ラブ・ケミストリー

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 242
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796680011

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りた本。

  • 軽く読め、オチも予想しやすくありがちでしたが、まあまあ面白かったです。ミステリーと言うよりラブコメ・ファンタジーですが個人的には大賞の「完全なる首長竜の日」より好きです。元々のタイトルが『有機を持って恋をせよ』らしいですが、やはり『ラブ・ケミストリー』の方が分かりやすく興味を引きやすそうで、装丁画と共に出版するのに成功してると思います。

  • かわいいラブコメディ。
    ちょっと予想していなかった人物で驚いた。ミステリー、というよりドタバタコメディ調。楽しくさらっと読める一編でした。



    あらすじ
    合成化学界でフェルマーの最終定理と呼ばれるまでになっている天然物プランクスタリンの合成にチャレンジ中のM2藤村は研究室秘書として現れた真下に一目ぼれしてから、「どんな複雑な構造を有する化合物でもその合成経路を瞬時にひらめく」能力を失ってしまっていた。苦難の日々の中、カロンという妖女が現れる。人ならざる力を使う彼女は、ある人間の依頼で動いているらしい。カロンは藤村が能力を復活させるために、期限までに真下と付き合えるように動き始める。
    カロンへそんなことを頼んだのは誰なのか。
    期限の日、隣の研究室に所属する唯一の友人東間が倒れる。カロンへ依頼していたのは性同一障害で藤村のことが好きだった東間だった。

  • どんなに複雑な物質であっても、瞬時に合成ルートを編み出す能力を持つ大学院生・藤村桂一郎。ところが彼は研究室にやってきた新人秘書・真下美綾にひと目惚れし、能力を失ってスランプに陥ってしまう。そんなある日、カロンと名乗る黒衣の妖女が「キミの能力を取り戻してあげる」と現れ、美綾への告白を迫るが…。東大で理系草食男子が巻き起こす前代未聞のラブコメ&ミステリー。東大卒の著者が描く“日常系コメディ”登場!天才的化学センスをもつ藤村桂一郎は、初恋によってスランプに!突然現れた死神・カロンに振り回され、超オクテの草食男子はどこへ行く!?2011年第9回『このミス』大賞優秀賞受賞作。
    「BOOK」データベース

    ちょっとこの「BOOK」データベースの本紹介は最後の方イマイチ.
    カスヤナガトの描く表紙に思わず手にとってしまつた一冊.
    全合成という科学の分野は詳しくは知らないが、知らなくても面白く読める.
    最後はえーー!そうなの!?ちょっと強引とちがうか?という感じだけど、カロンの存在を認めた時点で、まぁ、それもありか、と思う.

  • 私は現在化学系の研究に所属しており、有機合成も行っているため、有機化学のあるあるネタが非常に楽しかったです。
    もちろんフィクションですが、研究室生活がリアルに描かれていました。
    登場人物も実際に研究室にいる人をオーバーに描いたような人物ばかりだったため、読んでいて親近感を覚えました。

    ただ、ストーリー自体はいまいちだと思いました。
    こういうなんでもあり設定のファンタジーはお腹いっぱい、なのです。

    化学系の方にはネタとしてお薦めしたい小説です。

  • 理系草食男子ってかわいい。
    ミステリーというよりはファンタジーだけど、この展開は嫌いじゃない。

    2011年第9回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞受賞作
    「理系非モテ男子に贈る、前代未聞空前絶後の有機化学ラブコメ!」

    あらすじ
    どんなに複雑な物質であっても、瞬時に合成ルートを編み出す能力を持つ大学院生・藤村桂一郎。ところが彼は研究室にやってきた新人秘書・真下美綾にひと目惚れし、能力を失ってスランプに陥ってしまう。そんなある日、カロンと名乗る黒衣の妖女が「キミの能力を取り戻してあげる」と現れ、美綾への告白を迫るが…。東大で理系草食男子が巻き起こす前代未聞のラブコメ&ミステリー。東大卒の著者が描く“日常系コメディ”登場!天才的化学センスをもつ藤村桂一郎は、初恋によってスランプに!突然現れた死神・カロンに振り回され、超オクテの草食男子はどこへ行く!?

    東大院卒の著者が描いた、東京大学で繰り広げられる、理系草食男子の有機化学系ラブコメミステリー。
    超再現!ミステリーでドラマ化(2012/05/08)
    http://www.ntv.co.jp/tyousaigen/

  • 京大勢に続きついにきたか東大!!
    ただ個人的にもっとあくのある感じが好み
    理系絶食系男子あるある

    途中までミステリー?て思ってたけど
    最後の収束は驚きの連続
    このミスもっと振り返りたいな

  • 表紙絵に惹かれて即購入しました!とても読みやすくスラスラと読めました。登場人物が個性豊かで、読んでて飽きません!最後の展開には驚きました!!

  • お手軽に読めますが、
    結局、何が狙いだったのかよく分からず。

    最後はやっぱりねという感じでした。

    研究分野の部分は、
    きっとご自身の体験が生きているのだと思います。

  • 恋と化学のお話。
    けっこう突飛な話だけど面白かった。
    大学名は最後まで出さないのに、
    「けいおん」とか「ハチクロ」とかそのまま出すのはどうだろう?

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著者プロフィール

喜多喜久

一九七九年、徳島県生まれ。東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了。大手製薬会社の元研究員。第九回『このミステリーがすごい!』大賞にて優秀賞を受賞、二〇一一年受賞作を加筆した『ラブ・ケミストリー』でデビュー。主な著書に『青矢先輩と私の探偵部活動』(集英社)、『桐島教授の研究報告書 テロメアと吸血鬼の謎』、「化学探偵Mr.キュリー」シリーズ、「死香探偵」シリーズ(中央公論新社)がある。

「2022年 『死香探偵 真心は捧げられた死と香る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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