- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796663199
感想・レビュー・書評
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ビジネス系マンガとして、軽く読めます。
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有名なトヨタの「カイゼン」活動を漫画で分かりやすく解説した本である。以下、備忘として残しておきたいポイントを記しておく。
・お前らは歯車なんかじゃない!知恵を持った人間だ!
・データ以上に今そこで起きている事実を重視するんだ!
・誰かひとりでもタクトタイムをオーバーしていたらライン全体としての最適化はできないんだ!
・自分と隣り合う工程の人を「お客様」と考えて仕事しろ!
・隠したまま挽回しようとしたミスは必ず大きなトラブルを招く!
・原価は下げるためにある!この考え方を忘れないでください。
・「同じやり方」をしていたらそれは「遅れたやり方」ということだ! -
漫画なので大げさな表現はあるが、実際にやるべきこと、必要なツールなど大枠をつかむのには適している。これをきっかけとして、より深掘りした本を読むと効果的だと思う
視える化、標準化など実際に会社で行われていることも多い。 -
マンガのため、読みやすかった。
工場を現場とした話だが、事務オフィスとしてのカイゼン版があると良い。 -
工場においてカイゼンをどうやって行うかどうか
実際に作業している方からしたら
とてもわかりやすい内容だと思う
5Sってよく言われるんやけど、
整理 整頓 清潔 清掃 躾
心の5Sもあるってこと学びました -
インターン先のベンチャー企業へ訪問の際にいただく。
①人間中心主義②視える化・標準化③ムダの排除(5S)④just in time⑤あんどん⑥現地現物主義
①はまずトヨタは、人を育てることを重視している。チームで「知恵」を最大限与え、合理化を追求する。
②そして目標を設定。そこから逆算して今の課題を洗い出す。能力をビジュアル化した星取り表、それを他者と比較したワーキングライフプラン。具体値を出したほうが明確になる(目標の「視える化」)。
そして仕事を細かく分けて標準化する。工程ごとに一定のタクトタイムで生産する(作業の「視える化」)。個人のバラつきをさくし標準作業化するのだ。
③仕事を「視える化」したことでムダが見えてくる。無駄な時間、モノ、気持ち、営業、コミュニケーション。それらを5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)によりカイゼン。モノだけでなく心にも適用される。
またタクトタイムを超えている作業を隣の工程にずらす「山くずし」、時間の少ない仕事をなくして皆でシェアする「壁壊し」によって「多能工」を育成し人件費を節約できる。
④必用なものを必用な時に必用なだけ作る「ジャスト・イン・タイム」を実行するため、トヨタでは「かんばん」方式を取り入れている。「かんばん」は前工程で生産された部品につけて後工程でそれが使われたら必用数だけそこに書いて戻すもの。後工程が必要としてるものを前工程に「視える化」したツールであり、作業がどこで延滞してるかもすぐわかる(流れの「視える化」)。決して下請けいじめではない。
⑤失敗を恐れず、それを「視える化」して共有するため「あんどん」を用いる。トラブルが発生したらすぐラインを止めて原因を追及する。「最低でも5回のなぜ」を繰り返して問題の本質を「視える化」させるのだ。失敗を恐れない社内風土が新しいモノをうみだすのだ。
⑥トヨタは現地現物主義を貫く。かつてトヨタの副社長であった大野耐一氏は「疑問に思ったり、困ったりしたら、現場に行けばいい。現場こそ勉強の場だ。現場を見れば、考えたことがいいことか悪いことか判断できる」と述べている。ものごとを数字や結果だけで判断せず、その「プロセスを重視」することが大切だ。そして現場目線でモノの「一個単位」から考えることでムダを徹底的に省くのである。
こうした地道な努力によってトヨタは世界に通用する企業となった。これはどんな企業や個人にも当てはまる手段であろう。非常にためになった。参考にしたい。 -
まねしたいね。
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到達目標を「視える化」
標準作業で無駄を徹底的に排除
平準化で多能工をめざせ
前工程は神様、後工程はお客様
「5回のなぜ」で徹底究明
「1個単位」で考える
変化し続けるトヨタ式
世界のトヨタが実践しているマネジメント技術はやっぱり素晴らしい。
中小企業だって、広告代理店だって、こうしたメンタリティーで業務をこなせば
色々な意味で「変われる」なと思った。