ナイチンゲールの沈黙(下) (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)

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著者 : 海堂尊
  • 宝島社 (2008年9月3日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796663601

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ナイチンゲールの沈黙(下) (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)の感想・レビュー・書評

  • 哀しい結末…ミステリーで初めて泣いた。

  • 「ナイチンゲールの沈黙」下巻、読了。手術前、精神不安定な子供たちのため、田口がメンタルケアを行うことに。そんな最中、小児科病棟の問題児、瑞人の父親が殺され、加納警視正が病院内で捜査を開始する。緊急入院中の歌姫と厚生労働省の変人役人、白鳥も加わり事件解決に動き出す。。犯人は想定内。ただ、個人的には面白かった。あの白鳥も天敵と一目置く加納の登場。冴子と小夜の歌声の秘密。難病に立ち向かう健気な子供たち。面白い話を所々に挟みつつ、全体を温かい歌声で満たす優しいミステリー。

  • 面白かったけども、前作に比べて説得力が薄い。入院中に点滴されながら読んだ私としては、表紙の点滴のイラスト、気泡が入りすぎてて気になる!!

  • 東城大学医学部付属病院・小児科病棟に勤める看護師・浜田小夜は、
    院内の忘年会の余興で一等を獲得するほどの、病院一の歌唱力の持ち主。
    小夜と、同僚の如月翔子は、忘年会後に繰り出した夜の街で、
    声をかけてきた男に連れられて、話題の歌姫、
    酔いどれ迦陵頻伽こと水落冴子のライブを観覧することに。
    ところが冴子はステージで吐血したため、
    小夜たちの勤務先である病院へと救急搬送され、
    たまたまベッドに空きがあった、12階の神経内科病棟、
    通称極楽病棟の病室へと入院することになる。
    小夜の担当患者である二人の少年は、
    どちらも、眼の癌、網膜芽腫を患っており、
    眼球摘出手術を受けなければ命が危なかった。
    小児科病棟を統括する“眠り猫”猫田師長の指示により、
    小夜は、二人の子供たちのメンタルケアを、
    不定愁訴外来、通称愚痴外来の田口に依頼する。
    小児不定愁訴外来の開始と時を同じくして、
    二人の少年のうちの一人、小児科病棟の問題児である
    牧村瑞人の父親が無残な死体となって発見されるという事件が起こる。
    警察庁から桜宮に出向していた加納達也警視正が捜査に乗り出し、
    田口に、病院内での捜査への協力を要請する。
    また、別件で病院へやってきていた、厚生労働省の変人役人であり、
    加納の旧友でもあった“火喰い鳥”白鳥圭輔までもが加わったことで、
    田口は事件の調査に巻き込まれていく。
    冴子もその渦に巻き込み、事件は解決に向かっていくのだが――。

    デビュー作「チーム・バチスタの栄光」が大ヒットした
    今や押しも押されもせぬ人気作家・海堂尊の長編小説第2作。

    「チーム・バチスタ~」と同じく、舞台は大学病院であり、
    登場人物は医師や看護師という、医療ミステリである。
    「チーム・バチスタ~」は、エンターテインメントとして
    非常に高水準の作品でありながら、物語中の事件とその解明を通して、
    Ai(死亡時画像診断)というシステムの重要性を示し、
    導入の促進を呼び掛ける意図が強く読み取れる、
    メッセージ性の強い作品であった。
    今回の「ナイチンゲール~」は、メッセージ性は薄れ、
    より「物語」らしさを増したという印象。

    相変わらずどの登場人物の造形も魅力的なのはもちろん、
    テンポが良く、リーダビリティの高い文章や、
    タイトルに登場する「ナイチンゲール」という語句に
    さりげなく二重の意味を持たせ、かつそれを、
    ヒロインの人物造形とも絡めてくる技巧の腕前、
    ダレ場をほとんど作らない構成力の高さなど、
    前作を読んだときに感じた多くの魅力は変わっていない。

    上下に分冊されていることが目くらましになってはいるが
    実はそれなりの分量がある作品であるにもかかわらず、
    それを感じさせないのは、一級のエンタテインメントの証だろう。

