サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉 (宝島社新書 254)

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著者 : 春山昇華
  • 宝島社 (2007年11月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796661553

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サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉 (宝島社新書 254)の感想・レビュー・書評

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  • 2007年刊行。日本での消費者契約法・強行法規性の問題等法規範上の誤解は幾つかあるが、サブプライムローンの背景を知るには良書。が、本書にある証券化・仕組債の問題は決して米国特有の問題ではなく、仕組預金や仕組債が大手都銀・証券会社で取り組まれている日本にも等しく妥当すると考えるべき。また、仕組債の構造はオフバランス化・内部構造の複雑さの関係からオープンにされない危険性が大で、不良債権を仕組債に取り込んでいない保障はどこにもないのだ。また、この証券化以外の過剰流動性の問題は日本のバブル時代と共通するところ大。
    ③格付会社の格付けへの懐疑は忘れるべからず。エンロン問題の顕在化の時と何にも変わっていない。本書による格付会社の弁解も不誠実さしか感じない。④本書の第4~6章は心に留めておくべき記述が多い。
    以下、備忘録。①証券化・仕組債の設定は第三者へのリスク転嫁で、リスクからの逃走というべきもの。それゆえ、金員の貸し手側のモラルハザード、すなわち、借り手リスクの調査・管理の甘さを招来し、過剰貸付の危険性を孕む。②本書によれば、米国では重利特約を消費者保護の観点から設定(普通は変、重利特約は貸し手に有利)。これは、利払いだけを続けて元本が減らない状況を回避するため、分割金の最低返済額基準を引き上げさせ、不払いの場合には未払利息分を元本に組み入れる制度(この法令にはウラがあるかも?)。

  • 著者自身の日記をベースにしたという主観的な記載のためか、ある種の臨場感は面白い。
    サブプライム問題を経済学の観点よりむしろアメリカの国民性や文化という点から語っているというのはなかなかユニークと評価して良いだろう。
    また、サブプライム問題に伴って世界経済がどう影響を受けるのかという説明もアメリカの購買力の低下が何を意味するのかという説明を中心にしていて理解しやすい。面白かった。

  • サブプライム問題の前半戦について書かれた一冊。
    といっても、壮絶な後半戦がここまで長引くとは
    思っていたのか、思っていないのか。

    答え合わせをしながら、読み進めるのもなかなか面白い。

    サーブプライム問題の仕組みを理解するには
    かなり良い本である。

    続編もさっそく読み進めたい。

  • サブプライム問題が起きた直後に書かれた本。複雑化する金融スキームに警告を鳴らしている。

  • サブプライムはプライムプラス3%程度の金利
    でもはじめ(2年とか?)は安く設計されていて、あとではらえなくなる。
    住宅価格が上昇を続けている局面では、家を売ればよかったから問題なかったが。。

  • 仕事でお会いするお客様にはリーマン・ショックのような大きな事件の再来を危惧される方が多い。
    そこで、リーマン・ショックの根源でもあるサブ・プライム問題について勉強し直すことにした。

    この本は2007年に書かれているので、リーマン・ショック前の状況について説明されている。
    なぜこんな問題が起きてしまったのか、端的に書かれており非常にわかりやすかった。

    "この問題の実態経済への影響は2008年後半まで続く"と本書に書かれているが、2013年の今も金融緩和政策は続いており、危機から完全に復活したとは言えない状況である。

    以下、読書メモ
    =======================================
    ■サブ・プライム問題の要因
    ①米国の貧困層の「家を持ちたい」という夢
    住宅を保有することがアメリカン・ドリームであるという思想
    貧困層向けの初期負担が軽いローンシステムが誕生

    ②不動産価格の上昇とNINJAローンの登場
    所得、職業、資産無しでもローンを組める。
    政府系金融機関の後ろ盾による成り立つ

    ③住宅優遇税制による住宅購入促進
    ローンの利払いがそのまま課税所得から控除
    なるべく高額物件のローンを組んだ方が得をするという仕組み

    ④ITバブル崩壊で株式投資から不動産投資へ
    ナスダックはピークの4分の1まで株価下落
    住宅価格の上昇と税制優遇をインセンティブに資金流入

    ⑤リスクを押し付ける金融技術の発明
    銀行が証券会社に債権を売却し、証券化して個人投資家へ転売
    AAA格付けの大量発生

    ■崩壊への流れ
    宅建業者株が暴落
    HSBCの株価が暴落(不良債権増)
    住宅ローン専門銀行の破綻
    ベア・スターンズのレバレッジファンドの資産のほとんどが消失
    メリルリンチがCDO(資産担保証券)を大量売却
    ドイツの地銀がサブプライム投資で1.3兆円を損失

    2007.8.9 FRB,ECBが金融機関へ無制限の資金供給を発表
    =======================================

  • 行動経済学のバブル事例と合わせて読むと面白い。

  • ところどころ読みこなせないところがあったものの、サブプライムローンを助長するところなどにも触れていて、新たな発見につながった。

  • 大学1年次にサブプライム問題を理解するために読んだ

  • 2007年出版のちょい古い本ながら、サブプライム問題が猛威を振るった直後の本。

    無収入無職無一文でも住宅ローンが組めた仕組みがよくわかった。

    そして、リーマンショックがさらに続いていく。ウォール街のデブ猫達はどうなった?

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