一流の勝負力

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796678056

感想・レビュー・書評

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  • 2016年15冊目

    最近、久瑠あさ美さんの本をまわり呼んでいる人が多いのと
    今月の私のテーマがコーチングなので、メンタルもコーチングの一部だろうということで読んでみた。
    本書は、タイトルとおり、著者が担当したトップアスリートたちを例にとり、そのメンタルのコンサルティングをすることでどう変わったかということが多く書かれている。
    成功するにはHave toという気持ちよりwant toをどれだけ多く持つかがポイントか。
    自分の深層心理の中にあるwant toは何かをみつける簡単なワークもありやってみた。
    結果はなるほどねー、たしかにーという感じ。
    また生き様メンタルを4タイプに分類。こちらも自分がどのタイプかをみつける簡単なワークもあり面白い。

  • 無心になる、潜在意識にアクセスする
    人生は限界を超えるためにある
    逆境をどう受け止めるのかいつも問われる
    本音を語ると潜在意識が動き出す

  • p27:自分が「何かをやりたくない」「何かに向いていない」と気づいた時に、自己否定的にネガティブに捉えるのではなく、あるがままの自分を肯定して、「では、自分はどの道を進もうか」というパワーに変えることです

    p49:ストイックタイプ
    ⇒自分の美学に対する強い信念とこだわりを持ち、目標・理念を達成するために努力を惜しまない。理想を現実とすることができない状況の中で、挫折を感じることも少なくない

    p54:今求められているのは、多様性、新規性、奇抜性に富み、既存の枠組みに適応するよりも新しい価値を創り出す能力。

    p68:【一生懸命】困難にめげないで頑張る様子。我慢してやり抜く。【本気】真剣な気持ち。また、そのさま。

    p74:変型楽観主義・・・どんな逆境であろうが、そこから必ず這い上がるパワーを常に自己発電できる。苦しみやつらさを受け止め、人生に対して真っ向勝負を挑むスタンス

    p154:現状認識を引き上げて、現実ラインそのものを理想の領域にもっていくことで、挫折のダメージを軽減することができる

  • have to/want

  • 自分軸をもって、一流を目指す。

  • 自分軸で、wantsに根ざした、ありたい自分のヴィジョンに向かうメンタリティーが強化される。根拠のない自身、勘違いの能力が大切だという点にも勇気づけられる。
    12-139

  • 完璧な「受け身」タイプだった自分。”want”を意識し、なりたい自分を描き、精神的な強さを身に付けていこう

  • サブタイトルは、「成功者が実践しているメンタルトレーニング術」。
    その対象がアスリートということで、興味を持って手に取ってみた。

    コーチングでは、自己実現のために、「できるだけ具体的にヴィジョンを描こう」と言う。
    この筆者の場合は、そのことは「WANT」と表現していた。

    同じエネルギーでも、「have to」より「WANT」のために使うほうがパフォーマンスは向上する。
    WANTを探す具体的な方法としては、◆フォーカシング ◆勘違いの宣言がある。

    また生き様を、簡単なアセスメントにより、4つのタイプに分類している。
    A.王様タイプ(理想の領域で高めをキープするほどに本領発揮。現実ライン~座席の領域に落ち込んだ自分を認められない。)
    B.ストイックタイプ(振り幅の大きい人生。挫折が大きいほど成功も大きい。挫折やスランプを楽しめるようになれば一流。
    C.ストレスフリータイプ(安定を求め、現実ラインにとどまりがち。理想を求め現状打破する向上心があれば「高め安定」へ。
    D.受け身タイプ(自己評価の低さから挫折の領域に向かいがちなメンタル。まずは現実ラインまで引き上げて、そこから理想を目指す。)

    私はアセスメントする前から、きっと自分はDだろうと思っていた。
    そしてアセスメントをしてみたら、やっぱりそうだった。。。

    このタイプの長所は、「自分よりも他者を尊重する。謙虚で従順、中性的なところ」。

    短所はその裏返しで、「自己否定、自己過小評価の心理がある」。
    (これはこれまでタロットでも、カードによってたびたび指摘されてきたことです。。。)
    まずは自己否定の心を意識してコントロールし、等身大の自分に目を向ける。自分で自分を信じてあげること。

    初めて聞いた言葉だが、私のようなタイプは、「自己効力感(セルフ・エフィカシー)た欠如しているようだ。
    これはズバリ「自分に対する信頼感」。
    自己効力感については、意識(認知)レベルではなく、潜在意識のレベルから働きかけていくことが大事であるようだ。
    自己効力感が欠如している根っこには、自己に対して否定的な意識がある。
    自分を過小評価しすぎてしまう原因には、過去の記憶や認知が影響している。
    自己卑下のクセをなくすためには、自分で自分を褒め、認めてあげる習慣を持つこと。
    このような自己肯定の意識を高めるトレーニングがメンタルを強化する。
    しっかりとした自分軸を持つことではじめて、よさや能力が表面化してくるということだ。


    私は、この本を手にとって、いったん読むのをやめていた。
    というのは、最初、内容に信頼がおけるとはとても思えなかったから。。。

    帯のところに、「●五輪で浅田真央とキム・ヨナの明暗を分けたもの」とあったので、そこだけ最初に読んでみたのだ。
    そしてとてもガッカリした。

    ひとことでいえば、浅田選手は自分軸がぶれてしまい敗れた、と。。。
    自分を信じ切れずにメンタルで負けた、と読めるのだ。
    本人に対面したわけでもなく、想像の領域で、バンクーバーの本番だけにスポットを当てた、筆者の単なる感想に過ぎなかった。

    これは、あまりに薄っぺらすぎる。
    バンクーバーの本番に至るまでの4年の間に、いろいろな流れがあった。
    ・次々と改正されていったルール
    ・新ルールへの対応
    ・さまざまな試合でのかけひきの結果
    ・採点に振り回された結果、使える技と封印せざるを得なくなった技がはっきりしたこと
    ・コーチの力 etc。。。

    リンクに上がる前に既に決着がついていた部分というのもたくさんあったのだ。
    それを何もかもメンタルのせいにして、本番の4分間に凝縮させて描くのは無理がありすぎる。。。

    それ以外の部分では、筆者の体験にもとづいた参考になる記述もたくさんあっただけに、このフィギュアスケートの部分だけは残念に思った。
    筆者のメンタルトレーナーとしての信頼性を失いかねないこの部分は、むしろないほうがよかったのではないだろうか。

  • メンタルと勝負力の関係の深さを考える。
    多くの人が大人になるまでの過程の中で自分自身を信じる力を失ってゆく。
    生まれながらに持っているwantに気づき、自分自身が持っている信じる力を鍛えてゆくことで、夢や理想を実現するエネルギー源を見つけ出すことができるのである。
    メンタルは大きく4種類に分けられ、王様タイプ、ストイックタイプ、受身タイプ、ストレスフリータイプがあるそうだ。各々がタイプごとにメンタルをコントロールする必要がある。

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著者プロフィール

日本心理学会認定心理士。日本芸術療法学会会員。日本産業カウンセリング学会会員。トップアスリートのメンタルトレーニングで注目を集める。各界アーティスト、企業経営者、個人向けのメンタルトレーニングやカウンセリングを行ない、延べ2万人以上のクライアントから絶大な信頼を寄せられている。雑誌・テレビ・ラジオなど、メディア出演も多数。

「2017年 『「マインドの法則」 実践ワーク編 ※ISBN変更※→9784537214567』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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