ナイチンゲールの沈黙(下) (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)

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著者 : 海堂尊
  • 宝島社 (2008年9月3日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796663601

ナイチンゲールの沈黙(下) (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)の感想・レビュー・書評

  • 歌声にここまでの力があるのか、凡人の私には理解出来ない。歌声が本作の中では重要な道具立の一つになっているが、そこの点が惜しい。

    主人公の一人瑞人も15という年齢にしては、しっかりしすぎ、なんてったて、ロジカルモンスターとキャリアの警察官相手に一歩も引かないんだから。以上のような多少の不自然さはあるものの、物語は面白く一気読みでした。どうやら、桜宮サーガとも呼ぶべき壮大な物語の一部らしいので、出来れば、刊行順に読んで行きたい。

  • キャラが好きです。シリーズ全部読みたい。

  • 再読2回目。白鳥も登場し、「バチスタ~」の時みたいな展開を期待したが、あまり盛り上がらずに読み終わった感じがある。結局のところは「妖しい」と思った看護師の浜田小夜がアリバイのある中どうやって殺人をしたのか(殺人ではなく結局男に襲われたうえで反抗し刺し殺してしまった正当防衛になるのだろう)という確認作業みたいな感じで物語が進んだためか「バチスタ」よりは面白さを感じることができなかった。ただこの物語の背景は奥がありそうなので、「ジェネラルルージュの凱旋」を読む前に他の外伝を先に読んでみようと思う。

  • 結末は、ちょっとうーん……と思ったけど、全体的には面白かった。
    ただ、傷害致死+死体損壊に、執行猶予なんてつくの? ってのが大いに疑問。

    一度境界線を越えた人間は、何度でも踏み越える。一度超えれば、それはもはやタブーでなくなる
    って言葉が印象的。

  • 下巻から少し面白くなってきた。
    個人的には、上巻の冒頭の忘年会からの偶然とミステリアスな出来事には感情移入できなかったが、下巻ではそれを科学的に検証、解明する試みは良かったと思う。

  • 期待してたから、ちょっとがっかり。爽快感はなく、暗い話だった

  • 上巻は歌の不思議な力と事件がどのように絡まるのか、すごく気になって終わってしまったけど、最後まで読んでもスッキリしなかった。リアリティーがあるようで無いので、どういう姿勢で読むべきかが掴めなかった。あとは歌の力がいまいちイメージできなかったのも大きい。今作の登場人物もあまり好きになれなかった。
    話の展開やシリーズのメインキャラクター達の良さは前作から引き続いていたので、それらのお陰で楽しめる部分は楽しんで読めたかな。

  • 結末は意外であったが、何ともしっくりこない音楽の世界。

  • 前半は田口せんせ中心、後半に白鳥さん登場の構成はかわらず。今回は周りの人物にも焦点を当ててパズルのピースを埋めるように少しずつ展開していった印象。前作は徹底して田口せんせの視点で描かれ、行き詰まったところで白鳥さん登場からの急展開だったので、読み進めての感触はだいぶ違うように感じました。人物は相変わらず濃い。白鳥さんと互角に渡り合う同級生、加納警視正とその部下であるタマちゃんが、白鳥田口コンビといいコントラスト。小夜ちゃんの歌声、わたしも聴いてみたい…。

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    手術前で精神的に不安定な子供たちのメンタルサポートを、不定愁訴外来担当の田口公平が行なうことになった。時同じくして、小児科病棟の問題児・瑞人の父親が殺され、警察庁から出向中の加納達也警視正が病院内で捜査を開始する。緊急入院してきた伝説の歌姫・水落冴子と、厚生労働省の変人役人・白鳥圭輔も加わり、物語は事件解決に向け動き出す。読者を魅了する、海堂尊のメディカル・エンターテインメント、下巻です。

    【キーワード】
    文庫・シリーズ・医療・ミステリー・ドラマ化

    【映像化情報】
    2009年10月9日ドラマ化
    出演:伊藤淳史・仲村トオル 他

    ++1

  • 手術前で精神的に不安定な子供たちのメンタルサポートを、不定愁訴外来担当の田口が行なうことになった。時同じくして、小児科病棟の問題児・瑞人の父親が殺され、警察庁から出向中の加納警視正が病院内で捜査を開始する。緊急入院してきた伝説の歌姫と、厚生労働省の変人役人・白鳥圭輔も加わり、物語は事件解決に向け動き出す。読者を魅了する、海堂尊のメディカル・エンターテインメント。

  • 前編で起こったある事件の解決編。共感覚の強化版のようなものや、デジタルムービーアナリシスといったSFチックなものが出て来た為、現実感のあまりない小説になっていると感じました。ただ、田口をはじめとする人間ドラマは前作同様面白く、今後の作品にも期待出来ると思いました。

  • 一気に読み終えました。
    イメージを想起させる、不思議な歌声をもつ看護師と、両目に癌を患うちょっと複雑な少年と、もう残された時間が僅かな色白の少女。
    病院と手術と殺人事件と、複雑に絡み合う中で、命と向き合う彼らの姿に、涙が誘われました。
    ミステリーとしての面白さが、第一作目のバチスタの栄光から、さらに深まり、海堂尊シリーズを追いかけたいと思いました。

