70円で飛行機に乗る方法 マイルを使わずとも超格安で旅行はできる (宝島社新書)

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  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796663618

作品紹介・あらすじ

1000円以下の国際線が続々登場!なぜ日本の航空券は高いのか!?いま、世界の空が熱い!激変する航空業界の疑問がこの1冊ですべて解決。

感想・レビュー・書評

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  • 初読。

    2008年発行とあって、JAL破綻前、羽田国際線再オープン前、そして震災前になる。
    で、2012年現在、日本に乗り入れるLCCの話題華々しく、
    一方、立ち遅れる日本としてこの本に書かれている懸念がじわじわと現実のものになっている。

    やっぱり高城剛氏の身軽になってフットワーク軽くどこへでも行こう!
    って提案は単純にわくわくするな。
    ITが進んだからこそ、ITに出来ない事がはっきりして、リアル、ライブの価値が上がった。
    って最近つくづく実感するわ。

    どんどん快適になるアッパークラスでのラグジュアリーな旅を目指して
    経済力をつけるのも良いと思うし
    LCCのエコノミーでも長時間のフライトに耐えるように身体を鍛えて(笑)
    フットワーク軽く旅立つのも良いと思う。
    もちろん本人の意思で日本を楽しむのも良いと思う。

    「海外、行ってみたいけど高いし、時間かかるし、めんどくさいし・・・」
    とアレも駄目、コレは嫌、ってうだうだしてるのが一番勿体無いな。
    自戒を込めて。

  • 世界一周は誰でも出来る。本当にしたいと思うなら。島国日本からは考えられない値段で飛行機が飛んでいる。それこそ近所に買い物に行く感覚だ。実は日本は今も鎖国しているのではないかと、この本を読んだ後深刻に考えた。もっと世界に目を向けると今の日本の本当の問題点が浮き彫りになる。これから世界を相手に仕事がしたいと思う人にとっては一読の価値がある!

  • 最近、旅行や出張で海外にいくことが増えてきたので買ってみました。
    後から気づいたのですが、2008年に発行されたものなのですこし情報が古いです。不覚。
    とはいえ、これまであまり飛行機にのってなかった私にとって、
    肝となる情報部分はそれなりの鮮度で楽しめました。

    日本国外ではLCC(ローコストキャリア)が流行っているみたいですね。
    LLCは格安航空会社という意味で、
    キャンペーンやシーズンオフによる値下げ航空券を売っているのではなくて、
    効率化とサービスの簡素化で低価をガクッと下げている航空会社のことです。

    高いお金をはらって至れり尽くせりのサービスをうけるのではなく
    新幹線の自由席を利用するような感覚で
    チケットを出発直前に購入したり、食事は持参したり、手荷物だけで移動したり、です。
    国内線に導入されていることが多いみたいですが、
    日本国内を移動することがないので経験したことがないです。

    日本は主要都市に国際線が集中しているのでLCCが普及しにくいみたいですね。
    空港に着率する料金や駐機する料金が非常に高いのだとか。
    至る所に空港と作って採算がとれていないから
    主要都市にある空港の利用料を上げたというしょうもない理由で、です。

    その他もろもろのエピソードの紹介がありネタとしては面白いですが、
    重要なのはフライトの選定次第でいくらでも旅費を節約できる、ということで、
    (あたりまえか・・・)
    再来週のフライトを見直していろいろ調整したら2万円ほど旅費を削減できました。
    結構うれしいものですね。

    ただ、具体的に、
    どうすれば安いチケットを手に入れられるかなどのテクニックの紹介はないです。
    そういったものの紹介を期待している人は購入しないほうがいいと思います。

    http://www.bpsinc.jp/plog/archives/3621

  • ITが発達すればするほど、生のライブ感が大切になってくる。気軽に飛行機に乗れる時代がきた。

  • 高城剛の拙著『「ひきこもり国家」日本』の姉妹本に位置される本。
    「日本人は引きこもりすぎである」と声高に叫ぶ、高城氏がお金をかけずに世界を見る方法を解く。

