日本は破産しない!~騙されるな!「国債暴落で国家破産!」はトンデモ話だ!

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796678766

感想・レビュー・書評

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  • 日本国は破産する、という本は過去一杯出ています。
    私が疑問に思ったのは、「その割に国債発行に歯止めをかけようとする動きがない」ということです。
    この本では、
    「円高はデフレのため」
    「表面金利が低く見えるがデフレを考えると日本の実質金利は高い」
    「国債がほとんど国内で引き受けられているということは国にとっては負債だが国民にとっては資産」
    「海外で引き受けられている分が投げ売りされればちょうどインフレ圧力となってデフレ脱却できるのではないか」
     など独自の視点で分析が加えられます。

     日本は破産へ、という論調は、

     「過去ここまで国債を発行した国で無傷だった国は無い」ということが根拠になっていますが、日本はギリシャなどとは全く違う経済構造になっている、ときちんと論破します。

  • 非常にわかりやすい。

  • 国の帳簿は複式簿記

  • ★★★☆☆

  • ズバッと言い切るところが読みやすい。僕の勉強不足のため内容は理解できず。

  • 大衆感情に流されず、自分の頭で考えること。その手助けをしてくれる本。国家破綻の不安をあおって変な金融商品に手を出さないためにも。
    国家が破綻しない理由がケースごとに書かれてあり、わかりやすかったです。簿記や数字に強くないとだまされる事が多いと感じました。

    明るい未来のために私たちができること
    ・デフレを終わらせること
    ・円高が終われば、株価は上昇する

  • 国が借金払えない!と煽る原因、増税の目的は?日銀はなぜお金を刷らない?

    日本経済の仕組みをちゃんと理解したうえで、どうすれば、お役所の言いなりにならず、幸せになれるのか?

    今、Bennieはお役所に多額の税金を課せられてピンチ!だけど、上念さんの本を読めば読むほど、奴らの本音が分かってくる

    同じような悩みを抱える人にはぜひ、不安をあおられて苦悩に陥らないよう、上念さんの本を読み漁ってほしい そこから、希望の光が一筋、見えてくるから!

  • 固定相場制と紙幣の極端な発行が影響することはわかった。利率から日本の国際の信用度が高いこともわかった。
    ただ、日本の経常収支が赤字になるのと、国債の利子分や社会保障費の増分により、国内では買い切れない状況になるのでは、と思う。

    また、償還できるかできないかではなく、償還できると思うか思わないかで国債の信用度(利率)が決まるので、市場の参加者の気分により信用が下がり買われなくなる可能性はある。そうすると行政が止まり、お金の流れが止まるのではないだろうか。

    今回はあまり時間がなく読み飛ばしてしまったため、私の疑問に対する回答が載っているかもしれない。再度読みたいと思う。破産の定義も載っていたか忘れてしまった、、、

  • b feb 25,12
    comp mar 8,12
    stop deflation
    supply money target 3.5%

  • 国に明確な破産という定義がなく日本には国債発行限度額の定義が特にないから、日本が破産しないという逃げの論理をしてるのが不満。

    まあそれ以外は正しいかなと。バランスシートで見て借金は資本に変わっているという話は今まで考えたことなかった。後はデフレ脱却論者の本なので、読みなれてれば特に頭をつかうことなく。

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著者プロフィール

経済評論家。1969年、東京都生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。在学中は1901年創立の弁論部・辞達学会に所属。日本長期信用銀行、臨海セミナーを経て独立。2007年、経済評論家・勝間和代と株式会社「監査と分析」を設立。取締役・共同事業パートナーに就任(現在は代表取締役)。2010年、米国イェール大学経済学部の浜田宏一教授に師事し、薫陶を受ける。金融、財政、外交、防衛問題に精通し、積極的な評論、著述活動を展開している。著書に『財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済』(講談社+α新書)、『タダより高いものはない』『経済用語 悪魔の辞典』(イースト・プレス)、『官僚と新聞・テレビが伝えないじつは完全復活している日本経済』(SB新書)、『日本を亡ぼす岩盤規制』『経済で読み解く日本史(全5巻)』(飛鳥新社)などがある。2013年12月より毎月、八重洲・イブニング・ラボ(https://y-e-lab.cd-pf.net/home)の主任研究員として講演活動を行っている。

「2019年 『大手メディアがなぜか触れない 日本共産党と野党の大問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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