- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796673617
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
フィクションと言いつつもほぼ事実に即して書かれたらしい本書。Aiが導入されたということは、既得権益に固執して現実を見ようとしない面々を押しのけられたということなんだろうか。さて現在の解剖率はどのくらいなんだろう。今作では白鳥がかすむほど彦根が大活躍。ただやはり海堂作品は連続して読むと少し食傷気味になってくる。
-
上巻に同じ
-
バチスタシリーズ第4弾の下巻。いよいよ霞ヶ関での本格的論争が行われる。
人間は変化になかなか対応できない生き物だなと改めて思う。今までにない新しい考え方が沸き起こってくると、はいそうですかと瞬時に対応することは難しい。それは「私はこれでここまでやってきたんだ」という矜持のようなものに対する恐怖なのかもしれないし、単純に既得権益の関係から対応できないのかもしれないが、いずれにしても対応力は低い。
また、本書でも委員会が開かれているが、これも現場ではよくあることである。「本会議の趣旨には合わない」という理由で議題にすら上がらない案件が多い。では、どこで議論するんだ?と思ってしまうが、それが意外とないのが現状である。
そうした組織の問題点なども浮き彫りにしているようで、その観点からも楽しめる作品である。 -
ちょっと小難しいお話だなぁという印象。彦根先生も小難しい人だなぁ~と。
-
厚生労働省のロジカル・モンスターこと白鳥圭輔から呼び出しを受けた田口公平は、医療事故調査委員会に出席するため、日本の権力の中心地、霞ヶ関に乗り込んだ。だがそこで彼が目にしたのは、崩壊の一途を辿る医療行政に闘いを挑む、一人の男の姿だった。累計780万部を突破する田口・白鳥シリーズの、新たなる展開に注目。大人気メディカル・エンターテインメント第4弾!
-
彦根の独壇場
-
2020/12/22 読了
色んなところが複雑に絡まりあって、決まるものもなかなか決まらない。
社会全体の裏側を見た気がした。
今回、田口先生と白鳥は大人しく感じたので、次は活躍してくれることを願う。