪いだった。呪いなのか?って突っ込みをいれたくなる。
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色んな種類の「怖い」を分析