うたかたの日々

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 98
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796632751

感想・レビュー・書評

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  • お借りした本。
    他の作品も読みたい。
    わたしが読む小説を読んでいるみたいな、でもやはり漫画である。

  • うたかたの日々 岡崎京子
    何で引っかかったのか忘れた。岡崎京子、というところもあったのかもしれない。
    ただ人を愛したいだけだったのに、どうしてこんなに世界は壊れてしまうのか。救いがない。
    原作のボリス・ヴィアン著「うたかたの日々」も読みたくなった。

  • 原作は、20代の私のバイブルだった。
    見た映画版2作(「クロエ」「ムード・インディゴ」)は残念ながら私には合わなかったけど、この漫画版はかなり気が合った。
    年を重ねて原作と距離ができたことで、冷静になったからかも知れないけど…。
    絵柄が話によく合っている。
    ラスト、オリジナルで付け足されている(少なくとも手持ちの訳書にはない)部分も、皮肉で好き。
    最後に絵にはぞくりとした。
    すごくいい、ぞくり。
    漫画だからできたことなのがまたいい。

  •  原作を読んだのでこちらも。岡崎さんの絵で読むと、破滅がより身に迫る。

  • ◆未成熟なロストジェネレーション。◆原作(ハヤカワepi文庫)を読んでからの岡崎京子。原作の世界観を壊さず、かつ岡崎京子の世界になっている。装丁も美しい麗しい一冊。◆上手に省略しているなぁ。原作を読んだときにときめいた詩的フレーズやキーセンテンスはそのまま。原作読解の確認・補強になった。◆原作既読だからこの世界観にスムーズに移行できたけれど、コミックだけだと入りづらかったかもしれない。

  • ボリス・ヴィアンを知った大学の図書館。甘ったるい砂糖に身体を侵されていくように。甘い甘い底無し沼の世界。

  • 哀しい物語だった。
    病気とかお金とかプライドとか、どうしようもない救いようもない感じ。

    それが、芸術的・詩的に描かれていた。
    哀しいけれど、美しく思えた。

  • CUITE連載時代(高校生ぐらいの時)は、ボリス・ヴィアンも知らなかったし、1ヶ月に数ページで意味がよくわからなかったのが正直なところ。
    大人になって、ボリス・ヴィアンのうたかたの日々も心臓抜きも読んで、まとめて読むと、世界観がすごい。
    すごいフランス映画を観た後のような読後感。
    やるせなさや悲しさがこみ上げてくる中、ねずみ君がいい味出してる。
    でも...なんだけどね。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「でも...なんだけどね」
      この一言が気になる。久々に読み返そうかな。光文社古典新訳文庫に野崎歓訳の「うたかたの日々」が入ったので読み比べな...
      「でも...なんだけどね」
      この一言が気になる。久々に読み返そうかな。光文社古典新訳文庫に野崎歓訳の「うたかたの日々」が入ったので読み比べなきゃと思っているところです、、、
      2012/10/15
    • issalovesskaさん
      読み比べも面白そうですね!
      読み比べも面白そうですね!
      2012/10/18
  • あの独特な世界を絵に出来るのか。
    そして、世界観を表現できるのか。
    読み終わった後には、お見事!と喝采を送りたくなるだろう。
    美しさも悲しみも損なわれること無く、
    むしろ視覚を通してより直接的に伝わる痛みは胸を刺す。

  • 漫画の方はよりコラン達に焦点を当てているからコランたちが崩れていく過程を楽しめた

    個人的には絵も相まって原作よりコランたちがむかつく奴らになってたからそれが原作にない味わいを生んでいて良かった。

    ラストの睡蓮の花が咲いているページの情緒がなんともいえなくて好きだった。

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著者プロフィール

著者経歴 80〜'90年代を代表する女性マンガ家。既存の「少女マンガ」ではない、リアルなセックス描写80〜'90年代を代表する女性マンガ家。既存の「少女マンガ」ではない、リアルなセックス描写と巧みなセリフ回しで、愛や暴力、トレンド&カルチャーが描かれたマンガを生み出してきた先駆的存在。『ヘルタースケルター』で2003年文化メディア庁マンガ部門優秀賞、'04年手塚治虫文化賞・マンガ大賞受賞。主な作品に『pink』『ジオラマボーイ☆パノラマガール』『リバーズ・エッジ』『エンド・オブ・ザ・ワールド』など。


「2015年 『恋とはどういうものかしら?新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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