「ひきこもり国家」日本: なぜ日本はグローバル化の波に乗り遅れたのか (宝島社新書 238)

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796658485

感想・レビュー・書評

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  • んん?と思う部分もおおいし、「IT時代は終焉を迎えることになる」とか明らかに間違っていることを描いている部分もあるんだけど、年間200カ国を旅していると豪語する著者が実際に見聞きしてきた世界のグローバル化に関する話は参考になる。

  • この人の本は初めて読んだが、想像したよりもしっかりとした内容だった。
    日本がグローバル化に乗り遅れて、借金で破綻していく。
    じゃあどうするの?
    対策がなく、批判だけで終わり。

  • 沢尻エリカさんの旦那(元旦那?)さんの本です。
    海外から見た日本を論ずるというありきたりな内容で、陳腐に感じるかもしれません。今の時代、”根性論”は流行らないと思うのですが。。。

  • 初読。

    2007年発行ということで、ちょっと内容が古いというか
    周知の事実になっていたり、著書が危惧している円安とは逆の円高不況になっていたりするけど、

    ん?と思っている人にさわりとしてわかりやすい本だと思う。
    グローバリゼーション、格差社会、資本主義、BRICs、環境問題。

    あくまでもさわりで、考えるきっかけである、とは思うけどね。

  • ハイパーメディアクリエーター、高城氏。でも内容はあんまり覚えてないな〜。

  • 日本がどれだけまずい状態になっているのか、日本人が今後身を守るために何をする必要があるのかがよく理解できた。中々恐怖を感じさせる本。

  • 最近ちょっと話題的にはフェードアウト気味の高城氏の2007年の本。
    さらっと読んではいたのですが、もう一回線を引きつつ読破。割とすぐ読める本です。

    ざっくり要約すると、「グローバル化」で世界が変わってる中で、日本の中の日本人が負け組に陥らないで生きていく為にはどうすべきか?という事を書いてある、と思う。

    グローバリズムでダイナミックな金とモノの動きが世界中で展開していく中で、日本人は今までどおりやってたら駄目だよ、という提唱。世界を見てきてる人には切実に感じるようだ。

    気になったキーワードは
    ・上海では「2006年の10月から12月のたった3ヶ月のうちに、(クラブの)新店舗が約80軒も誕生した。」
    ・(2007年当時の)「ロンドンの地下鉄の初乗り料金は、すでに約1000円になっている。」
    ・ロシアの「ダーチャ」と呼ばれる生活スタイル。ロシアには都市と地方の二地点に居住地を持っている人
    が多いらしい。何かの為に、週末は自分たちで野菜を作って蓄える。98年の財政危機の際、これのおかげで
    食糧危機が免れたということがあったらしい。
    ・(統一規格の言語は)「EU英語と呼ばれるものだ。」

    環境問題も取り上げつつ、これからの時代はどういう生活スタイルが良いのか?
    俗っぽく言えば、どんな生活スタイルがカッコイイのか?流行なのか?
    という示唆を各所に落とし込んでいるように感じた。
    自分としては、この「ダーチャ」というスタイルがナルホド、と思ったのと同時、言葉的にも良い響きだな、と
    単純に思ったのだった。

  • [ 内容 ]
    日本の国際競争力が約10年で4位→24位へ大転落!
    その原因とは。

    [ 目次 ]
    序章 世界はカクヘンモードに突入!―成功を収めるヒントは“知る”ことから始まる
    第1章 グローバリゼーション―お金とインターネットが世界をひとつに導いた
    第2章 資本主義―情報を知ることで成功へ近づける
    第3章 BRICs・VISTA―急成長を遂げる国々の中で、遅れを取る日本
    第4章 格差社会―すべての格差の原因はグローバル化にある
    第5章 国家破産―我々の国が破産するかもしれない可能性
    第6章 環境問題―経済と環境は太いパイプでつながっている
    第7章 為替相場と商品先物取引相場―各国の現状を知るためのツール
    終章 カクヘン台に座れ!―グローバル時代をサヴァイブする方法

    [ POP ]


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    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
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    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • イケイケのにーちゃん(らしい)が書いた日本国を憂う一冊。
    題名から本の内容を推察してはいけません。
    内容はかなり違います。
    本の題名は
    「キャッチーにしているだけ」だと思ってください。

    さて、この本ですが、書いている内容云々はともかくとして、
    これを読んで「どのような感想を持ったか」、が
    ポイントな本だと思います。
    決して「勉強のために一生懸命読む」ような本では
    ありません。
    日ごろ、ぼやーっとでも、

    「なんか不思議やなぁ・・・。」
    「どうすればいいんかなぁ?」

    って思っている人には是非ご一読頂きたい一冊ではあります。

    うーーん、イケイケなやつからも見放されそうな国に
    うごめいている人々はどうすればよいのか?
    国外脱出しかないのか??

    http://uchidashin1.blog117.fc2.com/blog-entry-2.html

  • 「世界」をみるための概略書。深さではなく広さをこととする本。
    グローバリゼーション、資本主義、国家破産、BRICs、環境問題、為替相場、格差社会。
    私たちの周りに広がる問題や機会を上手に分かりやすくまとめた本。

    この本が書かれたのは、2007年である。けれど、登場する原子力発電所の問題点や、韓国の芸能界の世界規模での隆盛に関しての話題はまさに現代に当てはまる。予言してたのかな?

    最後に高城剛が提案する現代を生きるための4つの戦略が挙げられている。それを実践してみてー。

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著者プロフィール

高城 剛(たかしろ つよし)
1964年東京都葛飾区柴又生まれ。
日本大学芸術学部在学中に、「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。自身も数多くのメディアに登場し、NIKE、NTT、パナソニック、ソニー・プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。2008年より、拠点を欧州へ移し活動。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。著書に『世界はすでに破綻しているのか?』『空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか?』『カジノとIR。日本の未来を決めるのはどっちだっ!?』(集英社)、『ヤバいぜっ! デジタル日本』『オーガニック革命』(集英社新書)、『2035年の世界』(PHP研究所)、『人生を変える南の島々』『LIFE PACKING2.1 未来を生きるためのモノと知恵』(パブラボ)などがある。

「2017年 『不老超寿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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