- Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796679015
感想・レビュー・書評
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「さよならドビュッシー」の続編。
前作の終わり方がまあアレだったんですが、逆に「こんな終わり方で続編ってどうなんの?」と興味がわきまして。前作の犯人のその後とかおもしろそうだなあ・・と思ったけど、当たり前だけど、そんなわけなくて探偵役の別の事件簿みたいなものでした。そりゃそうか。
でも前作がベタながらもそこそこだったのにこっちはちょっと・・・前作が処女作なんでしたっけ?だからいろいろ稚拙なところはあるにせよ勢いがあったんだけど、その勢いがスポイルされてしまうと構成の稚拙さだけが目立つというか。
なんとなく真相も首をひねってしまったし、主人公もいきなり性格変わったような気がするし・・・いろんなところで「ぶれて」いるように思いました。うーん。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
このミス シリーズということで初めて読んでみた。音大の貧乏学生(なぜか学長の孫娘の優秀なヴィオラに好かれている)の所属する大学で、ストラディヴァリウスのヴィオラがなくなった。名探偵な臨時講師はなぜか自分に目をかけてくれ、絶対無理だと思っていた音楽祭のコンマスに就任。だが事件はそれだけに終わらず…という話。
全然面白くなかったし、色々な設定が作者に都合良すぎてこれで本当にミステリーという設定なの?ミステリー好きな人ってこんな適当な背景情報で満足するの?って気になってしまい、内容が頭に入らない。その割に大したトリックでもなく、わたしは一体何を読んだんだろう?という印象。他の作品は読まないかな。 -
全部をひとつひとつの言葉で表現しようとして、
量で攻めてくるところがやっぱり苦手でした。
圧倒的な情報量に、
登場人物の息遣いが消されてしまってるという印象。 -
面白いのだけど…
なんかこのミスってあっさりさらさらした作品が多いよね。
面白いけど読ませる作品がないというか。
そんなこのミスならではの作品です。
音大を舞台に起こるミステリー。
音大生ってこんな感じなの?
大学生なのに大学生らしくない(大人すぎたり子どもすぎたり)雰囲気だったけど。
なんか浮き世離れしすぎというか、小説じゃん!と言われればそれまでだけど、かといって小説だからとちょっとぶっ飛んでるわけでもなく。
微妙な距離感が歯痒い作品でした。
でも面白かったよ!薄っぺらで!
@図書館本 -
音楽の描写はよかったけど物語の内容はイマイチ…
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音大を舞台に、バイオリン弾きの苦学生を主人公に繰り広げられるストラディバリウス紛失事件、他。音楽の描写に力が入っていらる他はよくありそうなオハナシ。金田一少年の事件簿とかでありそう。主人公をはじめ、登場人物に魅力が感じられなくて、あまり楽しんで読めなかった。のだめみたいだと聞いていて、そんな先入観をもっていたせいかもしれない。さらっと読めたけど、クラッシックに興味のない人にはつらいかもしれない。このミスだというけど、謎解き?もしょぼかった。