  • 前のより少しファンタジック

  • このシリーズの次は読まないかな。

  • ちょっと現実離れしすぎかな。
    らしからぬというか、バチスタシリーズの中でも浮いちゃってる感じ。

  • いろんなことがたくさん絡まりすぎていてごった煮感がある。それぞれがそれなりに繋がってはいるが、ここまで人物が出てこなくてもよいのではないかと思う。
    また、次回作への伏線も貼られまくっていて、不自然な部分もある。
    特殊な能力を持った人物による犯行なのでリアリティはあまりないが、読みごたえはあると思う。

  • ミステリーとして犯人に意外性がなく、それでいて手法に無理があり、それ以前に自首で良かったのでは?と感じてしまう。瑞人は中学生にしては有り得ないでしょ。
    小夜の人間性がよくわからなかった。暗い過去が謎を孕んでいるせいだけではなく、なぜ中学生に入れ込むのかもよく解らず。
    今回の白鳥はあまり毒気がなく、同じ属性の加納もその個性を今回は十分活かしきれていない感じ。
    謎解きもむりやり感あるなぁ。このお話はいっそのことミステリー仕立てにしないほうが良かったのでは?
    曲者の登場人物達とは是非次の物語で再開したい。

  • <ネタバレ有り>


                           
    ++++++++++++++++++++++++++++++++



    上巻の時点でつけてた犯人の目星は大はずれ。疑惑の人物がひねりもなく犯人だったのですごく肩透かし食らった気分です。上巻が面白かった分、残念。
    上巻では小夜のこと患者思いのいい看護師さんだなーと思ってたけど、下巻でどんどん受け付けられなくなっていった。アツシに手術を受けさせるために白鳥がついた嘘に激昂してビンタする意味がわからない。14歳の瑞人に対して恋愛感情持ってるように見えるところも嫌。由紀とのエピソードがよかっただけに、最後の展開にはドン引き。
    歌声で真相を伝えるとか、ミステリーじゃなくてファンタジーだった…。
    あと「顔を見合わせた」って表現が多すぎて気になった。

  • 前作とは違って事件解決が少し不思議な感じの設定でしたが個人的にはこういう感じの物も好きなので面白かったです。
    白鳥はいいですね。あとライバル?登場もよかったです。
    小児病棟の子たちはかわいそうでしたが、ここの部分は現実にもあることなのでしょうね。
    シリーズの他の作品もぜひ読んでみたいです。

  • 気になるテーマがあったのでシリーズの順序を無視して本作品から読んでみました。
    ドラマをチラッと見たことがあったので多分わかるだろう、と高を括っていたのですが・・・全然わからない。

     いきなり宴会。狸囃子?誰が誰だかまったくわからない。
     この看護師(小夜)がキーキャラ?
     バーで聞かされた歌で苦しんでるけど???なにごと???
     いきなり歌ってた人が倒れたよ。全然ついていけないよ。
     小児科の話じゃなかったの??

    と、序盤は別作品の表紙がかぶせてあるのかと疑ったほどです。

    あらすじ通りに小児科の話が出てきてからはすんなり。結末まで一気に読み終えてしまいました。

    最新の技術を用いた推理、加納と白鳥の毒々しくも軽妙なやり取りは読みごたえがあり引き込まれました。

    でも、やっぱり読みづらい・・・。
    できるなら映像で見たい・・・。

     ○○は××しつつも、△△な■■に~~した。

     ○○の××な思いは、△△の■■な態度に~~する。

    って感じの文章が多くて、それが個人的には読みづらいです。
    そして「○○こと××」みたいな二つ名があるキャラクターが多くて覚えきれません。そのキャラクターに興味を持てない段階では二つ名をいくら挙げられても、ふーん、としか。
    アホな読み手ですみません…。

    犯人は上巻の時点でほぼ確定してるので、どう引っくり返るのか、と期待しつつ読み進めましたが、引っくり返りませんでしたね。
    少し拍子抜けしてしまった私はどんでん返しばかり期待してしまう悪い読者の見本です。
    オチも「桜宮病院が悪い」って結論は、うーん。

    すでに「ジーンワルツ」を買ってしまっているのですが、ほかの作品も読むかどうかは悩むところです。
    長期入院をしたことがある人、家族が病院にお世話になっている人にとって、病院の裏側のドロドロした部分を目の当たりにするのは、それがフィクションだと割り切ったとしても、あまりいい気持ちはしないと思います。
    医者を盲信するのも問題だと思うけれど、本作品に出てくるような小児がんの子は適切な処置がなければ大人になることはできない。命をすがる相手はできるだけ神様であってほしい。このシリーズを読むことで知らないほうがよかったことを知ってしまうかもしれない。

    と、まぁ、頭の良くない読者の感想でした。
    いや、面白かったんですよ!寝る間を削って一気読みするくらいに!

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