    また、個人レベルで世界を見る方法だけではなく日本が世界水準から置いてきぼりにされないためにはどうしたらいいのか?そのマクロな問題点とその解決方法にも触れている。

    この本が書かれたのは2008年だが…今読んでも得るものは大いにある。個人的にはJALが破綻した理由の一因が垣間見えた。

  • lastminutes.comの下りや、国内航空線事情などは面白かった。エコとかは自分にはいらない情報だった。そして書名にもあわないんじゃないか。

  • LCCが認知されてからもう数年たちます。

    僕は、まだライアンエアーにもエアアジアにも
    乗ったことがありません。

    そこで読んだのがこちら

    日本も地方空港が軒並み赤字で
    そこを有効利用すべく
    LCCが乗り入れをかなり熱心に検討してようです。

    先月、拡大した羽田にも
    エアアジアがクアラルンプール5000円を打ち出しました。
    成田のすぐ隣の茨城空港も
    春秋航空がすでに乗り入れてます。

    そもそも日本は航空運賃が高すぎます。
    (ヨーロッパで2時間3000円のLCCは安すぎると思いますが・・・。)

    今でも飛行機は高級な乗り物という印象がありますが
    もっと簡単に乗れてもいいと思います。
    大きな空港で国産線の乗ろうとすると
    2時間前チェックインでその後、時間をもてあまします。
    仕方なく買い物したり、ソファに座ったり、何か食べたりしますが
    あれも考えればヘンですよね。

    新幹線や高速バスに乗るときに
    2時間も前に駅に着いて、
    ただブラブラしてるなんてことはありません。

    日本に参入してくるLCCは
    30分前のチェックインを目標にしているとききました。
    まだ実際には実現しないようですが
    「早くて安い」は、大衆にかならず受けいれられます。
    そもそもJALの経営破たんは、
    そういう時代を物語っています。

    「駆け込み乗車は大変危険です」と
    空港でアナウンスがあるようにいつかなるのでしょうか?

    「とにかく僕らは世界を見よう」がこの本のテーマ。
    いい本でした。

    ちなみに、著者の高城さんは、その業界では有名人らしいです。
    僕は知りませんでいたが・・。
    沢尻エリカの離婚騒ぎの旦那だそうで
    それを知ったときに、
    特にそれまで沢尻エリカのファンでもなんでもなかったのですが
    いっぺんで沢尻エリカが好きになり
    高城さんが嫌なやつに思えてきました・・・(笑い)。

  • 意外と情報の少ない海外旅行に対して、リーズナブルに旅行をする方法や、今の世界の航空事情に即した旅行のスタイルそのものから提案してくれる一冊。同じく高城剛さんの、サバイバル時代の海外旅行記と併せて読むと良いと思います。

  • 70円てのは大げさにしても、LCCに関する偏見がちょっと減るかな。これからのLCC、そして大手と言われる航空会社がどうなっていくのか楽しみになった。

  • 著者、高城剛って「べつに」のダンナですよね。帽子かぶったあごひげの小男って程度しか知らなかった。この本は表題につたれてついつい手にしたのだ。内容はとってもためになる事が載ってる。あとがきには「ストリート」「トラベル」「ハイブリッド」「サバァイブ」「エスケープ」へと向かうとあり、何やらなぞかけのようなキーワードがあった。関空からオーストラリアのシドニーへ手提げ鞄ひとつ抱えてふらっとエスケープっていいじゃない。ジェットスター航空のキャンペーンでは往復2万円だっていうし、ここに来てもやっぱり英語力を磨けということらしい。

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著者プロフィール

高城 剛(たかしろ つよし)
1964年東京都葛飾区柴又生まれ。
日本大学芸術学部在学中に、「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。自身も数多くのメディアに登場し、NIKE、NTT、パナソニック、ソニー・プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。2008年より、拠点を欧州へ移し活動。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。著書に『世界はすでに破綻しているのか?』『空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか?』『カジノとIR。日本の未来を決めるのはどっちだっ!?』(集英社)、『ヤバいぜっ! デジタル日本』『オーガニック革命』(集英社新書)、『2035年の世界』(PHP研究所)、『人生を変える南の島々』『LIFE PACKING2.1 未来を生きるためのモノと知恵』(パブラボ)などがある。

「2017年 『不老超寿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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