    個人的に少し違和感を感じたのは、
    小夜と冴子の歌に関しての、やや“トンデモ”とも言える設定。
    ああいったものを持ち出すのであれば、
    違和感を感じさせないような何らかのお膳立てが必要だろう。
    完全な拒否反応が出たわけではないが、
    ちょっと引いた、というか白けたことは事実。

    前作とは違い、ラストは悲しげな幕切れとなったが、
    余韻は充分と言えると思う。

    海堂尊の著作はもうずいぶん多く文庫化されているので、
    置き去りにされないようにペースを考えながら読んでいく予定。

  • 何でこの人は、どんぴしゃ・完璧・めっちゃ楽しいミステリーを書いてくれないのかしら。
    今回はちびっ子わんさかで、それだけでもう心象上がりっぱなしだし、殺人も必ず犯人がいる事件っぽい事件でワクワクだったし、白鳥の登場も「別にわざわざ出さなくてもよくない?」感はあったけど、それでもやり込められてる白鳥とか結構面白かったし、病院内の人間関係はよりいっそう複雑になってきてて相変わらずそれに翻弄されるくせに結構いいポジションにいる田口がほほえましかったのに。

    恋愛要素は確実に蛇足だろう。ひいたわ。

  • 場人物のキャラ的にはこの先も期待が持てますね。加納・玉村ペアも魅力的。猫田師長もいい。ただ藤原さんより目立っていたのが残念。
    リアルな描写とファンタジー的な要素が混ざっていたのが私には少々違和感。
    目の病気に関して多少の知識があるだけに「こんなもんじゃない」と思ってしまった。
    それに遺体の状況が衝撃的だっただけにこの犯人は納得出来ないというか…できたら「疑わしかったけど、実は犯人はこの人」という展開を期待したんだけど。

  • 『チーム・バチスタの栄光』の次の作品。
    多くの方の感想にあるように、前作に比べるとシャープさに欠ける感じがしました。
    ストーリー的には面白いのですが、輪郭がボンヤリしているような…

    とは言うものの、登場人物がすごく魅力的なので次作も読みます。
    速筆の作家さんでよかった

  • 楽しめたけど前半の前振りがちょっと長かったかな

  • 小夜の歌声の秘密を探るため、放射線科の島津のもとにやってきたジェネラル速水。『ジェネラル・ルージュの伝説』で冴子の命を救い恨まれたエピソードがあったはずだが、拍子抜けするほどあっさりと描かれている(笑)ハウダニットの展開となった下巻。田口センセの桜宮警察副署長に対する台詞は格好いいぞ。無菌室で小夜の歌うバラードLa Merを聴いて微笑みながら逝った由紀のシーンで涙した。

  • 田口&白鳥シリーズ第2弾

  • 歌声にここまでの力があるのか、凡人の私には理解出来ない。歌声が本作の中では重要な道具立の一つになっているが、そこの点が惜しい。

    主人公の一人瑞人も15という年齢にしては、しっかりしすぎ、なんてったて、ロジカルモンスターとキャリアの警察官相手に一歩も引かないんだから。以上のような多少の不自然さはあるものの、物語は面白く一気読みでした。どうやら、桜宮サーガとも呼ぶべき壮大な物語の一部らしいので、出来れば、刊行順に読んで行きたい。

  • キャラが好きです。シリーズ全部読みたい。

  • 再読2回目。白鳥も登場し、「バチスタ~」の時みたいな展開を期待したが、あまり盛り上がらずに読み終わった感じがある。結局のところは「妖しい」と思った看護師の浜田小夜がアリバイのある中どうやって殺人をしたのか(殺人ではなく結局男に襲われたうえで反抗し刺し殺してしまった正当防衛になるのだろう)という確認作業みたいな感じで物語が進んだためか「バチスタ」よりは面白さを感じることができなかった。ただこの物語の背景は奥がありそうなので、「ジェネラルルージュの凱旋」を読む前に他の外伝を先に読んでみようと思う。

  • 結末は、ちょっとうーん……と思ったけど、全体的には面白かった。
    ただ、傷害致死+死体損壊に、執行猶予なんてつくの? ってのが大いに疑問。

    一度境界線を越えた人間は、何度でも踏み越える。一度超えれば、それはもはやタブーでなくなる
    って言葉が印象的。

  • 下巻から少し面白くなってきた。
    個人的には、上巻の冒頭の忘年会からの偶然とミステリアスな出来事には感情移入できなかったが、下巻ではそれを科学的に検証、解明する試みは良かったと思う。

