日本霊能者列伝 (宝島SUGOI文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796664585

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  • 図書館の本 読了

    者30人の人生!
    内容(「BOOK」データベースより)
    「霊能者」は、いつの時代も真贋をめぐって論議を呼んだ!『リング』のモデルとなった御船千鶴子、国家に2度の弾圧を受け、「大本教」の聖師といわれた出口王仁三郎、「平成の千里眼」宜保愛子、予言能力で大物政治家とのつながりもあった藤田少女姫、神聖天皇宣言と予言で世間を騒がせた長岡良子など、日本を代表する霊能者30人の人生。

    このページ数でこの人数だから仕方ないんでしょうけど、もうちょっと詳しく知りたいという欲求が生じる本でした。
    結局は検証不可能なんでしょうね。

  • 200ページ少々で、明治から平成初期にかけて、霊能者と呼ばれた
    30人を扱っているのと、途中にコラムもあるのでそれぞれのページ
    数はかなり少ない。

    なので、紹介されているのは生い立ちと有名なエピソードだけ。
    それも2005年にムック版が発行された時点で、既に亡くなって
    いる方たちだけを紹介しているので、今も存命な細木和子や江原
    啓之などは扱っていない。

    存命の方を扱うと、いろいろと問題も出て来るから仕方ないの
    かもね。

    千里眼の御船千鶴子や、念写の長尾郁子は有名どころかな。おふたり
    は福来友吉博士の研究対象だし、千里眼事件としても残っているから
    ね。

    新しいところでは冝保愛子さんかな。一時はテレビに引っ張りだこ
    だったが、気づけばメディアから姿が消えており、次に名前を聞い
    たのは訃報だった気がする。

    私のような一般人が見えないものが見えたり、聞こえない音が聞こえ
    たりする人はいるんじゃないかと思う。思うんだけど、それを金儲け
    にしてしまう人が多いから胡散臭いんだよね。「あんた、死ぬわよ」
    とか脅かしてみたりさ。

    千里眼も念写も、トリックが言われるが、本書では明らかに「それ、
    手品でしょう」と思われる、所謂、物理霊媒なるものも扱っている。
    どう読んでも私には霊能者というより、マジシャンにしか思えな
    かっただけかもしれないが。

    そして、「竹内文書」の竹内巨麿。この人を霊能者としちゃっていい
    のかな。まぁ、一部には「竹内文書」を信じている人もいるからなの
    かな。「東日流外三郡誌」と共に私には明らかな偽書なんだが。

    占い師は自分のことを占えないと言われるが、ハワイで射殺された
    藤田小女姫はやっぱり自身の死を感じることは出来なかったのかな。

    一時はメディアを騒がせた占い師や霊能者、スピリチュアリストも
    あまり姿を見かけなくなった。一部にはオウム真理教の一連の事件
    の影響もあると言われている。

    でも、見解決事件や行方不明者のテレビ公開捜査みたいな番組で
    は時々、海外の心霊捜査官(?)みたいのが出て来る。あれって
    いいのかな。

    信じるか信じないかは、個々人の問題だけどね。そういえば、
    「こんなん出ましたけど」って言ってた人もいたな。この人も
    消えちゃったけど。

  • 日本近代の代表的な霊能者30人をひとり3ページほどで紹介した本。情報量はあまり多くないし少々ウサン臭げなものとして型通りなまとめになっているが、短時間で近代における霊能者の代表的な人物について概略をつかむことができた。

    全体を通して見るに、霊能者や教祖といった社会的な枠組みから逸脱していそうな人々が、いかに時代や社会の影響下にあったのかを感じた。本書が「霊能者」というオカルト的文脈において定義の明確な概念でまとめられていることも影響しているとは思うが。

    大本教についてもっと掘り下げていきたいと思う。

  • 知らない人ばかりだったので、非常に興味深く読みました。

  • 芝居の資料用に読む。
    大して知らなかったからこそ、なかなか興味深い。故人ばかりで正解だったと思う。
    やはり女性に惹かれる。理論を省いた魅力。

  • 30名ほどの「霊能」にかかわった人物の話が掲載。すべてが短い記事なので、分かり易くはあるが内容としては濃くはない。
    軽く、どのような「霊能者」たちがいたのかを知りたいのであれば、簡単に読めるのでおすすめです。

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