ラム&コーク

著者 :
  • 宝島社
3.14
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本棚登録 : 53
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796642989

感想・レビュー・書評

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  • キーナーズ最高。レイとクリスがやってくるぜ!が決まる。

  • 2020年92冊目

    2004年10月初版の東山彰良さんの本です。

    「流」で直木賞を受賞し私は東山さんを知りましたが、元々この方はこういうアウトローな人物達の小説を書いていました。

    この本では九州を舞台にアウトロー日本人と中国人のごちゃごちゃを描いてます。
    スピード感があって良いと思うのですが、何か描写が足りないなと思うところがあったり。

    思いきった表現は東山さんっぽくて良かった。

  • 墓石販売業を営む一家、銀行屋、中国語講師、ロックやってる台湾人、密入国した中国人、殺し屋。
    大勢が入り乱れ、どこかずれたまま二転三転していく。

    主人公がケンカは強いけど純情で、豪傑なヒロインとの不器用なロマンスがこそばゆい。
    ちょっとゆるめの主人公の代わりに親友がプロの殺し屋っていうところでカバーされててよかった。

    林傑(リンジェ)はかっこいいけど、なんか惜しい気がするなあ。

    冴がハンカチを持ち歩いてるのが何より意外だった。冴のキャラクターがいろいろ謎。

  • 私の評価基準
    ☆☆☆☆☆ 最高 すごくおもしろい ぜひおすすめ 保存版
    ☆☆☆☆ すごくおもしろい おすすめ 再読するかも
    ☆☆☆ おもしろい 気が向いたらどうぞ
    ☆☆ 普通 時間があれば
    ☆ つまらない もしくは趣味が合わない

    2012.3.24読了

    けっこう、おもしろかった。
    この小説の空気感も、よく出ている。
    でも、何か、もう一歩なんだよね。
    映像化されると、いいのかな?でも、似たようなやつ、けっこうあるしな。

    東山さんの作品を、今までで三作品読みました。この作品は、ちょうどジョニーザラビットとライフゴーズオンの分岐点にあるようで、どちらにも別れて行けるし、中間にも進めるようです。

    私にとっての評価が、作品でバラバラなので、あと何作か読んでみます。

  • 変わらない歩調で日常に刺激を贈る東山彰良,この物語の中にもにくめない乱暴モノがたくさん出てくる。この人はなぜにここまで、アウトローな世界を夢想することが出来るのか、日本にいながら躍らせる感覚はアジアの裏街道そのものの暴力的な闇、刹那的な愛。ぶっこわしてしまえ、全部。

  • 20050516-20050523

  • 新納ファミリーと中国人に台湾人、登場人物から墓石ビジネスにはありえない歌舞伎町が舞台かと思った。

    物語は墓石ビジネスや中国市場進出とは無関係に進み、ショコラ、キーナーといった魅力的なキャラも加わるが・・。

    「ラム&コーク」というカクテルは飲んだことがない。
    スパークするコークの爽やかさと
    海賊をイメージさせるラム酒の組み合わせ。
    確かにそういう物語だと思う。

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著者プロフィール

1968年台湾台北市生まれ。9歳の時に家族で福岡県に移住。 2003年第1回「このミステリーがすごい!」大賞銀賞・読者賞受賞の長編を改題した『逃亡作法TURD ON THE RUN』で、作家としてデビュー。 09年『路傍』で第11回大藪春彦賞を、15年『流』で第153回直木賞を、16年『罪の終わり』で中央公論文芸賞を受賞。 17年から18年にかけて『僕が殺した人と僕を殺した人』で第34回織田作之助賞、第69回読売文学賞、第3回渡辺淳一文学賞を受賞する。『Turn! Turn! Turn!』『夜汐』『越境』『小さな場所』『どの口が愛を語るんだ』『怪物』など著書多数。訳書に、『ブラック・デトロイト』(ドナルド・ゴインズ著)がある。

「2023年 『わたしはわたしで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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