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みんなの感想・レビュー・書評
全体的にスローペースで話が進んでいったが、後半なって一気に話が展開。ちょっとわかりにくく、強引な印象あり。でも、スキューバダイビングの描写は良かった思う。
主人公の矢野カズは17歳の高校生。父親と死に別れ、家族も避けて暮らしている。ある日、カズのアルバイト先に幼なじみの加部英介が訪ねてくる。カズをスキューバダイビングに誘う一方で、英介は突然死したカズの父親の死には不審な点があり、その謎を解くカギが海辺のナイトクラブにあることを告げる。クラブに潜り込み、真相を探ろうとするカズだったが、何の手がかりもつかまないうちに、英介が海で死体となって発見されてしまう…。
四日間の奇蹟のときのこのミスの受賞作でずっと気になっていた一冊。
最後のほうはいまいちだった。あと、叙述トリックはいらない。
男の子だろうと女の子だろうと、別に…というか。
本題はそこじゃないような…
急死した父親がある企業スキャンダルの当事者であったことから、
地元から離れた場所でアルバイトをしていた17歳の高校生・カズのところへ、
幼なじみの英介が訪ねてくる。
彼はカズの父親の死には裏があり、
その謎を解く鍵が海岸沿いに建つクラブにあることを教えてくれる。
カズはクラブで働き、真相を探ることを決意する。
だが、糸口さえ見えないままに事件は起き、英介が命を落してしまう。
スクーバ・ダイビングの描写も素晴らしい海辺を舞台にしたサスペンス。
『このミステリーがすごい!』大賞第2弾!優秀賞受賞作品。
ダイビングの説明がちょっとわかりづらかったけど、後半は意外におもしろかったな。主人公の矢野カズの本名が和泉ってのもそういうことかと。「このミス」シリーズだけどこれは良しということで。
これけっこう面白かった。性同一性障害(かな?)を扱った内容だったと思う。
ダイビングとか堕胎とか殺人とかなかなか凄いテーマが詰め込まれていて読み応えはあるかな。
ミステリーというよりは 青春小説を読んでいる気分で読み通したような気がする。17歳の主人公の存在証明の物語と言えなくもない。
だが、ごく身のまわりの狭い範囲のこと と見せておいて 物語は米軍をも巻き込んだとんでもなく大掛かりな事件へと発展するのである。
しかし 物語の最後はちゃんと 主人公カズの存在証明にもなっているのだ。
物語の主人公は 17歳の矢野和泉=現在はカズ なのだが カズが一人称で物語を語ることはなく、常にどこかからカズのことを見ている誰かが カズを「きみ」として語るのである。この誰かは 物語の登場人物ではない。おそらくもっと大きな何かなのだろう。
米軍と日本企業がつるんで企てたのであろう事件は真相を究明されることなく終わっているのだが それでも世間の目には真相は明らかに見えることだろう。企業も人も 自らを偽る姿ばかりが哀しく印象に残った。






