禁断のパンダ 下 (宝島社文庫 C た 4-2)

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 666
感想 : 91
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796673921

感想・レビュー・書評

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  • 「魅惑のグルメ・ミステリー」という帯とポップな表紙から想像して読むとうげげげー、っとなる下巻。
    ミステリ、というよりもラストの緊張感が凄かった。

  • 料理の極みは どこにいくのか?
    ワシントン条約で 禁止されている野生動物。
    中国では、何でも食べる という話の
    延長なのかなぁ と思っていたら
    実に 違う方向へ。

    料理の天才は、無口で 料理のことしか
    考えないという 人を 作り上げて、
    その 道に 走らせようとする。
    それに、かかわる 神父。

    ミステリーとしたら、ミステリーに
    なりきっていない。
    連続的に 人が 失踪するのだから
    もっと、あわただしさがいるのだが、
    じつに のんびりしている。
    今の時代には、もっと早く展開する。
    ミステリーにしようとして、
    ちょっと欲張ったかな。

    この著者の能力をすごいと思ったが、
    もっと、違う 方向があるだろうに。
    物語としては 残念さが のこる。
    やはり、ワシントン条約違反 がいいと思う。

    コウタも面白い人間だが、
    刑事の 青山 が 人間的におもしろい。

  • ほとんどの会話が関西弁なので、ちょっとこってり風味の味付けといった風。
    ……基本神戸のお話なので、神戸弁と言った方が良いのかな!?
    ともあれ、美味しそうな料理と無粋な犯罪捜査が交互に進んでいくのだけれど、あらあらまぁ。
    小洒落た感じにまとまるかと思いきや、思ってた以上にサスペンス!
    最後の最後までドキドキさせられました。

  • 読んで思ったことは、本当に作者の狙いにまんまと引っかかってしまった!これにつきますね。パンダがなぜ笹を食べるか、という中島の話題から嫌な予感はしていたのですがまさかあれを使ってしまうとは.....。最初に文章で食べ物を表現してこちらの想像力を掻き立ててからの6章。恐ろしさが何倍にもなります。どちらかというとホラー要素が強い作品ですので、読む際にはご注意を。表紙の可愛さに騙されてはいけません。

  • 真実がグロテスクすぎて…。。ちょっと人には勧められないな、、

  • 上巻途中で断念。

  • 禁断のパンダ、下巻になって急に面白くなって来た。上巻での料理の描写は本当に美味しそう。殺人事件もすぐに起きてしまうが、下巻になって急展開。そして最後の最後まで目が離せない仕掛け。

  • 頑張って読んだのにー!
    すんごい嫌いなパターンだった!
    残念!
    しかし、本当にこのミスだったのか??

  • フレンチレストラン「ビストロ・コウタ」を経営する新鋭シェフが美食界の闇に巻き込まれていくグルメミステリ。・・・らしい。

    褒めるべきところは料理に関する描写や話がとてもうまい点。
    読んでいて楽しいし、作中の料理を想像するだけでおなかがすいてくる。

    しかし、終盤に進むにつれてどんどんグロい展開になっていき、肝心のミステリはいまいち。
    警察組の捜査と新鋭シェフの料理話の2方向から話は進んでいくが、どちらも推理らしいものは少なく中途半端かな、と。
    料理話は『読者』に事件の核を説明するためのパートであり、推理に繋がるものでなかった。
    対して、捜査パートには料理に関することはほぼ出て来ない。
    事件が始まってからいきなり登場した刑事はキャラクターがつかみ辛くいまいち感情移入が出来なかったのは残念。

    料理自体が推理に関わってくる展開も少なく、この本は料理描写の巧いミステリ風のホラーといった感じ。
    『このミス』大賞受賞作!と期待して読むと正直がっかりすると思う。

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