ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (宝島社文庫)

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796667678

感想・レビュー・書評

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  • R1.6.29 読了。

    ICU棟に看護研修で入った姫宮さんが、気になりますね。直属の上司である白鳥さんは、いつ登場するかも気になりますね。下巻に続く。

  • バチスタシリーズの中で1番お気に入りのジェネラル・ルージュの凱旋。
    そして大好きな救命救急センター部長・速水晃一。
    ドラマでの白鳥との同期という設定も刺激的で良いのだけれど、原作の田口島津と同期というわちゃわちゃ感も好き。

    時間軸としては前作のナイチンゲールの沈黙と被る。
    姫宮という得体の知れない人物を抱え、日々送り込まれてくる患者を助けるICUチーム。
    そんな中、ドクターヘリ導入を悲願し患者の前でのみ下僕だという高潔な速水に収賄の疑惑がかけられる。
    田口は速水を救えるか。姫宮は一体何者なのか。
    下巻に続く。

  • 時間的には前作「ナイチンゲールの沈黙」と重なる部分でもあり、別の角度からのアプローチの作品です。登場人物は言うまでもなく皆、魅力的ですが、この作品で姿を現した姫宮が、これまたいいです。救急をめぐる環境の厳しさがこれから先、どう描かれていくのか楽しみです。下巻に続く。

  • ドラマ版を見たことがあるけど、原作はだいぶ印象が違って、人々の思惑がゴタゴタしている感じ。説明文も多めで、読むのが大変かな…と思いきや、サクサク読めるし、続きも気になる。この薄さなら1冊にまとめてほしい、と毎回思う。
    下巻を読まないと、ストーリーに関しては何も言えないけど、前作と並行して話が進んでいるのは、なかなか面白くて好き。

  • バチスタシリーズの2作品目。

    今回は救急医療がテーマとなっており、現場の人間関係がしっかりと描かれていた。

    具体的な症例ではなく、システムや環境についてのもので上巻は設定の描写が主だったものであり、下巻への期待感を持たせる話だった。

  • 田口白鳥シリーズ、姫宮の登場が螺鈿迷宮の登場とリンクしている/ 腹立たしい人間と変人が出てくる作品はどれもおもしろい/ ま、ご都合がよろしい展開だけども

  • 渡海先生が懐かしまれる。
    花房師長はいつからこんなになったんだろう。
    猫田師長、変わらないでいてくれて嬉しい。

    って、ほぼブラックペアンの回想になってしまった。

    さて、下巻下巻。

  • 映画版の速水を見て面白いキャラクターだなと気になって読み始めました。
    三船vs速水と沼田vs田口の会話でのどちらも譲らずの攻防戦が読んでいて楽しいです。
    田口先生の苦労人ぶりを読んでいると次第に応援したくなる。

  • 大人気“田口・白鳥シリーズ”みたび登場!伝説の歌姫が東城大学医学部付属病院に緊急入院した頃、不定愁訴外来担当の田口公平の元には匿名の告発文書が届いていた。“将軍(ジェネラル)”の異名をとる、救命救急センター部長の速水晃一が特定業者と癒着しているという。高階病院長から依頼を受けた田口は調査に乗り出す。

  • 「ナイチンゲールの沈黙」と同時期に起こった、カテーテルに関する癒着疑惑があるという告発文書が届き、その真相究明していく物語。田口の立場が偉くなり、新たに田口と腐れ縁の将軍と呼ばれる人物が登場する。田口はどのようにして、解明していくのか、そして救急医療の問題などが提起されていたり、人使いの荒さが目立つものの、どんな状況下に置かれても救命患者を拒まない将軍の姿勢は、無理を承知で受け入れている気持ちや助けたい一心が強いものだと感じる。ジェネラルルージュの由来も垣間見れ、救急を志すきっかけだったろうと感じた。

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著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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