立命館小学校メソッド (宝島社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796666947

感想・レビュー・書評

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  • 友人と、こどもに勉強させるにはどうしたらいいかな…なんて話していたときに見つけました。
    コレ文庫になってたんだ!
    私学ならではの最新の教育メソッドを取り入れている立命館小学校。校長が深谷先生、副校長が陰山先生。となれば、辞書引き、百マス、音読…。

    この学校で実践していることで、まずは家庭で取り入れることができるものも沢山あります。
    実践してみる価値のある情報だと思います。
    深谷先生と陰山先生の対談もすごく興味深いです。

    内容的には星5つ、ですが、実践するには他のテキスト類が必須、ということで、4つにします。

  • 深谷先生は小学1年生から子どもたちに辞書引きを指導し成功されています。本書の帯には「今すぐ自宅学習に応用できる・・・」とありますが、我が家では失敗してしまいました。調べたことばのあるページに付せんを貼っていき、辞書がふくれ上がっている写真を見ると、「スゴイ」と思うのですが、自宅で一人でさせるには無理があるのでしょうか。ただ、私自身、小学生向けの国語辞典には発見がありました。まずは、当然なのかもしれませんが、書き順が載っていること。これは結構便利です、というか「エッ?!」と思うこともたびたび。それから、エッセイがいろいろ入っていること。これもおもしろい。点字とか載っているのも興味がわく。ということで、親が楽しんでいるのです。まあ、そうやって親が見ていれば、いずれ子どもも使うようになってくれるかなあ、と思うのですが。さて、本書では立命館小学校での実践例が数多く紹介されています。やりようによっては、子どもでもここまでできるのだという驚きがあります。これだけの指導を受けていればさぞや優秀な子どもたちに育つだろうと思うのですが、この子たちの進学先はすべて立命館大学に決まっているのでしょうか?ちょっとそこが疑問です。中学からはアドバンストコースをつくっているから、将来的には外部受験する生徒も多くなるのかもしれません。

  • 辞書引き学習、自主学習を中心とした効果について。私立だからこそ出来る内容かと言われたらそうではない。

  • すごい!ここまでやるか!適齢期にあわせた徹底した辞書引き教育。極端に感じるかもしれないが、一貫した教育姿勢を校長が打ち出さなければ、その学校の生徒の学力向上はありえません。学校も生徒も親も極端にやり通してようやくひとつ結果がついてくるのでないでしょうか。

  • 私立だからできる教育活動・・・ではなく、様々な場面で使える指導方法だと思います。
    「めんどくさい」「旧態依然」からの脱却こそが必要。

  •  様々な教育方法は存在するし,新たに生まれている。そのひとつひとつに賛否両論はある。しかし,その中に必ず実践のヒントは隠されている。だから,まずは何でも知ることからはじめなければいけないと思う。
     2000枚の付箋。1年生から国語辞典。なんでもノート。…活用できることがありそうだ。

  •  立命館小学校の指導法・学習法を深谷校長自らが述べている書籍。なんかいろいろとすごいです。

     ここに書かれていることの多くは「そりゃそうだよなー」と言わざるを得ないほどの理想的なものばかり。ある意味、理想論。でも立命館小学校のすごいところは、その「理想」を実行していることだと思います。小学生もやるもんですな。

     おそらく「立命館小学校メソッド」に関しては賛否のあることでありましょう。言ったら現行の初等教育を根元から疑ってかかっていますからね。慎重に考えなければならないです。ただ、肯定・否定に関わらず、初等教育を考える上では一度は読んでおきたい、そんな書籍。

     あと、小学生が辞書を持っている写真が載っているんですが、とっても衝撃的☆ 辞書ってこんなことになるのかーって感じ。


    【目次】
    序章 子どもたちの「学ぶエンジン」にいかに火を点けるか
    第一章 驚異の辞書引き学習法
    第二章 子どもがどんどん辞書を引くようになるには?
    第三章 小学校4年生までですべて決まる!
    第四章 「モジュールタイム」で驚異の学力アップ効果
    第五章 「できる子」の家庭に共通するもの
    特別対談  深谷圭助 × 陰山英男
    第六章 新時代の「読み・書き・そろばん」をめざして ― 各教科のトライアル
    あとがきにかえて ― 頭のいい子を育てるには、親と過ごす時間次第

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著者プロフィール

1965年生まれ。愛知教育大学卒業、名古屋大学大学院博士後期課程修了。博士(教育学)。立命館小学校校長を経て、現在は中部大学教授。NPO法人こども・ことば研究所理事長、元ロンドン大学東洋アフリカ研究学院客員研究員など複数の役職を務める。「辞書引き学習法」を開発・提唱し、自らすすんで学ぶ力の大切さを主張している。

「2023年 『語彙力1600 コンパクト版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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