イノセント・ゲリラの祝祭 (下) (宝島社文庫 C か 1-8)

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著者 : 海堂尊
  • 宝島社 (2010年1月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796673617

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イノセント・ゲリラの祝祭 (下) (宝島社文庫 C か 1-8)の感想・レビュー・書評

  • 言っている内容が難しくて、分かったような分からないような、そしてたぶん分かっていない、そんな感じ。それでも読み進めていけたのは、作者の腕かな。
    内容は医療ミステリーではなかった。今の現実を見せて、作者の主張を述べる、それが小説の形になっている。そんな内容だったと思う。勢いはあるけど、理解しきれない自分にとっては持て余してしまうような本だった…。
    まだこれだけでは終わっていない、これからも続くんだろうけど、このままずっと、このシリーズは作者の主張メインになっていくのだろうか…。もう少し読んでみようと思う。

  • 院長代理で厚生労働省で行われる会議に出席することになった田口は天敵の白鳥と飲みに行った帰りに、不審な遺体を発見するが白鳥の指示で遺体を運ぶことになり監察医務院制度の格差を目の当たりにする。
    その矢先、田口は新たな会議のメンバーに選任された。解剖至上主義の法医学者、遵法精神に拘る法律家、蚊帳の外にされる遺族、それぞれの主張に翻弄され骨抜きにされていくのだが…。
    会議室でのやり取りを中心に展開する小説を初めて読みました。それにしてもクセのある登場人物が多いなァ…。
    死体の移動のあたりでもの凄い既視感に襲われましたが『玉村警部補の災難」を先に読んでいたからだと判明。

  • 作者の主張とエンターテイメントがバランスよく共存していますが、少し主張が強すぎる気もします。

  • 厚生労働省のロジカル・モンスターこと白鳥圭輔から呼び出しを受けた田口公平は、医療事故調査委員会に出席するため、日本の権力の中心地、霞ヶ関に乗り込んだ。だがそこで彼が目にしたのは、崩壊の一途を辿る医療行政に闘いを挑む、一人の男の姿だった。累計780万部を突破する田口・白鳥シリーズの、新たなる展開に注目。大人気メディカル・エンターテインメント第4弾

  • 厚労省の委員会とか、ふつうの作家ってそんなこと題材にしない
    作者は医師だとしか知らなかったので、経験があるんだろーなーくらいにしか思ってなかったけど、次巻 ジェネラルの伝説を読んで納得。彦根は作者自身か…
    小説にして世論を味方に付けるのは賢いと思う。医療は不謹慎かもしれんがエンターテイメント性も高いし、万人受けするから手っ取り早そう

  • まとめるとエーアイ(死亡時画像診断)の制度を定着させるために制度の既得利益を守ろうとする厚生労働省の官僚、法医学者、解剖・病理医学者とエーアイ推進派が論争を繰り広げる話。印象としては委員会での賛成派・反対派の議論を文章で追いかけていくという形なので白鳥・田口が大活躍するという面ではいささか物足りない。でも賛成派の彦根が、厚生労働省の官僚・法医学者の反対派を主張でねじ伏せていく部分は読んでいて痛快だなと思った。今後どう進んでいくのだろうか。続きも読んでいきたいと思う。

  • 下巻のラスト1/3くらいの検討委員会式の会議バトルがすべて。実際の国の委員会でこんな風に議論が闘わせられるのは見たことがないけど・・
    解剖率が2%というのと、解剖1体につき25万円かかるというのが驚き。

  • ドーソン10作目読了にして、やっと桜宮サーガの真の主人公が「エーアイ」そのものであることに気づいた( ´ ▽ ` )ノ。
    田口白鳥だの、ジェネラル・ルージュだの、東城大学だの、すべてこのテーマを語るための道具にすぎないんだね( ´ ▽ ` )ノ。
    官僚の私利私欲・エスタブリッシュメント・縄張り意識に大笑い( ´ ▽ ` )ノ。
    エリートを突き詰めると、非人間的というか、むしろ蟻とか蜂とか昆虫っぽくなるのかね( ´ ▽ ` )ノ。

    ドーソン作品を読んでると完全にエーアイ至上主義に染まってしまうけれど、こうまでワンテーマでゴリ押しされると、ちょっと危険な気もしてくるな(;`・_・´)ン-。
    物事には必ずウラとオモテがあるもの。
    本作にも西郷だの八神だの反対論者が描かれてはいるけれど、現実世界のエーアイ批判側の意見もちゃんと聞いておきたいものだ( ´ ▽ ` )ノ。

    出てくるキャラクターほとんどが昔の知り合い同士、ってのもどうかね( ´ ▽ ` )ノ。
    エリートの世界はこれほど狭いんだってことかね( ´ ▽ ` )ノ。
    美形と変人ばっかりなのも相変わらず( ´ ▽ ` )ノ。

    2016/01/26

  • 白鳥と同じくらい弁の立つ彦根さん。
    最終的には理想論まで語ってしまったのはやり過ぎだと思った。シオンさんが田口と会うのはいつ頃になるのか。

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    厚生労働省のロジカル・モンスターこと白鳥圭輔から呼び出しを受けた田口公平は、医療事故調査委員会に出席するため、日本の権力の中心地、霞ヶ関に乗り込んだ。だがそこで彼が目にしたのは、崩壊の一途を辿る医療行政に闘いを挑む、一人の男の姿だった。累計780万部を突破する田口・白鳥シリーズの、新たなる展開に注目。大人気メディカル・エンターテインメント第4弾!