  • ブクログレビュー読むと、みんな同じ感想みたい( ´ ▽ ` )ノ。
    ミステリーとしては、弱いね(>_<)。
    他に容疑者が出てこない以上、あれ以外の真犯人は考えられない……ネタバレも何もないな(´ε`; )ウーン…。
    では動機や犯行過程で読ませるのか?、というと、それもまた弱いし(´ε`; )ウーン…。
    そして何といっても、小夜の超能力だよなあ(´ε`; )ウーン…。
    聴き手に完全な「シーン」を幻視させる歌、か……だったらまず歌い手に、自分が見たシーンを完全に脳内再生できる写真記憶能力が必要になるよなあ……でないと、錯誤や思い込みが混入したメチャメチャな幻覚が生じるはず……(´ε`; )ウーン…。
    まあ、正直ガッカリな下巻だった(´ε`; )ウーン…。

    つぎは「ジェネラル・ルージュ」か、と思ってたけど、解説読んだら「螺鈿迷宮」の方がいいの?
    どっちも買ってあるから、じゃあ「螺鈿」でいくよ、えりちゃん( ´ ▽ ` )ノ。
    ナイチンゲールの汚名返上なるか、ドーソン?( ´ ▽ ` )ノ。

    2016/01/14

  • 期待してたから、ちょっとがっかり。爽快感はなく、暗い話だった

  • 上巻は歌の不思議な力と事件がどのように絡まるのか、すごく気になって終わってしまったけど、最後まで読んでもスッキリしなかった。リアリティーがあるようで無いので、どういう姿勢で読むべきかが掴めなかった。あとは歌の力がいまいちイメージできなかったのも大きい。今作の登場人物もあまり好きになれなかった。
    話の展開やシリーズのメインキャラクター達の良さは前作から引き続いていたので、それらのお陰で楽しめる部分は楽しんで読めたかな。

  • 結末は意外であったが、何ともしっくりこない音楽の世界。

  • 前半は田口せんせ中心、後半に白鳥さん登場の構成はかわらず。今回は周りの人物にも焦点を当ててパズルのピースを埋めるように少しずつ展開していった印象。前作は徹底して田口せんせの視点で描かれ、行き詰まったところで白鳥さん登場からの急展開だったので、読み進めての感触はだいぶ違うように感じました。人物は相変わらず濃い。白鳥さんと互角に渡り合う同級生、加納警視正とその部下であるタマちゃんが、白鳥田口コンビといいコントラスト。小夜ちゃんの歌声、わたしも聴いてみたい…。

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    手術前で精神的に不安定な子供たちのメンタルサポートを、不定愁訴外来担当の田口公平が行なうことになった。時同じくして、小児科病棟の問題児・瑞人の父親が殺され、警察庁から出向中の加納達也警視正が病院内で捜査を開始する。緊急入院してきた伝説の歌姫・水落冴子と、厚生労働省の変人役人・白鳥圭輔も加わり、物語は事件解決に向け動き出す。読者を魅了する、海堂尊のメディカル・エンターテインメント、下巻です。

    【キーワード】
    文庫・シリーズ・医療・ミステリー・ドラマ化

    【映像化情報】
    2009年10月9日ドラマ化
    出演:伊藤淳史・仲村トオル 他

    ++1

  • 実は【ナイチンゲールの沈黙】の方を先に手に入れてました。
    でもここはやっぱり【チーム・バチスタ】からと思って、こちらも読むのをがまんしていた作品。
    どうやらこの作品は賛否両論分かれているようですが・・・
    【チーム・バチスタ】の方がおもしろかったというのが私の感想ですが・・・
    でもこのシリーズ、もうちょっと読んでみたいと思っています。

  • 手術前で精神的に不安定な子供たちのメンタルサポートを、不定愁訴外来担当の田口が行なうことになった。時同じくして、小児科病棟の問題児・瑞人の父親が殺され、警察庁から出向中の加納警視正が病院内で捜査を開始する。緊急入院してきた伝説の歌姫と、厚生労働省の変人役人・白鳥圭輔も加わり、物語は事件解決に向け動き出す。読者を魅了する、海堂尊のメディカル・エンターテインメント。

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