- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796662680
作品紹介・あらすじ
次のブレイク選手は誰だ!?日本プロ野球は「宝の山」!?メジャー流新視点で見るともっと楽しい日本と世界の野球。
感想・レビュー・書評
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MLBのアスレチックスの成功ストーリーを描いた『マネー・ボール』で取り上げられたセイバーメトリクスに関する本。『マネーボール』は物語としてとてもよかった。
構成は、元MLBプレイヤ長谷川滋利氏へのインタビューによるイントロ、セイバーメトリクスの各指標についての解説、セイバーメトリクスの2007年の日本プロ野球への適用、という流れで読みやすいです。セイバー的に各チームの特色が明確になって、なるほどです。阪神ってあまりに救援陣と他とのバランスが悪すぎ。でも、今年はとても頑張ってるなあ。
基本的に理系的人間なので、昔から勝利数やらセーブ数というのは評価指標として運や起用法によって左右されるし、四球数が打率や打点などの主要評価項目に反映されないのはいただけないと思ってはいたのですが、突き詰めるとこういうことになるんですね。それにしてもアメリカ人というのはこういうデータって好きなんですよね。
出版日は、2008年のペナントレース開始直前の3月。2008年の予測をいくつか入れていますが、結果どうなるのですかね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
野球でもなんでも違う指標から評価すると別の見方ができる。
数字で科学的に管理する必要がスポーツにはあるなぁと思う。 -
今までセイバーメトリクスの指標あまり知りませんでした。メジャーどころのK/BBとかK/9とかOPSとか。WHIPとかRCとかもなんとなく聞いたことあるな、程度。
マネーボールを読んだことによって、解説サイトの指標を分かるようになりたいという欲求が沸いてきたので読んでみました。
DIPSは投手に責任のあるものを基に計算してる指標ってのは覚えておかなきゃですね。
個人的に好きな指標はPower-Speed-Numberです。柳田や山田も注目されてるし。
これでもかというくらいいろんな指標が出てきて、まだまだ理解には程遠いのですが、知らない指標が出てきたら本書を紐解くこと間違いなしですね。
ちなみに2007年の成績を用いてます。懐かしい。
もう各球団のメンバーはほとんど変わってます。当然なのかもしれませんが、8年という月日は各球団のメンバーを大きく変えますね…。
話が逸れますが、むしろGファンとしては、その間ずっと指揮を執った原監督がいなくなるということがにわかに信じ難いですね。 -
本書は野球における選手の新しい評価手法であるセイバーメトリクスを紹介した本である。なお、セイバーとは武器のように聞こえるが、実際にはSABR (アメリカ野球学会) のことである。本書の企画・編集元のデータスタジアム (株) は野球・サッカーなどのスポーツデータの配信・解析を行っている会社である。
前半でセイバーメトリクスの歴史と代表的な指標について紹介されている。これらと、実際の勝敗や勝利への貢献への相関について知りたくなるところだが、そのような突っ込んだ解析は見られず、後半はセイバーメトリクスによるチーム別分析などでお茶を濁されている感がある。ただし、セイバーメトリクスに基づいた、「今年 (2008年) 活躍する選手予想」などは実際の結果と比べてみると面白い。
上記で述べたように物足りない点があり、必読の書とは思わないため★3つとする。逆に難しい理屈はいいから概要を知りたい、という方には軽く読めておすすめである。 -
飛行機でちょうど『マネーボール』を観たので手に取ってみた.入門書としてはおもしろいけれど、日本人メジャーリーガーの評価をもう少しページをさいてほしかった.
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(単行本 - 2008/3/7)