    【キーワード】
    文庫・ミステリー・シリーズ・医療


    ++1

  • もはやミステリではないけれど、「医療エンターテインメント」と呼ばれるのがしっくりくる痛快な展開でした。

    お役所の会議って本当にこんな感じなのかな?と思いつつ、
    予算を付けちゃえばあとはやらざるを得ない、とか、
    あえて目標達成させずにフェードアウトを狙う、とか、
    企業も含め、大人の思惑が跋扈する世界にはまああることだよなーとも感じられ。

    今後のシリーズがどのような道を行くのか、気になりすぎる作品でした。

  • ミステリーではない
    会議での純粋理論構築の話

  • 霞ヶ関にある厚生労働省の検討会を舞台に、彦根先生が牙を剥く。それなのに、最後に白鳥さんが軽々と言いくるめてしまう、爽快さ。極北クレーマーは以前読んでいたので、ほかの書籍の内容がちらほら出てくるのも、状況をシンクできて面白い。

  • 下巻は上巻よりもスピーディーに展開して、迫力のあるストーリーで一気に読んだ。
    この本を読むまで、医療と司法の対立なんて疑問にも思わなかった。。。まぁ、日本に住んでないので知らなかったのは当たり前なんだけど。。。
    死体解剖がこんなに粗末にされてるとはね~。
    彦根の言ったことはちょっと究極過ぎるけど、よーく分かったし支持したいと思う。
    医療と司法が均等に両立できる日はくるのかな。

    今回は、白鳥のボケさが際立ってて、緊迫した雰囲気を和ませてくれ楽しめた。結局、田口は下巻ではイマイチだったね~。

  • チビ1号、移動図書館にて

  • 自分の考えを主張する時は、普通は立ち位置をハッキリさせておくことが大切。また、相手の考えも受け入れることも大切。会議では、往々にして後者がないがしろにされることがある。自分の立ち位置を守りたいから。
    後半はこういった展開の会議になって行った。
    読んでいる時は、「そうだそうだ!もっと行け〜!」という感情に支配されてしまう。内容も現実の医療行政の見直しに絡んでくるから、判官贔屓の気持ちも手伝って、霞ヶ関のやり方にイライラする。
    でも、最後のオチでホッとする。
    それにしても、最後まで明かされなかった伏線は、いつ回収するのだろうか。これは後の作品が楽しみだ。

  • 面白かったです。少し難しいところもありましたが。
    白熱した議論のところは読みごたえありました。
    彦根さんいいですね。最後の白鳥さんとの絡みもよかった。
    解説にも書かれていたけど、やっぱりノンフィクションに近い部分があるようですね。勉強になりました。

  • 2014/3/24
    いくつかとばした感じですね。
    このシリーズだけを順番に読んでてはいけないのか。
    ジェネラルルージュがおもしろかったから期待してたけどこれは難しかったわ。
    官僚っていっつもこういう風に描かれてるけどホントはどうなんかな。

  • 本作では、死因究明制度に関する諸々の問題と、医学生の受け入れの変化、医師法二十一条について書かれている。一人の天才が放ち正論を、その他の馬鹿が理解できないがために黙殺されるのはあってはならないことだ。足並みをそろえることを重要視してきた日本的な思考なのだろう。
    海堂さんのすごいところは、考えを言葉にできることだ。小説家というのはそれが仕事なのだろうが、海堂さんの扱うテーマからして、他の小説家より間違いなくすごい。しかも小説家は副業なわけだし。
    バカな私には完全に理解できたとは言えないし、ましてやこの小説が掲げている問題点に関して言葉で説明することなど到底できないが、だからといって他人事としていい問題ではなく、死因究明に関して問題視することが重要なのだろう。
    身近な人が異常な死に方をしない限り、死因究明に関することについてなど関心を示す機会はないだろう。しかし問題は大きくまた早急に対応すべきものである。
    「面白い小説を書く」人がこういった問題をとりあげれば、その分野に興味のない人にも読まれ多くの人に問題提起できる。
    小説は物語なのだから魅力的でカリスマ性のある人物が出てくる。今回は彦根だろう。また気になる人物として西郷や坂田局長、桧山シオンが出てくる。しかし、現実はどうなのだろう。医療問題について小説にしている人は私は海堂さんしか知らず、しかも様々な医療問題について書いているのは海堂さんひとりだ。ひとりでできることはたかが知れているし、海堂さんの専門を見る限り本作についてなのだろう。カリスマ性のある者の、有権者を論破するくだりを書き読者をカリスマ側に引き込むが、それを白鳥を使って現実に戻す。地に足がつく範囲からやっていこうという現実的な話は実際現実にも適用できるのだろう。
    現代医療が小説と同様な問題を抱えているのかはわからないが、これらを問題視し且つ解決に導く努力が必要である。
    それでは私にはいったい何ができるのだろうか。
    起きてしまったことは仕方ないその後を考えよう、というのではなく、起こさないようにするにはどうすればいいのかという彦根の考え方はものすごく好きだ。

  • 白熱した議論が繰り広げられる様はホントに面白かったし、興味深い内容がいっぱいだった。が、次への繋なぎの話という感じが強く、物足りなさが残る。

  • 医療事故にAI導入をめぐっての委員会での攻防 会議での議論がほぼメインのストーリーでしたが… 私の読解力が乏しいのかもしれませんが、途中で出てきた死体は、AIの必要性を問うための伏線だけだったのでしょうか?

  • 面白かったです。行政の何とか検討委員会というものは、こういう風に形成・進行されているのかなぁと納得したような気もします。勿論、それなりに意義があったり結果を出せるものもあるのでしょうが。
    さて、次への伏線が気になります。白鳥さんの最終目標は何なのでしょう。

  • 白鳥、彦根といった超がつくほどの論者の壮絶なロジックが炸裂する。読んでいて爽快になる。若干意味不明やが。

  • ちょっと難しかったけど。
    やっぱりおもしろいなあ。

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