トリセツ・カラダ

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 1079
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796673082

感想・レビュー・書評

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  • 読んでる本登録から相当時日が経ってしまった。読み始めは確かにカラダ地図を正確に描くことができなかった。すると、何だか教科書を読んでいるみたいで続けて読むことができなくなってしまった。そして、今日一気読みして読了。とりあえず通しで読んでみようと思った。本書のターゲットは生物を履修する中高生だろう。その年代に合うよう極限までそぎ落とした医学の講義だった。

  • この本の目的は読み終わったあと「カラダ地図」を描けるようになることです。冒険に挑む大切な必需品、それがカラダ。だから自分のカラダのことを誰よりもよく知っておこう!ドラマ化もされた小説『チームバチスタの栄光』(一般:Fカイ)を書いた作家でもある著者が、ユーモアを交えて分かりやすく解説。同著者コンビの『トリセツ・ヤマイ』もあわせてどうぞ。

  • 体内の絵が描けるようになれます。

  • ヨシタケシンスケ氏のイラストがほんと面白い。
    寄藤文平さんとか好きな人はぐっとくるセンス。

    はじめに”これ1冊で、カラダのすべてがざっくりわかる!細かいところはひょっとしたら少しいいかげんだけど、でもだいたいは正しい。”と言っているのですが、その通りです。
    お医者さんでこんな風に言えるのはとても柔軟な気がします。
    自分が細かく知っていると、それをまるめてざっくりするのは(って言っちゃうとあれが説明できなくなるな…)とか考えてしまって説明過多になりやすい。
    その違い、パンピーにはどっちでもいいですから……ってなる。

    ”「この本に書いてある程度くらい理解できなければ、とてもじゃないが医者にはなれない」と逆方向の太鼓判は押せる”

    これも納得いきます。
    実の所、中学高校で習ったことが9割です。
    初めて知ることなど臓器の重さや長さ、後から出来た検査方法くらいのもの。(60代以上だとDNAの授業はなかったと両親が言ってるので、全員にはあてはまらない個人的感想ですが)
    20年以上経ってもパンピーが覚えている程度のことを説明できない医療従事者はいらない。

    高校生に特におススメ。(ひととおり習ってるはずなので)
    2~3回読んでお絵描きすれば基本が叩き込まれると思います。

    カバー・本文イラスト / ヨシタケシンスケ
    カバー・本文デザイン・本文DTP / 鈴木 大輔(ソウルデザイン)
    写真提供 / 山本 正二、下総 良太(千葉大学医学部付属病院放射線科)

  • 著者は、2006年のベストセラー『チームバチスタの栄光』の作者であり、現役の医師でもある海堂尊。
    著者は、この本を作った背景を、「世の中に、カラダの仕組みを詳しく説明した専門書は多い。けれどもカラダのトリセツ(取扱説明書)みたいな、おおざっぱなことが「ざっくりすべて」わかる本はない。・・・ないんだったら作っちゃえ。そうしてできたのがこの本だ」と語るが、同時に「この本の目的は、読み終わった時「カラダ地図」を描けるようになること」と明確な意図のもとに書かれているため、余計な説明や但し書きがなく、素人にも取っ付きやすく、理解もしやすい。
    冒頭の総論から、「ヒトのカラダはちくわの仲間。なぜなら、ヒトのカラダの真ん中には口から肛門までつながっている、消火管という穴があるから」といった調子で、ほのぼのとしたヨシタケシンスケのイラストも理解を助けている。
    これほど常に身近にあるものも他にはないにもかかわらず、実はよく知らない自らのカラダについての感じ方・考え方が変わる、有益かつ手元において度々眺めたい一冊。

  • 医学に興味がある方にもそうでない方にも、お勧めできる一冊。薄いので、気軽に寝る前などにどうぞ。

  • 私たちのカラダについて、簡単にまとまっていてよかった。
    ひそかに、甲状腺や副腎の位置はよく知らなかったので、それが分かってすっきりした。
    医者になろうとなるまいと、自分のカラダのことは、この本に書いてある程度には知っておいた方がよいと思った。

  • ちょっとわかった体のこと。

  • わかりやすい。理解とは分類なので大まかに分けることから始めるとよい。わからないことを発見できたら細かく分けていけばよい。

  • 深く理解しているからこそ、解りやすく書ける。とても解りやすい、良書でした。

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著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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