- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796620475
感想・レビュー・書評
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名前は知っていても
その作品をみたことがない本や写真集って
たくさんあって、それをなくして行こうと手に取った1冊。
「戦争=日本の敗戦」というふうに
わたし、頭の中でイメージしがちなんですが、
これを見て「そうだよな、世界中が泣いたんだよな」と
再認識。
いろんな国の子どもたちの写真が、胸を付きました。 -
何度見ても、よい。
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名前は知っていたけど、その写真はちゃんと見たことが無かった。 P121の写真が欲しくて購入。
戦時下の子供たちの姿が映されている。
こういう写真集を見たのは始めてだった。だから受け取り方が幼稚かも知れない。 でも、1枚1枚眺めていると様々なことが浮かぶ。
子供はストレートに「その時」を映すなぁとつくづく思った。
ロバート・キャパの事がもっと知りたくなった。
宝島社文庫なのが不思議だ。 -
やっぱり一番好きな写真は、表紙に採用された「戦争なんて鼻くそだ(私命名)」です。
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子どもを愛するキャパの写真
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B748-キヤ 300123437
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映しだされているものから、何を読み取るか。
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ロバート・キャパの写真展を見に行ったことがあります。1枚1枚の場面に人間の小さなドラマがあって、見ている人を惹きつける感じがする写真展でした。
この本の「戦争、平和、子ども」は彼の写真のテーマであり、戦争という厳しい時代に無邪気に生きる子どもたちの姿を捉えています。この中で特に好きな写真は、ヘミングウェイと一緒にくつろぐ息子グレゴリーの表情です。その後ヘミングウェイは自殺してしまいますが、この写真は親と子、2人の親密な時間が感じられて、見ている自分まで癒されるようです。
また戦後の日本の子どもの写真もあります。この頃の子どもはみんな「坊ちゃん刈り」でした。そう言えば、自分の子供の頃の写真を見ると、彼等と全く同じ髪型でした。みんな同じ髪型の日本の子供を見て、キャパは不思議な印象を持ったのかもしれませんね。
この写真集をパラパラとめくって見ていると、いろいろな発見があってとても楽しく、そして子供の無邪気な姿に癒されました。 -
惹かれた写真めも
15.ブルターニュ、プレイパン、1939年。ツール・ド・フランス見物。
29.バルセロナ、1939年。空中戦だ。
56‐57.ロンドン、1943.アメリカの将校と、彼の部隊が“養子にした”戦争孤児。
67.パリ、1944年。解放を祝って。
89.ゲデラ(テルアヴィヴ南方)、1950年。盲人とその家族のための、当時まだ名前のなかった村にて。三人の男をコミュニティの食堂につれてゆく子。
将校と養子の女の子の写真があたたかくて好きだなぁ。インパクトのある、でも暖かい写真たちでした。