誰でも美しくなれる10の法則 全米No.1ファッションアドバイザーが教える
- 宝島社 (2011年7月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796681506
感想・レビュー・書評
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テレビで偶然にこのスタイリストをみかけて、普通の主婦があっという間にエレガントになる様を目撃しました。スカートの丈とかジャケットの素材とかそういうちょっとしたことが全体の印象を決めるのですね。この本にはそういった彼のファッションにおける信条が述べられているのですが、むしろ見所は残念な人の残念なファッションに対する全力の罵倒です。エレガントな毒舌を学ぶならこの本で!
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NHKでたまに放送してた、クローゼットの中身をバンバン捨ててくれる素敵なおじさまティム・ガンの著書。自分のファッションリーダーみたいなタイプの人を見つけて真似をする等役に立ちそうなことが多く書いてあった。自分のワードローブにお手上げな人(私)は読んだら参考になるかも。ティム・ガンがカーテンみたいなレースのはおり物が嫌いなのがわかった。何枚も持ってるんすけど…。あとバレエシューズと黒のカーディガンは買うべきなのか。成功した男性が若くて美人な嫁を貰うのをトロフィー女というのをはじめて知った。
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ワードローブは問いかけます。
「あなたってどんな人?」
服選びを成功させるカギ。
それは自分を知り、受け入れること。
じぶんを知るのは決して楽ではないけれど
難しく考えることはありません。
本書を読めば、楽しみながら
自分を見つけられるはずです。 (p12より)
ファッションには疎かった私もTVでの番組をみて
変わってゆく視聴者を羨ましく思っていました。
人生や性格までも左右するほど
女性にとって「服」の重要性を知らされました。
内容的には色々な海外の女優やモデルなどの
名前が出てきましたがよく知らないので☆‐1
知っていたらもっと楽しみたんだろうな~
今流行りの「断捨離」にも通じるところがあったので
おもしろかったです。
何度か定期的に読み返したい本でした。 -
ファッションに関する本は買って読むことが多いがこの人の存在は知らなかった。どうやら人気があるらしいアメリカのテレビ番組を観てみると、これが結構おもしろい(youtubeで観られます)。かつての日本の女性ファッション誌にあったスタイリストの押田比呂美(刑事)が読者のクローゼットを点検するという連載を思い出させる。
女性にとってワードローブの中身は永遠の悩み。できるだけ少ない服で最大限の効果を願いつつも、何を買えばいいかわからない、服が沢山あってもどれも着たくない。
覚えておきたいキーワードは、
・元カレに会っても恥ずかしくないファッション
(松任谷由実の歌に出てくる“古いサンダル”を思い出させる!)
・つねに姿勢はビストロポジション
(狭いテーブルの隙間を横を向いて通るように下腹部を意識、あるある)
彼のテレビ番組では辛辣な意見がウリのようだったが、この本では手持ちの服に対する具体的な仕分けの提案と、目指す女性のイメージを明確にすることを目的としていて、ここではそれほど厳しい口調ではなく、さすがに思想はアメリカン、シニカルなジョークもあり、例として挙げられる女性像は今時のセレブリティ。
翻訳書のため、写真やイラストが殆ど無いが、それがあえて文字の情報が多くて良い。流行に囚われないし、ある程度の知識があれば読むほうのイマジネーションが試されるので文章が楽しめる。
個人的には、他者を服装で判断したり、服を粗末にしたりすることには抵抗があるのだが、これら全てを参考にするかは別として、自分はどうありたいのかを明確にして服を選ぶという精神は忘れないようにしたいと襟を正す。読むと前向きな気持ちになれるから、ファッションに関する本が好きだ。 -
プレゼンが上手いと評判のティム・ガンの書籍を読みたいと思い手にしました。
女性向けに書かれているので、半分以上は良く分からない女性ファッションの事なのですが、それでも面白いと感じさせてくれました。
ティム・ガン独自の思想を言い切るスタイルと、翻訳であることを感じさせない野澤氏の日本語訳が良かった。
ちなみにティム・ガンとはファッション評論家で、ピーコのファッション・チェックと同じような辛口の評価をする方です。
『コストコでカシミアを買えるのは朗報です。ベビーピンクのカシミアセーターを売っている横でビーフジャーキーをまとめ買いできる日がくるとは誰が想像したでしょう。まさに「動物のすべての部位を使おう」という発想です!(P158引用)』のように面白い表現があったり読んでいて飽きません。
もちろん、ファッションの事、服の選び方や香水の選び方など勉強になることも沢山書かれています。ただしその大半は女性向けですのでご注意を。 -
NHKで放送していた番組「スタイルアップ」は大変参考になりました。クローゼットの整理をしたい方、自分のファッションを見つめなおしたい方にはお勧め。
本で著者のベーシックな考え方を取り入れ、「スタイルアップ」で映像とともに具体例を参考にするのが良いかもと感じた。 -
語り口が明快で好き。
ただ、これはファッションの思想が主な本で、ハウツー本じゃない。
ファッションは自分の本質を表現し主張し、世間と折り合いをつける工夫をするものというのが根底にある。
劣ったものとして目立ってはいけない、優れたものとして目立ちすぎてもいけない、「普通」の範囲で人より少しおしゃれにーーーファッションが迷彩である日本の文化にはなじまないだろう。
日本のスタイリストなら、着る人がどういう人かは職種とか既婚・未婚とかで判断し、最大公約数的正解のアイテムを提示する(すばらしい精度で)。
この本は最初に「あなたは何が好きなのか」を強烈に問うてくる。
それを主張することを前提に、状況と折り合うにはどういうコーディネートがあるかを提示する。
ワードローブもそのようにTPOに対応できるようになっている。アメリカの文化でだけど。
どちらが良いという話じゃなく、体型その他を考えても、日本のスタイリストの本が役に立つ人にはこの本は無用だと思う。
私は外見も性格も日本のスタイリングが合わなくてまったく自信を失くしていたのが、この本でかなりコンプレックスが軽くなった。
TPOに合ってさえいれば、人と違っても目立ってもかまわないのだと。
すっぴんですでに派手だったり体型が標準じゃない、変わり者扱いで理解されないとか、そういう悩みのある人にはきっと役に立つ。 -
ポイント
①次から次に新しいことを探してルーレットを回し直しても意味はない
問題を分析、診断して、、処方した薬を飲むまでやる。
→クローゼットを片付けて根本的に解決する!
②自分に最もふさわしいユニフォームをもつ
仕事着は「元カレにばったり会ったとき困らない」を基準にそろえる!
1 トレンチコート
2 ジャージの代わりになる服 白Tシャツ(ボートネックの薄手セーター)と黒いカプリパンツとスポーツシューズ(バレエシューズ)
3 ブーツ、パンプス バレエシューズ(ごついスニーカーの代わりに)
4 場所を選ばないジャケット
5 ジュエリー 豪華なもの&いつも身につけるもの
6 透けない下着
7 デイドレス2着
8 アフターファイブ用の服(7と合わせてワンピースかな)
9 安くて新しいアイテム
10 デニム
③着たときにハッピーになれない服や、自信が湧いてこない服を処分する
毎日お気に入りアイテムを必ず身につけると自信が得られる