- Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796667142
作品紹介・あらすじ
柴山幸太は、神戸でフレンチスタイルのビストロを営む料理人。店はいつも賑わっていたが、誰もが料理の味を絶賛する一方で、デザートの感想を語ってくれない。不満を抱いた彼はデザートに力を入れようと、持ち前の探究心で新感覚スイーツの開発を目指すが、そのために思わぬ事件に巻き込まれることに…。ひとりの女の人生を狂わせた、とあるパティスリーで発生した食中毒事件。その裏には何が隠されているのか?次々と起こる事件は何を物語っているのか?華やかなパティスリー界の舞台裏で繰り広げられるパティシエたちの葛藤と、「食の安全」を問う「ビストロ・コウタ」シリーズの第2弾。
感想・レビュー・書評
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「ビストロ・コウタ」シリーズ2作目。
相変わらず美味しそうな濃厚フレンチに加え、今作ではデザートにも力が入っています。
パリ・ブレスト。
ミルフイユ。
フォンダンショコラ。
スフレ。
華やかに艶めいて甘ーいデザートの数々。
この、べちゃぁっとした関西弁には(関西人として)抵抗を覚えますが三宮にこんなお店があったらなぁ。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
続編のこちらは「食の安全」「食中毒」がテーマ。
こっちのほうが、内容だけでなく文章そのものが読みやすくおもしろかった。
神戸は料理だけでなく、ケーキもおいしいもんねぇ。 -
料理(美食)ミステリー作品の続編を読了。
今作は「食中毒」「食の安全」を題材/主軸に物語が進んでいく。
前作並に忌避嫌厭感を覚える展開ではあるが、結末は一転 払拭されていたので読了後まで残らなかった。
食(料理)と生命活動の密接さを痛感した1冊だった。 -
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
前作よりサスペンス要素は少なめで、じっくり謎を解いていくという感じです。
犯人はあの人か!いや違うか…いやでもやっぱり…の繰り返しです。
美味しいケーキが食べたくなるなぁ。食中毒だけど笑笑 -
私には丁度いいスリル感。お料理の描写が好き。
だけどイマイチ犯人の動機にストンと来なかった。 -
料理の描写はピカイチ‼︎読んでるだけで料理が見えてくる‼︎
少しずつ犯人に近づいていく様も、ワクワクさせてくれたのだが、犯人の動機が少々弱いように感じたのは残念… -
禁断のパンダよりは威力が落ちている。料理の描写が良かったのに、衛生面を持ち出されると純粋に楽しめず気持ちが萎えてしまう。犯人の動機もコナン並みにフンワリしていて納得できなかった。
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前作が強烈だったのでドキドキしながら読んでみたけど、今回はスイーツ縛りのミステリーでそんなド肝を抜くような話ではなかった。
けど、面白かったし、綾香がなにをおねだりしたのかがちょっと気になった(笑)
2017.10.13 読了