- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796673617
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
下巻のラスト1/3くらいの検討委員会式の会議バトルがすべて。実際の国の委員会でこんな風に議論が闘わせられるのは見たことがないけど・・
解剖率が2%というのと、解剖1体につき25万円かかるというのが驚き。 -
ドーソン10作目読了にして、やっと桜宮サーガの真の主人公が「エーアイ」そのものであることに気づいた( ´ ▽ ` )ノ。
田口白鳥だの、ジェネラル・ルージュだの、東城大学だの、すべてこのテーマを語るための道具にすぎないんだね( ´ ▽ ` )ノ。
官僚の私利私欲・エスタブリッシュメント・縄張り意識に大笑い( ´ ▽ ` )ノ。
エリートを突き詰めると、非人間的というか、むしろ蟻とか蜂とか昆虫っぽくなるのかね( ´ ▽ ` )ノ。
ドーソン作品を読んでると完全にエーアイ至上主義に染まってしまうけれど、こうまでワンテーマでゴリ押しされると、ちょっと危険な気もしてくるな(;`・_・´)ン-。
物事には必ずウラとオモテがあるもの。
本作にも西郷だの八神だの反対論者が描かれてはいるけれど、現実世界のエーアイ批判側の意見もちゃんと聞いておきたいものだ( ´ ▽ ` )ノ。
出てくるキャラクターほとんどが昔の知り合い同士、ってのもどうかね( ´ ▽ ` )ノ。
エリートの世界はこれほど狭いんだってことかね( ´ ▽ ` )ノ。
美形と変人ばっかりなのも相変わらず( ´ ▽ ` )ノ。
2016/01/26 -
白鳥と同じくらい弁の立つ彦根さん。
最終的には理想論まで語ってしまったのはやり過ぎだと思った。シオンさんが田口と会うのはいつ頃になるのか。 -
まあまあ
-
2010
-
ミステリーではない
会議での純粋理論構築の話 -
霞ヶ関にある厚生労働省の検討会を舞台に、彦根先生が牙を剥く。それなのに、最後に白鳥さんが軽々と言いくるめてしまう、爽快さ。極北クレーマーは以前読んでいたので、ほかの書籍の内容がちらほら出てくるのも、状況をシンクできて面白い。
-
下巻は上巻よりもスピーディーに展開して、迫力のあるストーリーで一気に読んだ。
この本を読むまで、医療と司法の対立なんて疑問にも思わなかった。。。まぁ、日本に住んでないので知らなかったのは当たり前なんだけど。。。
死体解剖がこんなに粗末にされてるとはね~。
彦根の言ったことはちょっと究極過ぎるけど、よーく分かったし支持したいと思う。
医療と司法が均等に両立できる日はくるのかな。
今回は、白鳥のボケさが際立ってて、緊迫した雰囲気を和ませてくれ楽しめた。結局、田口は下巻ではイマイチだったね~。 -
チビ1号、移動図書館にて