エンジェル―起業支援の新しい投資家 (宝島社新書)

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著者 : 荒井裕之
  • 宝島社 (1999年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796616317

エンジェル―起業支援の新しい投資家 (宝島社新書)の感想・レビュー・書評

  • 事業をすすめるために、
    具体的にどうすればいいのかが少し鮮明となった。

    「みにくいアヒル」の物語について
    1匹だけほかのアヒルの子と容姿が違うヒナが生まれる。
    そしていじめられる。
    そして、白鳥の集団がやってきたら、
    自分は、白鳥だったときがつく。

    エンジェルの投資傾向
    エンジェル自身がよく熟知している分野に投資をする。
    熟知しているとは、技術開発の動向、
    市場のトレンド、問題点や潜在的ニーズ

    地域経済や産業を重視する。
    シナジー効果がある企業に投資する。
    リスクよりチャンスをみる。
    「どのくらいのレベルで支援できるのか?」
    理屈より情熱を重んじる。
    ベンチャー経営で大事なことは、
    「気力・情熱」である。
    一見常識からは不可能なことが可能になってしまうのは、
    理屈ではなく、情熱・気力という
    きわめて精神的なところから生じる。
    「最後は人である。」
    経営者の持つ「魅力、個性。」

    趣味的なエンジェル
    自分の好みに投資する。

    ベンチャーがおこる背景
    ○自由競争 「自己責任のもとでの自由」
    ○公平=情報開示
    ○適者生存 「勝ち」か「負け」。
    アメリカでは、「多産多死」。
    日本では、「少産少死」
    平等な土俵でおこなわれる自由競争では、
    審判はあくまでも顧客である。
    つまり顧客にとって、もっとも高い価値を
    提供している企業が勝ち残る。
    ○敗者復活 「失敗」という経験が「資産」として評価される。
    ○創業支援の充実
    大学の教授も起業家になれる。
    ○分業制社会 「スタートアッパー」起業家 

    銀行の停滞
    事業性金融でも住宅ローンであっても、
    土地を担保にして資金を提供してきた。  
    事業家側からいえば、
    土地をもっていないとお金が借りられない。
    従って、銀行の審査は、
    リスク判断を事業全体の審査ではなく、
    もっぱら「倒産リスクと、
    担保となる土地の価値を比較する審査」
    を中心におこなってきた。
    問題は、審査基準が「土地の価値」に偏ったこと。

    本来、人に資金を貸し出すかどうかの判断は、
    きわめてクリエイティブな作業のはずだ。
    しかし銀行員の業務が、そのクリエーティブな部分を
    一切排除されたものになっていたことが問題である。
    「貸出審査」のノウハウがほとんどない。

    ビジネスプラン
    1,経営者が 
    「何をしたくて、どんなことを実現したいのか」
    プレゼンテーション機能;青写真をつくる能力
    またそれを実現するための能力は
    どこまであるのか?;実現する能力

    計画書にその実現プロセスが
    どれくらい深く考え抜かれているのか

    2,「できること・実現したいこと」
    事業の概要
    ○事業コンセプト
    事業そのものの新規制、実現性、競合性、市場性、成長性
    背景、流れについて
    生産計画、設備投資計画、事業の経緯、人員計画、5ヶ年事業計画
    研究開発計画、財務計画、
    銀行の支援をどう受けるのか?
    提携先の企業の協力関係、株主の状況、事業スケジュール
    商品規格、原価計算、販売価格、
    どのような販売をすすめていくのか?
    原材料の仕入れ、購買活動

    市場マーケットの動きと今後予測される動きについて
    今回とり組むことによって新しい動きがどうでてくるのか?
    業界はどう変化するのか?
    挫折する可能性で高いものは?
    事業が成功する「鍵」はどこにあるのか?
    現状 ビジネスプランのモデルがあるのか?
    背景 経営環境、産業構造、人口構造。
    経営者の経歴と職歴
    事業 ビジネスプランの企画のプレゼンテーション機能作成能力
    目的の鮮明化と説得力;何を訴えるのか?
    イノベーションが存在しているのか?
    常識を覆すことができるのか?
    すでに存在しているものを代替え可能なのか
    いままでの顧客価値をどう変更するのか?
      
    3,経営者の それを実行し、具体化する「情熱」
    ○企業を経営すること
    ○成長させること
    ○人をマネジメントすること
    ○人を説得して資金を調達すること

    4,具体的ステージ別の問題点の想定と解決策
    これは、一番要求される能力が、マネジメント能力です。

    ○創成期(ステージⅠ;初期培養)
    テストマケーティング段階
    新しい商品が、どう認知されるのか?
    これをどうやって、市場展開していくのかが重要になってくる。
    事業コンセプトと顧客がその価値を認めることができるのか?
    そこでの正しい評価をきちんと受けられるか?
    ここでのいろいろな問題を想定する。
    海外での事業の到達点と課題の分析がいる。
    どこでつまずいているのか? 

    ○立ち上げ期(ステージⅡ;増殖段階)
    実際、普及していく段階
    まず創成期から立ち上げ期に 
    どの程度の期間がかかるのかが重要である。    
    普及するのは、リスクは、負担しないといけない。
    売れるしくみつくりが一番の問題となる。
    マケーティング、営業、営業企画、
    どうやって信用をつくることができるのか?
    品質管理の徹底、納期システムの確立

    財務管理面での人材的サポート
    採算とれるかとれないかというところが、一番財務的に厳しい。
    その時の財務がきちんとしてないと大きな問題がおこる。

    ○市場での認知時期(ステージⅢ;発根段階)
    ここでの問題は、簡単となってくる。
    品質、価格、それ以外の付加価値
    組織的マネージメントの確立時期
    競合相手の存在と激しい競争の時期

    やはり、創成期(ステージⅠ)から、
    立ち上げ期(ステージⅡ)の段階が
    一番大きな問題だと思っています。

    5,実現性 「いま実現に向けて何をしているのか?」
    アクションプラン
    目的と目標の設定
    短期的なマイルストーン(目安、指標)の設定

    つねに進化させる。
    ビジネスプランは、つねに生もの。
    つねに変化している。現実にいつもすりあわせていく。

  • アメリカで誕生したエンジェルを振り返りつつ、日本のエンジェルの紹介も。
    ただ内容が浅かった。

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