日本人の美徳 誇りある日本人になろう (宝島社新書 262)

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796661201

感想・レビュー・書評

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  •  書かれていることは大切なことばかりです。でも月並みな感じで、キレがなく、さっと一読しました。櫻井よしこ「日本人の美徳」、誇りある日本人になろう、2008.2発行。共感箇所は: 責任をおざなりにした戦後憲法。憲法第3章「国民の権利及び義務」。権利が19回、自由が9回、義務が3回、責任が3回。確かに権利と自由ばっかり。

  • 散漫でつれづれなるままに書かれた文章という印象
    皇室アルバムを読んでいるよう。

  • 少し古い本ですが面白かったです。
    「夢」を実現するために今の収入を捨てる勇気はなかなか持てないと思います。
    しかし時間は有限で限られた時間で金儲けを優先してしまうと自分の「夢」に向かって動けないんですよね。
    特にその「夢」が自分の「使命」と明確に結びついているときは何をか言わんやです。

    最近は嫁ブロックなる言葉が流行ってますが自分の夢を目標に落とし込んで説明を続けるときっと先につながるものと思います。

  • 2015/02/17【古】108円

  • ●ものから自由でありたい:ものをたくさん所有していることは、豊かであることの一つの側面ではあるが、同時に精神の自由を縛られることもある。
    ●どんな本を読むべきか、教える時代になった:今、世界中にだいたい3400万点の書籍がある。昔は「何でもよいから好きなだけ読みなさい」と言われた。乱読したところで、本の点数がそんなに多いわけではないからどこから始めても到達すべきところにだいたい到達できた。今は「多すぎることによる不幸」。今こそきちんとした読書指導が必要な時代。

  • とても優しく柔らかい文体で書かれています。
    日本人の性質を考えるのに縄文時代にまで遡ったり、たくさんの知識と深い考察を感じます。
    日本人として大切にしなければならないことを的確な言葉で著してくれており、読むたびにはっとします。
    学ぶこと、考えること、公正な目を持つこと。それが櫻井さんの優しさにも繋がっているような気がします。

  • 背筋はシャンとしますが、なんか息苦しい本(笑)

  • 先日、とある番組で櫻井よしこさんが、
    韓国、中国のジャーナリストの方たちと対談されているのを見ました。
    普段、テレビを見ることがほとんどないのですが、
    発言の力としなやかさに魅了されて、最後まで見ちゃいました。

    そんなこともあり、手にした1冊。
    櫻井よしこさんという方をもっと知りたい、
    それと、自分は日本人として日本を知らなすぎる気がして。

    大変読みやすく仕上げられていますが、
    本書からは自分が、今、ほしいと思っていたエッセンスが
    沢山吸収できたし、書籍からすごく体温を感じることができました。
    自分にとって、今まさにこのタイミングに必要な本だったと思います。
    …ということで、久しぶりに☆を5つつけました♪

    印象に残った言葉。
    今の日本人にこの言葉はどれくらい響くのでしょうか。
    「権利の裏には責任があり、自由の裏には義務がある」

    第1章 価値観と私らしさ
    第2章 日本人が忘れつつある大切なこと
    第3章 大人が子供に伝えるべきこと
    第4章 歴史の中の日本人
    第5章 読書と言葉
    第6章 仕事と夢
    第7章 旧を知り、新しきを目指す

  • 一本筋が通っていて、強くてかっこいい大人の女の人だなあと思いながら読んだ。現代を語るのに縄文時代が出てきたりとか考えたこともない視点からの語りかけに、んーなるほどーって、腑に落ちる点も多かった。ただ著者とわたしとでは圧倒的に経験の差があるから、櫻井さんが危惧している現代日本の問題は、これから先わたし自身が時間をかけて体感すべきことなんだなと思った。そのきっかけになる本でした。「読書」と「仕事」の章は今まさに欲しい言葉がたくさんあってなんだかうれしかった。気持ちがふらつくときに読み返したいです。

  • テレビで櫻井さんを拝見すると、
    知識の深さ、相手の意見をまずは聞く冷静さ、
    主張するべきことを分かりやすく伝える能力に感嘆する。

    著書を読むのは初めてだったが、文章もさすが、読みやすかった。

    ただ、若者向けに書いた本なのか、櫻井さんにしては易しい文章で、あまり突っ込んだ内容が出なかったのが残念。

    興味深かったことの1つに「卑弥呼」という呼称の解説があった。
    卑弥呼は「卑しい弥と呼ぶ」と書く。おかしくないか?と。
    名前の由来は諸説あるが、当時は中国という大国が背後で支えていて、商人が日本へ来た時、貿易を取り仕切っていた女親分がいた。
    その彼女を中国人は卑弥呼と呼んで家来のように扱っていた、とも言えると。

    言われてみて初めて、卑弥呼という漢字は差別的であると気づく。
    そこから中国と日本は対等な関係ではなかったと分かる。
    だから聖徳太子は常に対等な立場で外交をするよう努め、成功もした。
    また聖徳太子は宗教においても業績を残す。
    日本古来の宗教=神道と新しく広まった仏教、両方とも受け入れたのだ。
    「新しい宗教を受け入れるが、それは枝と葉っぱであって、神道は幹だ」という教えとともに。
    宗教の問題は海外では戦争にもなる問題。
    そういった歴史から日本人は穏やかで寛容だけれど、その中に自立心や誇りを持っていたことが分かる、と。

    それを我々現代の日本人は知る必要がある、受け継ぐべき、という考えは私も大いに賛成することだった。

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著者プロフィール

ベトナム生まれ。ハワイ州立大学歴史学部卒業。「クリスチャン・サイエンス・モニター」紙東京支局員、日本テレビ・ニュースキャスター等を経て、フリー・ジャーナリストとして活躍。『エイズ犯罪 血友病患者の悲劇』(中公文庫)で大宅壮一ノンフィクション賞、『日本の危機』(新潮文庫)を軸とする言論活動で菊池寛賞を受賞。2007年に国家基本問題研究所(国基研)を設立し理事長に就任。2010年、日本再生に向けた精力的な言論活動が高く評価され、正論大賞を受賞した。著書に『何があっても大丈夫』『日本の覚悟』『日本の試練』『日本の決断』『日本の敵』『日本の未来』『一刀両断』『問答無用』『言語道断』(新潮社)『論戦』シリーズ(ダイヤモンド社)『親中派の嘘』『赤い日本』(産経新聞出版)などがある。

「2022年 『わが国に迫る地政学的危機 憲法を今すぐ改正せよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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