四日間の奇蹟

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 320
感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (421ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796630597

作品紹介・あらすじ

挫折した音楽家の青年と脳に障害を負ったピアニストの少女との宿命的な出会い。そして山奥の診療所で遭遇する奇蹟。選考委員も泣いた!これぞ癒しと再生のファンタジー。第1回『このミステリーがすごい!』大賞金賞受賞作品。

感想・レビュー・書評

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  • 左手薬指を失ったピアニストと知的障がいのある女の子のお話
    と思いきや、死にそうな真理子さんの奇跡のお話

    なんのために生きるんだろうね
    誰かのために生きれるのは人間だけで、そこが人を人たらしめているのだとしても
    人のためばっかりでは生きてけないしなぁとか
    千織はこんな素敵なパパがいて、しあわせだ

    続きが気になって気になって。予想はできちゃうんだけど、読まずにはいられない
    脳の話とか音楽についてとかは難しくて、さぞや知的な人が書いているんだろうと思ったらとうだいー\(^o^)/
    自然の美しさが、目に浮かぶというか、体験できる本だった

  • ミニコメント
    記念すべき第1回『このミステリーがすごい!』大賞金賞受賞作品。
    挫折した音楽家の青年と脳に障害を負ったピアニストの少女との宿命的な出会い。そして山奥の診療所で遭遇する奇蹟。
    選考委員も泣いた!これぞ癒しと再生のファンタジー。

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/528035

  • 挫折した音楽家の青年と脳に障害を負ったピアニストの少女との宿命的な出会い。そして山奥の診療所で遭遇する奇蹟-。癒しと再生のファンタジー。第1回「このミステリーがすごい!」大賞金賞受賞作品。

  • 再読。
    内容的には割と良くある。
    でも、音楽の世界と上手く溶け合って、独特な雰囲気を醸し出してる。主人公の苦悩も良くわかるし。

    最初読んだ時は真理子より年下だったけど、今は超えてしまった。真理子のキャラがちょっと都合良すぎるというか、鼻につく感じも…。
    喋りすぎてうるさい、というか、真理子1人に物語を引っ張らせすぎてるからかしら?

    奇跡はいったい、誰の願いで起こったものなんだろう?
    敬にピアノを弾かせたい千織の願い?
    死ぬ前に人生を振り返る猶予が欲しかった真理子?

    素敵な感じに描いてるけど、子供産めないからって離婚した(させられた)元妻の臨終の場に現妻と赤ちゃんを伴って現れるってどういうことなの?
    みんな良い人すぎる…

    最後まで何故これが「このミス」受賞なのか謎。
    ミステリーと言うよりファンタジーのような…。

  • 脳に障害を負った少女とピアニストの道を閉ざされた青年が、山奥の診療所で遭遇する不思議な出来事を、最高の筆致で描く癒しと再生のファンタジー。
    (アマゾンより引用)

    これはね~、映画を観に行きました(*´∀`*)
    友達がエキストラで出る映画だってんで、映画館に

    結婚式のシーンだからって聞かされてたから…
    私のイメージの結婚式って椅子・テーブルで、ウェディングドレスで…みたいな。
    違ったんですよ!!
    昔の田舎の結婚式だったもんで、畳の上に正座でしたよ!!
    友達見に行くつもりで行った映画だから、あんまり真剣にストーリー観てなかったんだろうなぁ(´・ω・`)
    見事に結婚式のシーンを見落として(笑)
    結局友達見れなくて(笑)

    的な思い出のあるお話です(笑)
    だから、ラストとか全然覚えてなかった< ;`∀´>
    あんな終わり方やったんやね< ;`∀´>
    本で読むぶんには面白かった(*´∀`*)

  • 第1回(2002年) 『このミステリーがすごい!』大賞受賞

    脳に障害を負った少女とピアニストの道を閉ざされた青年が山奥の診療所で遭遇する奇蹟。
    ひとつの不思議なできごとが人々のもうひとつの顔を浮かび上がらす ....

    このミス受賞作品を全部読もうと決めたので。

  • 第一回このミス大賞作。後半の盛り上がりとスピード感はよかったです。
    前半はとても退屈で、何回読むのやめようと思ったか。たんたんとしていて、スッと頭に入ってこない文章でした。
    あと、医学的な部分がとてもいいかげんで、そんなところに引っかかってしまったので、もったいなかった。

    ありきたりな感じしたけれど、ずっとある透明感のようなものがきれいな感じでした。

  • 感動ものを表わすかのようなタイトル。‘奇蹟’がつくだけで前向きで明るい印象を持つのは何故でしょうか。
    読んでいるうちに音楽を聴きたくなりました、特にピアノ。
    前半は話が前後したり、状況を理解するのに時間がかかりましたが、後半は一気に読ませられました。作者のいいたことが登場人物の口から力強く伝わってくる気がしました。優しい本だと思います。心がじんわりと温かくなりました。
    ミステリーよりもファンタジー。 でも、第1回このミステリーがすごい大賞なのですよね。確かに上手い作家さんだと思いました^^

  • 第1回このミス大賞金賞受賞作品にして映画化作品。
    あまのじゃくで読んでなかったベストセラーを読もうと狙ってた本。
    マリコさん……(T_T)
    本人は幸せに気づけた、ありがとう、って言ってるけど、悲しすぎる(T_T)
    気づけるって素晴らしいことだけど。だけどだけど……とぐるぐるしました。

    装幀 / 金田 有記(K-STYLE)

  • 脳に疾患を持つ少女が完璧なピアノを演奏する。事故で品詞の重症を負った女性がその少女に乗り移り最後の四日間を過ごす。その過程で女性の自分の生きてきた過去を肯定的に考えるようになって行く。

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著者プロフィール

作家・翻訳家。東京大学文学部卒。レコード会社洋楽部ディレクター等を経て作家に。
著書に『四日間の奇蹟』、『君の名残を』(以上宝島社)、『黄蝶舞う』(PHP研究所)ほか、訳書に『安アパートのディスコクイーン─トレイシー・ソーン自伝』、『フェイス・イット─デボラ・ハリー自伝』(以上ele-king books)、マット・ヘイグ『ミッドナイト・ライブラリー』(ハーパーコリンズ・ジャパン)、テイラー・ジェンキンス・リード『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』(左右社)など多数。

「2022年 『ボクのクソリプ奮闘記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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